ビリー・サマーズ 下

  • 文藝春秋 (2024年4月8日発売)
4.23
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784163918327

作品紹介・あらすじ

作家デビュー50周年に放つ、物語愛に溢れる大傑作

 狙撃を実行したが結局、司直からも依頼人たちからも身を隠す羽目になったビリー。しかもたまたま、潜伏する家に転がり込んできた若い女性アリスを助けることになってしまった。
 いったい何が起きているのか。依頼人は何を狙っていたのか――。ビリーは殺しの仕事の真相に近づくべく、策を練りはじめる。しかし、追い出すに追い出せないままのアリスをどうすればいいのか。執筆途中の小説も気にかかる。物語は急転回から加速して、ビリーの運命は思わぬ方向に動き出す!
 事件の真の目的と黒幕とは!? 先読み不能な展開の末に、キング史上最も美しい名場面が――。殺し屋史上最高にカッコいい男の罪と罰、贖罪と復讐。そして物語を読むことと紡ぐことへの愛。巨匠がついに生み出した最高のクライム・ノヴェルに、震撼せよ。

みんなの感想まとめ

物語は、元軍人で凄腕の殺し屋ビリー・サマーズが、最後の仕事を終えた後の復讐の旅を描いています。彼が助けた若い女性アリスとの関係が深まる中、物語は急展開を迎え、ビリーの内面や過去が明らかになっていきます...

感想・レビュー・書評

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  • 鬼★5 今年イチ推し犯罪小説、エンタメ王キングの新作! 控え目にいって必読書 #ビリー・サマーズ

    上巻のレビューはこちらから
    https://booklog.jp/users/autumn522aki/archives/1/4163918310

    ●人の幸せって、何?
    誰もが一度は憧れる、大金持ち。何でも手に入れられるようになれば、夢のような生活が送れそうですよね。でも…この物語を読んでると、果たしてそうなのかって疑問に思えてくるんですよ。

    気さくで優しいご近所さんに囲まれ、ケーキをおすそ分けしてくれたり、夕食に誘われる。懐いた子どもたちとモノポリーで遊び、休日は一緒にカーニバルに出かける。つつましい生活をしながらも、ふとした幸運に恵まれた時に、一緒に喜べる相手がそばにいる。

    大金なんてある必要ない。自分のことを大切に思ってくれる人に囲まれてることこそ、幸せなんでしょうね。

    ●自叙伝に認められた人生の戒め
    ビリーが書き記す小説、彼の壮絶な人生が力強くも切なく描かれていきます。そしてストーリーの終盤まで繋がっていくのですが、自らの不幸をしっかりと受け止めているビリーに涙が止まらんですよ。かつて見た映画、パーフェクトワールドを思い出してしまいましたね。

    子ども世代への圧力が今後の人生にどのような影響を与えてしまうのか。不運や気の毒だったという言葉では決して片付けてはいけません。現代では是正はされていますが、まだまだ実際にある社会問題です。

    ●黒幕と動機
    物語の後半、当初はよくわからなかった事情がわかってくる。入り組んでいたようで実は単純。不思議だった情報につじつまが合ってきて、読む手にも力が入ってきますよっ

    黒幕の動機がマジで許せない。本作に登場した一連の悪党たちは、なんだかんだ人間味に溢れているけど、こいつはシンプルに鬼畜。こんな奴はビリーは絶対に許さない、やっちまえ!って、ガンガンに応援しちゃいました。

    ●ラストシーン
    もう何も言えない。ぜひ読んでくれ、としか言えない。

    ひとつだけ感想を言うと…こんなにもひとつひとつのセリフに愛情がこもっているやり取りは見たことがないです。

    ●終わりに
    結構な分量のレビューを書きましたが、本作の「メインどころ」については、ほぼ触れてません。実は目一杯語りたい部分なんですが、ぜひ体験して欲しいので、あえてなにも書きませんでした。後半からの展開はマジ必読です。絶対に読んでほしい。

    スティーブン・キングが描く犯罪小説、2024年のトップレベルの一冊でした。

    ■ぜっさん推しポイント
    30年くらい前、まだ自分も調子に乗っていた若い頃のお話。ある友人から受けた行為がトラウマなっています。正直いまだに憎んでいるし、いつかやり返したいとさえ思っています。

    しかし、具体的に報復のようなことは絶対にすることはありませんよ。犯罪行為になっちゃいます。ただ犯罪になるからしないのではありません、感情としては別にそこまでしてもいいんです。(若干コワイ話になってきましたが、もちろん犯罪予告ではないよ)

    では何故やり返すことをやらないのかというと、それは今の私が幸せだからです。妻や子ども、楽しい友人、望む仕事や同僚たち。仕事が終わったらお風呂に入りながら本を読んで、休日は喫茶店のモーニングセットをいただきながら本を読む。お金持ちではないですが、人並みに給金をいただき、健康面も概ね問題ない。

    これ以上の幸せがあるでしょうか、昔のどうでもいい過去の恨みなど、今の私には雑音ですらありません。本作のような素晴らしい作品を読むと、ふと自分の人生を振り返りたくなるもんでして。

    さて、みなさんは幸せですか?

  • 下巻はビリーが、助けたアリスと共に、復讐の旅に出る。旅の記述が平坦で、最後の対決まで興味が続かず残念だった。作中作もイマイチだった。
    「すべては偶然の産物、その後つづく出来事もすべて偶然の産物ーそれが真実だ。」
    上巻がいい所で終わったので、下巻に期待していたのですが、残念でした。主人公が愛読していたエミール・ゾラの『テレーズ・ラカン』に興味が湧きました。

  • 読書備忘録915号(下)。
    ★★★★★

    【再掲】キングですから。★の数は。
    本作はスーパーナチュラルな要素のない普通のクライムサスペンス小説。

    改めて、主人公は凄腕のスナイパーで殺し屋のビリー・サマーズ。
    殺し屋家業を引退することに。
    最後の仕事のターゲットは殺人事件で収監されている殺し屋ジョエル・アレン。

    狙撃でターゲットを仕留めるビリーとして、いつどこで狙うか?
    依頼者のニックから、裁判所に入る一瞬を狙ってくれと。

    ビリーは小説家デイヴィット・ロックリッジとして裁判所が見下ろせるビルに事務所を構える。同じビルに働く若手弁護士、会計事務所の社員ともめちゃくちゃいい関係に。ランチとか一緒に!
    住処は、落ち着いた住宅街。近隣住民の家族ともとんでもなく良い関係に。ビールとか一緒に!

    しかし用心深い凄腕の殺し屋ビリーは、念のためニックにも明かしていないもう一つの偽名、IT技術者ドルトン・スミスとして別の地域で生活することに。
    ビリーはここでもアパートメントの住民とちょ~良い関係に。鉢植えの水やりとか!

    そしてビリー。どうせなら小説家として自らの自伝的小説を書いてみることにした。
    小説を通じて、妹を父親に殺されたところから始まる壮絶な生い立ちが語られる。
    この小説内小説が、この作品の大きな意味と役割を持つ。

    上巻はターゲットを仕留めるまでの半年、小説家デイヴィットとIT技術者ドルトンの穏やかな生活と、自伝小説という形でビリーの生い立ちを描く。
    そして、暗殺ターゲットの処理を無事終了。

    そうです。まだ丸々下巻がありますよ。
    物語はここからでしょう!

    なぜ、すでに殺人罪で捕まって収監され裁判に掛けられる犯罪者を暗殺しないといけないのか?ターゲットだったジョエル・アレンは何を知っていた?
    それがバレたらやばい黒幕がいるのか?ニックの背後に?
    ということは、ビリーもジョエル暗殺を成功したあと消される!当たり前?
    暗殺終了後ドルトンとして姿を消すビリー!

    そしてアリス登場!
    街のごろつきにレイプされ瀕死の重傷を負ったアリスをビリーが助けたことで運命共同体に!アリスを妹と重ねるビリー。アリスの回復に全てを注ぐビリー。
    そして目的を果たすために動き出すビリー!
    自伝小説の後半はどうなる!

    下巻の内容は一切割愛!

    最後の巻末解説より。
    ----------------
    犯罪者を描くクライム・ノヴェルへの愛着をことあるごとに語ってきたキングが、ついに最高の犯罪小説を生み出した本書の価値。
    『ドクター・スリープ」以降の一気読みエンタメ路線からギアをひとつ落とし、低重心でじっくりと、小説的な遊びや技巧を凝らして、罪と罰、贖罪と復讐、そして物語を読むことと物語を書くことへの愛をも編み込んで書き上げた傑作と言っていいでしょう。
    ----------------

    自伝小説のエンディングと現実のエンディング。
    そういうことですね。切ない・・・。

    で、上下巻を並び替えて一枚の表紙絵に。と思ったら機能が無くなってる!
    がびょ~ん!
    と思ったら、Web版での機能は4/Eでお終いだけど、スマホアプリに機能を追加するから待ってろ!とお知らせに載っていた!
    待つしかない!

    • ゆーき本さん
      しんさんのアイコンは
      瑠璃光院?
      しんさんのアイコンは
      瑠璃光院?
      2025/05/07
    • shintak5555さん
      ユキさま
      下巻だけ読めば大丈夫!に致しました!
      なんじゃそれ!
      ユキさま
      下巻だけ読めば大丈夫!に致しました!
      なんじゃそれ!
      2025/05/07
    • shintak5555さん
      ゆーきサマ
      良く見えますね〜!
      瑠璃光院です。青紅葉がめっちゃ綺麗でした。
      GWとはいえ、平日なので全く混雑なく満喫!
      ゆーきサマ
      良く見えますね〜!
      瑠璃光院です。青紅葉がめっちゃ綺麗でした。
      GWとはいえ、平日なので全く混雑なく満喫!
      2025/05/07
  • 上巻の最終盤でとんだやっかいごとに対処するはめになったビリー。
    ただそこでのビリーの振る舞いが、主目的は自身の潜伏生活への危険を排除するためだが、半ばやけくそ気味になりつつもやっぱり「善き人」の行動様式。

    このアクシデントから思わぬ旅の友が増えることになる。

    ということで後半は自分を嵌めたニック、そしてその奥にいる真の黒幕へ落とし前をつけに行くロードノベルの様相。
    上巻から時折挟み込まれていた作中作もいよいよビリーの心の奥底に沈むイラク戦争での喪失と対峙することに。

    この”ひと仕事”の筋書きはビリーが睨んだとおりだったのか、真の黒幕は誰で何を狙っていたのか、気になり過ぎてどんどんページが進む。
    真の黒幕が見え、霧が晴れてしまってからはさすがに既視感が強まり(『拳銃使いの娘』が強くよぎった)ややダレてしまった。
    それでも物語の前半出てきたエピソード、登場人物達を置いてけぼりにせず今一度攫うところだったり(とある女性との関係はやや置いてけぼりだった気もするが)、作中作を上手く使ったおしゃれな結末の書きっぷりに、結果ちゃんと最後まで楽しませてもらいました。

    このミス2025年度版海外編2位。

  • 下巻序盤でアリスをレイプした男たちに制裁を加える所は、本当に最高!スカッとした!
    本当なら3人ともやっちゃえばいいのにとも思ったけど、主犯のカスにぶち込むのが最高。
    中盤からビリーが救われていく話になるのは流れとして納得。

    初のスティーブン・キングは最高に面白かった。
    年末には既に本国ではめちゃくちゃ売れてるらしい本がまた出るらしいのでそれも読みたいな

  • 悪人しか殺さないことを条件に裏社会に雇われて殺人稼業を続けてきた元軍人で凄腕の殺し屋ビリーサマーズ。
    そんな彼が引退を決め二百万ドルの報酬で最後の仕事を請け負う…

    そんなあらすじですが、後半になるにつれどんどん話が動き出し面白くなってきます(特に下巻!!)
    ネタバレせずに面白さを伝えるのは難しいので興味のある方は手に取って欲しいです。

    殺し屋なのに人情味溢れ、優しくて良い人の部分が隠しきれないビリー(悪人には容赦しないけど、一般市民…特に女の人やこどもに優しい)
    過去が明らかになるにつれ、もしも生まれ育った環境が違っていたら…と思わずにいられません。
    映画を見ているようなドキドキと切ない余韻が残りました。

    殺し屋と言えばレオンのジャン・レノが一番カッコいいと思っていたけど、ビリーサマーズも負けてない!

  • ネタバレになるほど具体的なことは書いていないがなんとなくフィルター付けておこう。

    読み終えてからじわりじわりと心に沁みてくる。アリスの心を占めるビリーの存在と、読み終えた読者の心を占めるビリーの存在はきっと同じくらいになっているんじゃないかな。そんなことを感じる読後感だった。

    ビリーは殺しの仕事を遂行するために身分を偽る必要があり、小説家として地域に溶け込む。その小説で描かれた内容を読み進めたらきっと上記のような感想を少し分かってもらえるのではないかと思う。そして、この小説が後半のビリーのある描写でとてもグッとくるし、アリスの行動と気持ちにとても心を揺さぶられる。なんだかさらにじわじわと心を占めてくる。

    善人も悪人もどちらも多く登場するが、良くも悪くも「悪人」を色々と意識されられる。殺し屋であるビリーや犯罪組織に所属しているもの達は善人ではない。だが、型通りに当てはまらない魅力ある人物たちが多い。そんなところも最初の感想に至った要素だと思う。ただ「悪人」には嫌悪しかない。真実が明らかになった時の不愉快さは相当なものだった。

    そんな感想を抱いたが、読む人によって感じることは様々だと思う。でも、もしかしたらこれだけは一緒かもしれない。ビリーは絶対に大喜びしてると思う。

  • とんでもない長編でした。
    上巻は割と低速に、主人公・ビリーの「殺し」の前の生活と、ビリーの描く自伝小説が描かれています。物語が大きく動くわけではないのに、描写からその時間の儚さや楽しさ、悲しさや辛さが伝わってくるため、どんどん読み進めてしまいました。下巻からは打って変わって怒涛の展開。
    思いがけないラストは涙なしでは読めませんでした。罪と罰、贖罪と復讐、そして物語を読むことと書くことへの愛が綴られた傑作でした。
    ビリー・サマーズが素敵過ぎ。

  • 二段組、上下巻なのに、リーダビリティが高くて、長さを感じない。
    流石のスティーヴン・キング。仕掛けがこんなにもあって、その仕掛けのための描写が細かいのに、全く苦にならず。
    ただのミステリー作家ではないので、ビリーだけでなく、アリス、バッキーさらに、マージ(!)の人生まで描いてしまう。
    さらに、小説を書くということは、異界に足を踏み入れるということ。その境地も描く。
    そして、トランプ政権下の社会情勢も加味して。(キングはトランプ支持者ではないことがはっきりわかる)

    久々のキング。盛りだくさんで読者を掴んで離さない力技を楽しめました。

    • shintak5555さん
      リストに積んでます。
      夏くらいには手に取ります。サマーズですからね!
      リストに積んでます。
      夏くらいには手に取ります。サマーズですからね!
      2025/03/27
  • 2021年8月刊のBILLY SUMMERSを翻訳して、2024年4月文藝春秋刊。アリスが登場して、俄然面白い展開が始まり、目が話せなくなる。これほどの展開を見せてくれるキングは魔術師かも。ビリー、アリス、バッキーの会話も楽しい。予想していなかったラストも強烈で、このあと、アリスはいったい、どうするんだろうと、とても気になった。ありがちな展開だが、登場人物たちの描写が素晴らしく、すっかり感情移入してしまった。感無量。

  • 今回も、最高でした。書くことの素晴らしさを、登場人物を使って訴えているラストも含め、感動しました。他の作品で使われている、あの幽霊ホテルまで出てくるところも、キングファンには刺さりますね。

  • プロの殺し屋スナイパービリー・サマーズ。アリスが登場してからは、この関係性はどこかで見たことが・・・そうだ、映画レオンのレオンとマチルダのようだった。ビリーのもう一つの顔、小説家の描写はミザリーを彷彿とさせるし、シャイニングのオーバールックホテルが出てきた時はちょっと嬉しかった。内容はとんでもない変態小児性愛者とかレイプとか重くて苦しいけど、途中からビリーをどんどん好きになっていったから最後は悲しかった。アリスのその後が読みたい。

  • 犯罪小説ともミステリともカテゴライズが難しい。
    でも題名はビリー・サマーズしか考えられない。彼の人生、最後の仕事、アリスとの出会い、物語を紡ぐことの美しさ。

    いつもの絶対的な善と悪の対決や怒涛の展開はないのに、話に引き込まれ胸を打つラストが待ってる。読後の今なんだか涙が止まらない。
    キングを読める幸福...感謝しかない!

    そしてシャイニングの景観荘ホテルが登場しててそれも嬉しかった。

  • 下巻は上巻の内容がまだまだ序盤だったと感じるほど、想像外の展開の広がりを見せた。

    上巻ラストで偶然出会ったアリスの存在が際立ってくる。最初は性被害者としての記号が全面に出ていたアリスは平凡な若い女性だが、ビリーとアリスの関係性は次第に深くなっていく。彼女がいなかったらこのラストと感動はなかったはず。

    ビリーが引き受けた最後の仕事の真相にも迫っていく。やはり依頼者の裏にさらなる黒幕がいたが、ビリーが金のためではなく、名誉のために闘いに向かう場面も見どころの一つだった。

    そしてビリーの自叙伝的小説がメタフィクションとしての仕掛けを想像以上に超え、ラストに大きな効果を発揮する。「物語ること」の力や意味を巧みに小説として表現されているのがさすが。ビリーの人生と長い旅を見届けたような読後感にしばし浸り、久しぶりのキング作品を読めてよかった。

  • #読了 #ビリー・サマーズ #スティーヴン・キング
    狙いは決して外さない凄腕の殺し屋、ビリー・サマーズ。標的が悪人である殺ししか請け負わない。そんなビリーが、引退を決意して「最後の仕事」を受けた。

    下巻が好き。ヒリヒリする展開だけど、アリスとの関係がロマンティックに感じてしまう。

  • アリスと出会ってからのビリーの物語は上巻とは違ってプラトニックな恋愛小説風。ギャングや警察、FBIにも追われているのに緊迫感を覚えない。淡々とした逃避行の合間に書かれる、過去のファルージャの戦闘生活の回想。でもキングの手にかかれば、命を愛おしみ、物語や音楽を愛する芸術になるのが不思議。最後は切ない。

  • この人がここでこうつながるのかー
    っていう面白さはありました

    いろいろな根本の原因は
    日本の戦国武将のような
    アメリカ版というか、事実ありそうな。。

    でも、小説の中に、小説を描き
    そこから話が進展していくところは
    とてもおもしろいし、興味深かったです。

    もっとスティーブンキングに詳しい方や
    原本で読むことができるかたなら
    もっと、キングと作中作の違いがわかり
    興味深く読まれるかと思います。

    単純な感想は、すごく切ない。です。

    異能機関のすぐ後に読んだけど
    異能機関もそうだったけど
    なんか最後切なくなるんだよね・・・
    そういえば、グリーンマイルもしかり。
    グリーンマイルは映画で何度も泣いたけど
    本で読むと
    、やっぱり切ない感情だけ残るんだよね・・・

  • 面白かった…。
    帯の「全てのページが面白い」は本当だった…。
    軽妙な文章、予想できない展開、魅力的な登場人物たち。
    どれも最高。
    その上、物語への敬意と愛情に溢れていてたまらなかった。
    自分の物語を紡ぐことと、他者の物語を受け入れることで、回復するものは確かにあるのだ。

  • 長かったー。2段組の小説なんて久しぶり。細かい描写が多すぎてもっと文字数減らしても話の筋は通るのでは…と上巻の最中は思ったけれども、下巻からはハイスピードで物語が進み始めて読む手が止まらなかった。あの上巻じれったくなるご近所さんとの平和な日常や子供たちとの時間は下巻への伏線だったと、今なら分かる。

    物語の背景では、アメリカの所得階層と生活レベルがよく分かるし、銃とドラッグが合法的な文化ならではの不幸もよく読み取れる。トランプとメディアのことも。

    スティーブン・キングの作品は初めて読んだ。心に残る作品だと思う。しばらくじっくりと余韻に浸りたい。隅々にまで本当らしさを感じる作家だと思う。悪人を殺すスナイパーは、大部分は善人で本人も自分は悪人であることを知っていて葛藤しながら、善くありたいと望む姿が人間らしく素晴らしく感じた。

    壮大なる殺し屋のストーリーだった。

  • さすが 面白かった
    ビリーサマーズの物語
    ビリーサマーズは殺し屋で、罰を
    受けなきゃいけないって言ってた
    けど、愛すべきいい人
    アリスを助けて本当に悪い奴をぶちのめしたんだから


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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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