巨人軍vs.落合博満

  • 文藝春秋 (2024年10月10日発売)
3.67
  • (10)
  • (50)
  • (30)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 285
感想 : 36
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784163919058

作品紹介・あらすじ

【発売1カ月で3刷重版!売れています!】

 《徹底検証ノンフィクション》
1993年12月、40歳落合博満のFA移籍は事件だった。
巨人にとって落合がいた3年間とは何だったのか――?

「なぜ巨人・落合監督は誕生しなかったのか?」
そのナゾを解くヒントは落合の巨人在籍時代(1994~96年)にあった。

40歳で巨人へ電撃移籍した落合。推定年俸は当時球界最高の4億500万円。「残念ですね」「とても4億円の値打ちはない」巨人軍OBから猛批判の声が挙がる。OBもマスコミもみんな落合に冷たかった。

 《目次》
 1 巨人FA移籍は事件だった

 第1章 アンチ巨人の天才
 2 「ポケットに5円だけ」落合博満前夜
 3 じつは一度消えた「巨人・落合博満」
 4 「中日を離れるのがイヤだった」

 第2章 初キャンプ
 5 「巨人はこんなに練習しないのか」
 6 「巨人を棄てる。」騒動

 第3章 1年目(1994年)
 7 落合はこうして巨人を変えた
 8 あの完全試合のウラ側
 9 エリート・原辰徳vs.雑草・落合博満
 10 「オールスター落選事件」 vs.野村克也

 第4章 ジャイアンツでの初優勝
 11 「お前、2度目だろ」デッドボール事件
 12 「まず落合を切れ!」 vs.巨人軍OB
 13 伝説の10・8決戦「落合が泣いた日」 

 第5章 2年目(1995年)
 14 原辰徳vs.落合博満、再び
 15 まさかの名球会拒否騒動
 16 嫌われた41歳の“最終戦争”
 17 ライバル原辰徳37歳の引退

 第6章 ラストイヤー(1996年)
 18 落合博満vs.松井秀喜「不仲説」
 19 「落合解雇」シナリオが作られた
 20 消えた「巨人・星野監督」
 21 「絶望のデッドボール」 vs.星野中日

 終章 巨人軍に裏切られたのか
 22 FA移籍「落合博満vs.清原和博」騒動
 23 幻の“巨人残留オファー案”

 《著者プロフィール》
 中溝康隆(なかみぞ・やすたか)
 1979年埼玉県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。
 2010年開設のブログ『プロ野球死亡遊戯』が話題に。
 「文春野球コラムペナントレース2017」では巨人担当として初代日本一に輝いた。
 著書に『プロ野球死亡遊戯』(文春文庫)、『キヨハラに会いたくて 限りなく透明に近いライオンズブルー』(白夜書房)、『起死回生 逆転プロ野球人生』(新潮新書)など。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • てやんでい
    こちとら生まれる前から巨人ファンでい

    「巨人」が好きなのでね
    全員好きなんです
    我が読売巨人軍のユニフォームを着ている者は無条件で応援します
    それがファンてもんでしょうが!

    落合も、原も。松井も、清原もみんな好きだった
    でもあえて1番を選ぶとすれば、あえて自分のヒーローを選ぶとすれば


    背番号49!


    ウォーレン・クロマティでしょうが!(落合じゃないんかい!)

    あ、落合の話だった

    はい、落合が我が読売巨人軍に在籍した3年間のあれやこれやです

    当時のことを思い起こすと、たぶん憤っていたな
    なんでみんな落合にわーわー言うねん
    せっかくあの大打者が我が読売巨人軍に来てくれたんだから、みんなで応援しようよ!と

    そういうとこあるのよ
    我が読売巨人軍の周りには、わーわー言う人多かったんよね
    当時は特に

    で、あらためて本書を読んでみて
    落合が我が読売巨人軍に残したものってめちゃくちゃ大きかったな〜なんてことを思ったのでした

    ちなみに今シーズンの我が読売巨人軍は5月4日時点で阪神と並んで首位であります

    去年は最後の最後で横浜に美味しいとこ持っていかれてしまったのでね

    今年こそ我が読売巨人軍には日本一を奪回してほしいものです

    頼んだよ!我が読売巨人軍!

    • bmakiさん
      浜松は巨人ファンなのかぁ。。。
      中日かと思っていました。
      新聞も中日新聞の人と静岡新聞の人が半々くらいだったので。
      浜松は巨人ファンなのかぁ。。。
      中日かと思っていました。
      新聞も中日新聞の人と静岡新聞の人が半々くらいだったので。
      2025/05/04
    • ultraman719さん
      最近、あんまり野球観てないですけど…
      関西ですが、巨人ファンなんですわ。
      最近、あんまり野球観てないですけど…
      関西ですが、巨人ファンなんですわ。
      2025/05/06
    • ひまわりめろんさん
      ウルちゃん

      偉い!
      ウルちゃん

      偉い!
      2025/05/06
  • 落合は40歳~42歳(1994~1996)の3年間、巨人でプレーしている。

    1994年は、槇原が広島戦で完全試合を達成したシーズンだ。
    最後のバッターのフライを落合が取った瞬間、サードの長嶋一茂が槇原に駆け寄るシーンはテレビでよく見る。
    この試合、福岡ドームだったんですね。
    入団2年目の松井が3番で、4番が落合でした。
    なお、広島は江藤と前田がケガで欠場してました。
    巨人も原が脚の故障で欠場しており、長嶋一茂がスタメンだった。
    プロ野球ファンにとっては、こうした細かい情報も書かれていて面白かった。

    1994年は130試合目で中日との直接対決による最終決戦となった年でもある。
    槇原・斎藤・桑田の3本柱を投入した優勝シーンもテレビでよく見る。
    この試合落合は、先制のホームランと逆転のタイムリーを打っている。
    「長嶋監督を胴上げしたい」と言って入団し、1年目で実現した。

    3年目の1996年は、11.5ゲーム差を大逆転し優勝する"メークドラマ"の年だ。
    シーズン後半の松井の活躍が大きいが、4番に落合がいたからとも言える。
    長嶋監督の松井秀喜4番打者への1000日計画の時期にも重なるので、松井の話も多い。

    落合の巨人2年目に原は引退している。
    4番打者として落合との対比のためか、原の話題も多い。

    1997年は清原が巨人に来て、落合は日本ハムへ移籍することになる。
    当初は落合は巨人に残るつもりだったが、球団代表などの言動に愛想をつかしたようだ。
    1996年オフの巨人フロントのドタバタぶりを落合・清原目線で書いていて面白かった。

    何が真実かは分からないが、巨人のチーム作りは素直に賛同できないことが多い。
    他チームの主力選手を金の力で引っ張って来るが、期待通りに活躍する選手は少ない。

    私の評価だと、チームの要として期待通りに働いたのは、張本、落合、小笠原くらい。
    今後はそういう選手は出てこないでしょうね。
    実力者は、メジャーに行っちゃう時代になったから。

  • 落合博満という人の男気というか凄さが改めてわかりました!
    以前清原和博著「男道」を読んだ時にも思いましたが…………やっぱり巨人嫌い(笑)

  • 関連の本をいくつか読んでいるせいか、まとめ本のように感じ、新たな内容が少なく感じたのは残念。
    タイトルにだまされた感あり、そこの部分がもっと濃いのかと思ったらそうでもなかった。

  • 50年来の巨人ファンです。
    落合が移籍してきた頃から数年間はファンとしても複雑な思いを抱きながら応援していたのを思い出しました。球団にお金があるだけに極端な方向に行ってしまった感が否めませんでした。
    落合も偉大な選手ではあると思うし今作品で彼の努力や悩みも分かり、興味深く読めました。

  • 大谷やイチローもすごいが、落合もすごい。自分の若い頃に見ていた名場面が蘇る。あっという間に読み終わった。

  • 巨人は全然好きじゃないけど、途中落合同様に応援してしまう。作者が野球好きなのが伝わってくる。ほかもぜひ読みたい

  • 膨大な報道の総集編。

  • 1994年~1996年の3年間、読売巨人軍に在籍した
    落合博満の物語。
    OBやフロントとの確執、
    その中で結果を出し続ける落合。
    プロです。
    著者本人による取材は一切なく、
    様々な文献をまとめた形。
    まだ対象者が存命のうちに、と思います。

  • 落合のいた3年間、リアルタイムで観ていた者として、以外と数字は残していたのだなという感想。あの当時、生中継はジャイアン戦だけの時代で、特に4番は一挙手一投足が写し出される。チャンスで凡打した時のイメージの方が強かったのかな。それは原にも言える事だった。常にONと比較されていて、チャンスに弱いレッテルを張られていたが、数字上では合格点なのではないか。
    色々なメディアの当時の記事の抜粋で、その当時の空気感が感じられ、興味深く読みすすめられた。

    心残りは、一度、ジャイアンツを指揮してほしかった。選手時代の実績は充分すぎるほどだが、監督としての実績もそれ以上だと思う。まだ、チャンスはあるかな…


  • 落合博満氏が出てくる作品はついつい手に取ってしまう。

    生き方が僕の理想の思考に近いのでかっこいいなと思ってしまうのだ。

  • 巨人OBが邪魔ですね

  • 落合博満を知りたく読ませてもらいました。

  • 中日の監督を引退してからはすでに10年以上が経ち、その後に務めたGM退任からも5年以上が経とうとしているのに、落合博満という野球人はノンフィクションの題材であり続けているようだ。

    彼が監督を辞めてから一度も優勝していないこと、特に落合時代にレギュラーを剥奪された立浪が監督だった直近3年間はすべて最下位だったこともあり、監督時代の彼に注目が当たるのはわかる。ところが、本作はその落合が中日を出てから3年間在籍した巨人時代を描こうというのだ。巨人時代の落合といえば、すでに40歳を超えていたにもかかわらず、初のFA選手として巨人に加入して優勝の立役者になったというイメージがある。すでに衰えが見え始めてもおかしくない年なのに、相変わらずバットマンとしては一流だった彼は、同時に、口うるさい巨人のOBたちから常に批判を受けていた。

    そんな「巨人での」落合博満を描こうとしたのは、『プロ野球死亡遊戯』でノンフィクションライターとして著名となった中溝さん。『プロ野球死亡遊戯』は、彼のあふれる巨人への愛がほとばしるようなブログで、私自身もまだ彼がプロになる前からよく読んでいたサイトの1つだ。普通のノンフィクションライターやルポライターというのは、ネタ切れを恐れてカバー範囲を広げていくものだが、今のところ彼は未だに巨人を中心に書き続けているようだ。そのマニアックな視点とあふれる愛は、ある意味ではノンフィクションライターの1つの理想形と言えるかもしれない。

    その彼が巨人の落合を描くにあたってとった手法が、徹底的に過去の記事を読み漁るというものだった。ノンフィクションを通常書くときには、ライターが自分で取材をしたり、あるいは一次情報に当たったりして、他の人がまだ見つけていない情報をもとに書くことが多い。ライターにとってはオリジナリティーは非常に重要だし、わざわざ書くのであれば、新しい情報を付け加えることに意味があるからだ。

    ところが、本作の場合は、著者は自分で取材をしたり、あるいは一次情報を探しに行ったりといったことはほぼしていない。その代わりに彼がしたことは、当時の落合のことを報道した週刊誌や新聞を徹底的に洗い直すことだった。言ってみれば、彼は当時のメディアのあふれる情報を再構成して、落合博満という人間像を描き直したのだ。もちろんそれは、彼が巨人をずっと見続けてきて、頭の中に確固としたストーリーがあるからこそできたことだろう。

    そして、その彼が浮かび上がらせる落合像は、一般的に言われている「俺流」ではなく、長嶋茂雄という1人の野球人に憧れ続けた1人の男であり、周囲への気遣いをした上で、なお自分の主張を貫く孤独な人間だった。彼が、実は常に熱い人間であることは『嫌われた監督』を読んだ人はすでに知っているだろうし、最近のYouTubeを観ていれば、彼が本当は温かな人間であったことも知っているはずだ。それでも当時、そのような情報が流れなかったのは、本書でも触れられているように、OBたちのやっかみがあまりにもひどかったということと、当時のメディア人たちが売れるために戦略的に落合を叩いたということだろう。もちろん、メディアに対して積極的に対応しなかった落合にも原因があるとは言える。

    また、本作は『落合博満と巨人軍との戦い』というタイトルとなっているだけあって、当時のジャイアンツに在籍していた原や松井、長嶋や清原といった様々な人間を同時に描く群像劇のような形になっている。その中心にあるのは、巨大な重力を持った落合という人間ではあるが、原のように彼と距離を取ろうとして、引退まで追い詰められてしまう男もいれば、同じように、才能を持ち続けているがゆえに適切に距離を取ることができた松井という存在も出てくる。

    その中で、やはり人間ドラマとしてひときわ輝くのは、落合という人間が長嶋に憧れているがゆえに巨人に入団し、そしてその落合を慕っていた清原が巨人に入ってくるがゆえに、落合が巨人を去ることになるという流れだろう。まるでこのように書くと因果応報のように聞こえてしまうかもしれないが、実力と人情が複雑に絡み合うプロの世界では、こういったことは落合の例だけではなく、他にもあったのだろう。そもそも、ベテランに憧れて成長してきた若手が、ベテランを引退に追い込むのがプロスポーツの世界なのだから。

    本書を読むと、日本ではJリーグやBリーグのようにプロスポーツが根付いたとはいえ、書き手側としては、まだ圧倒的に野球を題材にした方が面白いのだろうと思う。本書のような吸引力のあるノンフィクションが、他のスポーツでももっとたくさん出てくるようになれば、日本のスポーツはもっともっと面白くなるだろう。

  • 野球を全く知らない私でも楽しく読めた。おれ流とは本当の意味で結果を求め、チームに貢献しようとする現れなんじゃないかと感じた。

  • 【巨人軍vs.落合博満】
    著者は中溝康隆さん。ブログ『プロ野球死亡遊戯』はほぼ全て読ませていただいた。

    80年代に3度の3冠王となったパリーグの強打者落合博満、87年に世紀のトレードを経てセリーグ中日に鳴り物入りで移籍。

    Jリーグが始まった93年オフに巨人軍にFA移籍してからの3年間は何だったのかが分かる著書となっていました。

    私は94年に社会人となり、しばらくは野球どころではなかったので、落合博満が選手としていかに巨人軍に影響を与えていたのかはあまり分かっていませんでした。

    ただ、清原和博氏が西武からFA移籍することを決めた辺りは何となく覚えていますが、その当時の落合博満氏の心の葛藤までは理解できませんでした。

    読み終えて感じたのは、長嶋茂雄を愛する一人の男として自分のプレーヤー人生を賭けたということ、その思いは凄まじいものであったということ、でした。

    オレ流、カッコいい。
    今の時代に合うのかは分からないけれど、私もこのような思いで生きていきたいと思います。

  • 当時のことを思い出しながら懐かしい思いで読みました。この後のことを書いたルポである『嫌われた監督』とセットで読むのも楽しいかも。

  • 同時代を生きた自分にとっては知ってる話なので、懐かしいという感想しかないです。
    プロ野球の昭和と平成が混ざった時代を知りたいなら良書かも。さらに複眼的に時代を知りたいなら、プロ野球の視点だけでも、野茂、イチロー、野村、仰木、古田、その他たくさん読まなきゃいけないから大変だ。

  • 落合選手の巨人時代。評論家やマスコミから批判的なコメントを寄せられ、プレーヤーとしてのケガに加えて、打席に立てば意図的と思えるデッドボールを受けるなど、まさに満身創痍。
    そうした中で真のプロフェッショナルとしての生き様が印象的だった。
    本書の数々の落合語録の中で、「『これでもういいんだ』」と欲を失ったときから力が落ちてくるから怖い」とあった。自分自身で思い当たることもあり、これは響いた。
    あまり練習しないと思われていたり、一匹狼の俺流だとか言われたりしたが、どれだけ努力をしたか、周囲を見て細やかに配慮ができるか。改めて驚いたが、これが落合名監督を生んだ要因なんだろう。
    一人ひとりが、強くなくては良い組織は作れない。そんな観点でも落合さんの生き様に惹かれるものがある。

  • 巨人在籍時の落合博満を取り巻く様々な確執のノンフィクション。新聞や書籍から足取りを追ってるので本人のインタビューなどはなし。

全32件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

中溝康隆(なかみぞ・やすたか)
1979年埼玉県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。ライター。2010年開設のブログ「プロ野球死亡遊戯」が話題になる。「文春野球コラム2017」では巨人担当として初代日本一に輝く。以降、プロ野球を題材にした記事を中心に様々な媒体で精力的な執筆活動に行う。著書に『プロ野球死亡遊戯』(文春文庫)、『現役引退』『令和の巨人軍』(新潮新書)、 『原辰徳に憧れて』(白夜書房)、『プロ野球 助っ人ベストヒット50』(ベースボール・マガジン社)など。Twitter:@shibouyuugi

「2022年 『プロ野球新世紀末ブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中溝康隆の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×