まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163918884

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  • 【本格ミステリ×捕物帖! 大胆トリックの意欲作】岡っ引きの佐吉は、髪を切られ殺された女の身元を明かそうと奔走するが……時代物ならではのトリックを仕掛ける連作ミステリ短編集。

  • 【相生町の親分】と慕われた父親の後を継ぎ岡っ引きとなった佐吉が主人公の江戸の捕り物帖。5話収録。新米岡っ引き・佐吉の相談役で何かとサポートするのは友人で町医者の秋高。小料理屋を切り盛りする佐吉の姉・おふじ、佐吉達の友人で小間物屋の跡取り息子・直太郎など個性豊かなキャラクターたちが登場し物語を盛り上げる。『三つの早桶』と『夜、歩く』の2話が展開が見えず特に面白かった。どちらもお武家の話で侍ならではの終幕に町人の私は気持ち悪さを感じた。科学捜査のない時代に出来る捜査は聞き込み、そして人情。シリーズ化希望。

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著者プロフィール

1980年イギリス・ロンドン生まれ。2013年、第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞した『霊感検定』でデビュー。15年、第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞した『記憶屋』は、シリーズ累計35万部を超えるベストセラーとなる。その他の著作に『SHELTER/CAGE』『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『301号室の聖者』『世界の終わりと始まりの不完全な処遇』『ただし、無音に限り』『響野怪談』がある。

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