あの世でも仲良う暮らそうや 104歳になる父がくれた人生のヒント
- 文藝春秋 (2024年10月25日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784163919140
作品紹介・あらすじ
お父さんの言葉から生きることを学ぶ。死んでゆくことを学ぶ。何よりも大きな愛を学ぶ。お二人は、今も一緒に生きている。――大竹しのぶ(俳優)
認知症の母をお世話した父は、愛に溢れた“ええ男”だった!
日本中に感動を巻き起こしたドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の監督が紡ぐ、笑いと涙に満ちた家族の物語。同郷・広島の104歳、石井哲代さんとの同級生対談も収録!
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認知症になった母と、母を献身的に介護する高齢の父の暮らしをカメラに収め、異例のヒットを記録したドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』。そして母・文子さんとのお別れを描いた続編『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』の公開から2年半。今年の11月に104歳になる父・良則さんは、広島・呉でひとり暮らしを続けていました。
本書は、東京で暮らしながらも良則さんの様子を見に時々呉で過ごす著者が、良則さんを娘の視点からユーモラスかつ率直な筆致で描いたエッセイ。ひとつの家族の物語に笑ったり泣いたりしながら、老いること、生きること、死ぬこと、愛する人と人生をともにすることについて、考えずにはいられなくなる一冊です。
【著者コメント(「はじめに」より)】
『ぼけますから、よろしくお願いします。』この、ちょっと人を食ったようなタイトルの映画は、ぼけてなおユーモアを失わない母と、鼻歌を歌いながら介護する父の、深い絆で結ばれた愛情物語となりました。父がひたむきに母を支える姿は人々の心を打ち、「お父さんみたいな人と結婚したいわぁ」と言ってくださるうら若き女性まで現れて、父に人生初の「モテ期」が訪れることに。
最初は何かの冗談かしらと思っていた私。あの地味で堅物の父のどこがいいんだろう? でも、ファンの方たちに教わる形で、私もだんだん父の魅力に気づいてきました。そして、折にふれ父が呉弁丸出しでつぶやく言葉の深さや重みが、しだいに心にしみるようになってきたのです。
この本では、そんな珠玉の言葉たちを、三つの章に分けて紹介しています。
第1章は、認知症の母とともに生きた父の「ふたり暮らしの言葉」。第2章は、母に先立たれてなお全力で生きる父の「ひとり暮らしの言葉」。そして第3章では、ゲストとして「人生の先輩」が登場。父を、そして私たちを励ます素敵な言葉をくださいます。
私が撮った父の愛くるしい写真もふんだんに載せました。今や私のスマホは父の写真だらけなのですが、その中から「日本最高齢のアイドルフォトブックを作るぞ」という意気込みで厳選した秘蔵フォトです(笑)。
100歳を超えても、こんなふうに生きられたら幸せかも。父の笑顔と前向きな言葉たちから、「人生100年時代」を生き抜く元気を、どうぞお受け取りください。
みんなの感想まとめ
家族の愛と絆を深く感じさせる物語が描かれています。104歳の父が、認知症の母を献身的に支える姿や、その背後にある葛藤を通じて、老いと生きることの意味を考えさせられます。父の柔軟さや愛情深さが、周囲の人...
感想・レビュー・書評
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なんて素敵なご家族!
ご夫婦の馴れ初めからお母さんの看取り、そしてその後の暮らしまで…お互いが愛情を持って接していることが伝わってきて、じんわりと心が温かくなった。
戦前生まれのお父さんは初めからこの柔らかな好々爺だった訳ではなく、色々な葛藤がありながらも柔軟に自分を変化させてきた方。
この年代でこんな風に柔軟かつパワフルに暮らせることを心から尊敬する。
「かわいらしい年寄りになって、みんなにかわいがってもらえるようになる」というお父さん。
人に頼って気持ちよく助けてもらうには、この「かわいさ」がポイントかもしれないと思った。 -
映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』で信友直子さんのご家族のことを初めて知りました。妻の文子さんを自然体で介護する「お父さん」が、とても印象的でした。
この本は、介護当時のこと、今の生活、100歳を越えた親友とのこと、104歳の同郷の石井哲代さんとの対談などを娘の直子さんが著したものです。呉の方言が、お父さんの言葉の思いを、なおさら引き立てているように思いました。愛くるしいお父さんのたくさんの写真も、年上の方なのに微笑ましく感じました。
お父さん、本当にいい笑顔をされるので、他人から愛されるのがよくわかりました。今も感謝の気持ちを忘れずに謙虚に過ごし、頑張って生きていらっしゃいます。大正時代に生まれ、頑張って生きてこられたのだから、社会に甘えても大丈夫だと思ってほしいです。そして、寂しいことも多いと思いますが、長生きしてほしいなと思います。
いつも美味しい珈琲をいれてくれるこんなお父さんがいて、信友直子さんのことが、とても羨ましく思いました。そして、高齢になってから、どういう態度でいるべきかを、教わったようにも思いました。
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2025/04/27
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2025/04/28
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そうですよねぇ。
我が家の場合、先日父の一周忌が終わったばかりだから、まだこの作品は痛いかなぁって思いもあって…。そうですよねぇ。
我が家の場合、先日父の一周忌が終わったばかりだから、まだこの作品は痛いかなぁって思いもあって…。2025/04/28
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お母さんの介護のために90歳から筋トレを始めたお父さん。そこまで愛されたお母さんは何と幸せなんだろうと思いました。
そんな愛情をいっぱい注いでもらったお母さんもお父さんと釣り合うくらい素敵な人だったのだろうと思いました。
頑なな信念を柔軟に方向転換するのは、若くてもなかなかできないことだと思うので、それができるお父さんはすごいと思いました。 -
『ぼけますから〜』のお父さん、可愛いし、かっこいい。あれから104歳になられ、以前のように出来ないことも増えてきたそう。それでも社会から可愛いがられる人になること、感謝を忘れないことをモットーに生きておられる。本当に人生の先輩からは学ぶことがたくさんある。まだまだお元気でいてほしい人。
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お父さんの人となりが素晴らしく、お母さんとのやりとりの部分を読んでいると涙が出そうでした。とても良い本でした。
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テレビで初めて放送された時からのこの両親のファンで出版された本は全部読みました。お父さんの自然体で受け入れる生き方が大好きで、こういう風に歳をとっていきたいなと思うお手本のような歳の取り方です。
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やーちゃんに借りた
講演会聞いた -
このご夫婦は仲が良くて羨ましい。
うちの両親はこうはならず、介護だけでなく、夫婦の仲まで気遣わなくてはならないので、心労が増えるばかり。
両親が支え合ってくれれば、子供は介護面の手助けだけで済むのにと思ってしまった。
信友直子の作品

時期が来たら読んでみたい作品です!
時期が来たら読んでみたい作品です!
老いてからの生き方の参考になる本でした。
また良かったら読んでみて下さい。
老いてからの生き方の参考になる本でした。
また良かったら読んでみて下さい。
はい。
またまた素敵な本のアップありがとうございました♪
はい。
またまた素敵な本のアップありがとうございました♪