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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784163919072
作品紹介・あらすじ
小蔵屋、まさかの閉店。
静かな時間が流れる、いつもの小蔵屋。
オーナーシェフだったバクサンが引退し、お祝いをするお草だが、心には一抹の不安が。
一つ、不審な間違い電話が相次いでいる。
もう一つ、久実の婚約者・一ノ瀬が8ヵ月以上も店に顔を出さないのだ――。
小蔵屋に、何が起こっているのか?
止まっていた時間が、動き出す。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
物語は、静かな珈琲屋での出来事を背景に、予想外の展開が繰り広げられます。主人公のお草が抱える不安や、店の閉店を巡る緊張感が巧みに描かれ、読者を引き込む要素が満載です。時系列が行き来する中で、含みを持た...
感想・レビュー・書評
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〈紅雲町珈琲屋こよみ〉シリーズ第十二作。
レビュアーさん方が書かれているようにあまりに唐突な展開で戸惑うばかりの読書となった。
第一章では長年の友人であり運送屋・寺田の父でありフレンチレストランのオーナーシェフでもあるバクサンの第二の人生。
親友・由紀乃は息子の元に引き取られて去っている。
淋しい一面、新たな一歩を見てホッとする部分もある。
ところが第二章からはガラッと変わり章のタイトルに『七年後』という文字が。
こちらは一ノ瀬視点で物語が進む。
一ノ瀬と久実のその後、何より草と小蔵屋のその後が衝撃的で驚く。
以前、久実を襲った悲劇の話を読んだ時に、何故久実にこんな試練を与えるのかという感想を書いた記憶があるが、久実の試練はまだまだ続いていた。この作家さんは久実をどこまで追い詰めるのか。
そして草は何故小蔵屋を突然閉めてしまったのか。
その後、現在の話と七年後の話が交互に進むのだが、その中で小蔵屋の閉店と久実の試練に共通するある組織が関わっていることが見えてくる。
数年前から現実世界でニュースになっていることを髣髴とさせる。多分作家さんも意図して書かれているのだろう。
これまでも自らの年齢も顧みずつかみ合いをしたり、誘拐事件の容疑者として追われたり、びっくりするような行動力を見せてきたお草さんだけに、今回の話も徹底的に闘うのかと思っていたら、それが小蔵屋の閉店だったということか。
『終えることに意味があるなんて、最高じゃないの』
この物語も終りなのかと思ったが、出版社の特設サイトにある作家さんのあとがきによると『ピリオドではなくカンマ、あるいは読点といったところ』とのことで、『ひと区切り』ではあるけれど終わりではないということらしい。
だとしてもここからどう再始動するのか。
個人的には一ノ瀬と久実のその後はホッとしたが、吉永さんらしいビターな要素満載で大団円とは言えない結末なだけに星の付け方が難しい。
もう少し緩やかな展開が見たかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024年10月文藝春秋刊、書き下ろし。シリーズ12作目。友とテーブルで、山の頂き,梅の園-七年後-、それぞれの昼下がり、森に眠るサンゴ-七年間,語られなかったこと-、時の虹、の5つの章で構成。この展開はもしかして夢オチか。と思った。しかも悪夢。どうもそうではなく現実のようで、連続性のない展開なのかも。まるで異世界が描かれているようだ。読まなかったことにしようといいたくなる。
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衝撃的な展開についていくのがなかなか大変だった。時系列も行き来するし、丁寧に説明されるわけでもなく、「書かなくても分かるでしょう?」という感じで、含みを持たせた描写は、何度か読まないと理解することが難しかった。読む力不足なんだと、少しへこむほどに。それでも、ハラハラドキドキの展開とお草さんの魅力に引っ張られて読み終えた。続編を期待します。
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今までのは何だったの…というほどの展開
いきなりの7年後でビックリしました。
続くの…かな? -
シリーズ12弾にして激動。
序盤である人物の台詞に「ん?」と思った途端
そっから一気にジェットコースターのよな乱高下。
時間も場所も人も
行ったり来たりめまぐるしく揺さぶられる。
これが結末でないことを切に祈る。 -
このシリーズは好きだが、今回が久しぶりにテンポ良く面白く読めた。
最後の章の三つ辻のくだりはとても象徴的だった。これまでのシリーズで手を合わせてきた地蔵前の三つ辻を、主人公の選択する道になぞられたあたりがシリーズを読んできた読者に深い納得を与える。
流石お草さん!生きる見本!くらい感動したさり気ないワンシーンだった。
これまでのシリーズがややマンネリ気味で、現実的だけどやや強引に政治的な同線の伏線は未だ回収されていない。7年はちょっと無理があるが長生きして欲しい。早く次巻でまた会いたい。 -
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著者は時代と刺し違える覚悟だったんだろうか。
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人生のままならなさ、みたいなことがずっと書かれていて、ハッピーエンドでは終わらず、人生が続く。
ビターな話。それでも草さんは草さん。 -
3.5
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7年の歳月を行き来する形で、語られています。今までのシリーズの雰囲気と違う。人情味あふれるお草さんとのやり取りが好きだったのだけど。最後の決断はお草さんらしいです。
お話の最後に聞こえてきた、とうが持ち上がる「ありがとう」の声に明かりが差した気持ちです。
果たして続きは出るのか。明るい展開だといいのですが。 -
もしかしてこれでおしまい? と思う内容
小倉屋は閉店し久美は一ノ瀬とわかれる
宗教団体と政治の癒着 巻き込まれる草
それでも一ノ瀬の献身で久美はなんとか離婚出来る
この続きが見たい -
前巻の「雨だれの標本」はいつもと少し違う雰囲気ねぇ(・_・)まぁでも次の巻ではイイお話が聞けるのかしら?(ノ´∀`*)ウフフと思っていただけに、今回はかなりショッキングな内容(;_;)小蔵屋の事、久実ちゃんの事、この巻の全てがパラレルワールドか映画の台本なら良いのに…(T_T)
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なんでこの世界はこんなにも過酷なんだろう。いきなり七年が経っているのでびっくりしましたが、七年の間にも色々ありすぎる。草さんも心配だし、何が起きているのか気になる。
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不穏すぎる今作である。時を行きつ戻りつしながら少しずつ事情が明らかにされていくのはもどかしくもあり、つい先を急かしたくなってしまう。利用されたり騙されたり裏切られたりする様子を見ると、怒りとともに哀しみに溺れそうになる。だがお草さんはきっちり決断を下したのだ。それでも、小蔵屋にとっては後戻りできない結果になり、残念なことこのうえない。久美のことだけが小さな光だが、それもまた前作からは思いも及ばなかった成り行きで驚かされた。
著者プロフィール
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