秘仏の扉

  • 文藝春秋 (2025年1月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784163919317

作品紹介・あらすじ

200年の間、固く閉ざされていた扉。
それはフェノロサと岡倉天心の手によって開かれた――

飛鳥時代に聖徳太子の姿を模して造られたと言われる、
法隆寺夢殿・救世観音像。
その厨子は鎌倉時代以降、固く閉ざされ、
扉を開けば直ちに仏罰が下ると信じられていた。

「金のために秘仏を見せるというのか」
「支援がなければ、法隆寺はもう保てません」

国内では廃仏毀釈の嵐が吹き荒れ、
しかし、欧米では東洋美術が評価され始めている。
近代化と伝統の狭間で揺れる明治時代に、
秘仏開帳に関わったものたち、それぞれの思いとは。
直木賞作家が描き出す歴史群像劇の傑作。

みんなの感想まとめ

明治時代の廃仏毀釈の中で、長い間閉ざされていた法隆寺の秘仏・救世観音像の扉が開かれるまでの物語が描かれています。著者は、秘仏の開帳に関わった6人の人物を通じて、それぞれの思いや苦悩、そして日本の美を世...

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の新刊コーナーで目が合ったので借りてきました。「木挽町のあだ討ち」の作者の方によるものと気づいたのは読み始める直前でした。明治期に千年開かれることのなかった法隆寺の秘仏の開帳に立ち会った人たちの人生模様が描かれていて、たいへん興味深い内容でした。「秘仏」という仕組みを考えた人たちには、どんな意図があったのか、興味が湧きましたね。それでも秘仏たちは、ただ虚空を見つめ続けていたのでしょうけれど。

  • 廃仏毀釈の嵐が吹き荒ぶ明治時代。法隆寺夢殿に安置されている秘仏「救世観音像」の開帳に関わった6人の男(写真師:小川一眞、文部官僚:九鬼隆一、法隆寺総代:千早定朝、フェノロサ、岡倉天心、文部官僚:町田久成)の物語。最後の1篇は書き下ろしで短いが、後の5篇はそれぞれの苦悩、苦境、…の中で、日本の美を世界に知らしめようとする姿に感動した。
    著者は『木挽き町のあだ討ち』で直木賞(2023)を受賞されていて、流石に直木賞作家という感じでした。

  • 秘仏と言われた奈良の法隆寺の夢殿救世観音像の厨子が開かれたのは、明治時代。その場に立ち会ったのは、写真家の小川一眞、宮内庁図書頭(ずしょのかみ)であり、臨時全国宝物取調局委員長の九鬼隆一、法隆寺の住職の千早定朝、取調局委員のアーネスト・フェノロサと友人の外国人資産家ビゲロー、宝物調査の責任者の一人の岡倉覚三(天心)の6人。それぞれの立場から、秘仏の扉を開扉するまでのできごとや、開扉してからの思いなどが書かれていました。彼らがただの立派な人ではないことに人間味を感じました。

    明治時代の廃仏毀釈で寺を守るために、秘仏の扉を開いたことは、「守るために開く」という住職の強い決意のもとにあったことを知りました。昔は日本の文化財の価値が日本人にあまり理解されずに、外国人の方が気づいていたことに驚きました。

    夢殿救世観音像の不思議な笑みは、人によって受け取りかたが違うことに意味があるのでは?そんなことを思いました。


  • 奈良 法隆寺 夢殿の秘仏、救世観音。鎌倉時代から厨子に封印され、僧侶すら見ることができなかったもの。開ければ仏罰が下ると信じられていた扉。それが明治時代に開けられることになりました。何があったのか? 関わった男たちの物語が描かれています。

    事実に基づいたフィクションって面白い。6名の人物が登場します。教科書で習ったフェノロサ、岡倉天心(覚三)、秘仏を初めてカメラに収めた写真師、文部官僚の九鬼隆一、法隆寺住職の千早定朝、文化財調査を主導した文部省の町田久成。全員実在の人物で、描かれている主な出来事は史実のようです。

    明治時代の廃仏毀釈。全国の寺が破壊され、遺物や仏像などが海外に売られました。布施もなくなり、こっそり宝物を持ち出して米や金にする僧侶がいて、冬の寒さに耐えかねて経典を焼き払った寺院も出たといいます。この作品にはなかったのですが、興福寺の五重塔が25円(10万円ほど)というタダ同然で売却されたこともあったそうです。買い主は塔に使われた金属を取り出すことを目的としていたとのこと。さらに、貴重な品々が二束三文で外国に流出。恐ろしい!

    「まずは把握して、流出を防ぐことが急務」と奔走する人物たち。一方、数百年の間、閉じて守ってきた寺院側。「守るために開く」という住職の決意に至るまでの経緯が、関わった人物たちを通して立体的に描かれます。登場するのは立派な人物たちばかりですが、その描写は人間味あふれていて興味深いです。言い方を変えると、女性関係においてのダメ男たちが何人も…。そういう時代だったということかもしれませんが。

    フェノロサたち外国人の評価と支援が、政府の方向を変えさせて 日本の文化財を守ったことは事実。でも、少し引っかかります。日本が自身の価値を相応に評価できなかったということでもあります。

    最後に、聖徳太子を模したという秘仏の不思議な笑みについて。初めて目にした人物たちの想いがこんな風に表現されていました。「これは、恐ろしいもの。開かぬ方が良かった」「“不可解”という感情が沸き起こった」「混沌から逃げたい。早く扉を閉め、夢殿を出たい」それぞれの人物の心の内にあるものが解放されます。

    私はこの秘宝をまだ見たことがないけれど、直面したらどんな気持ちが沸き起こるのかな。日本文化財保護の扉を開いた貴重な場所。いつかご縁があるのかないのか…。ご縁があったら、ありがとうございますと、そっと手を合わせたいと思います。

  • 法隆寺の秘仏を巡る六人の男達の物語。
    日本が開国し、社会や人々の考え方が大きく変化していく明治初期の時代背景と、その中で生き抜いていく主人公たちの信念や葛藤が見事に描かれた作品でした。こういう歴史物、大好きです!

  • 題名の秘仏とは、法隆寺夢殿の救世観音像のことを指しています。

    この本は、明治21年の、近畿地方での、文化財調査に参加した人達の目から、この秘仏のこと、明治時代という、国を外に開いたばかりの混乱期が描かれています。

    人物で章が分かれているので、各々の目線で、時代を見つめることができます。
    その人物とは、初めて救世観音像を写真に写した小川和眞。宮内省図書頭、九鬼隆一。秘仏の扉を開くことを決めた、法隆寺総代、千早定朝。そして、有名な岡倉天心、フェノロサ。明治5年に、文化財調査、壬申調査で、初めて厨子を開け秘仏を見た、文部大丞、町田久成です。
    この6人の生き様を読むのも、面白いです。不倫、役人達の足の引っ張り合い等、嫌らしいエピソードが紹介されています。

    しかし、この6人の共通の思いは、日本の芸術を、もっともっと世界に広めたいということ。明治の初め、新政府が決めた廃仏毀釈で、日本のお寺の貴重な仏像、仏画などが破壊されたり、二束三文で売られたりしていました。西欧の新しいものが良しとされ、日本の今までの芸術が見向きもされなくなっている。これは危険なことではないのか?と考え、行動したのがこの6人です。

    特に、秘仏の扉を開くことに決めた千早定朝の話は、胸が詰まります。法隆寺は、日本に仏の教えを広めた、聖徳太子ゆかりのお寺。そこに仕えることに誇りを持って、修行に励んでいたのに、時代は寺にとって厳しいものでした。お金が無く、破壊された寺院も修復できない。今後の寺を維持していくために、「開いて、守る」という決断に至るまでの、住職の葛藤が描かれています。

    読み終えた後、今年の秋の、法隆寺の特別拝観に行きたくなりました。

  • 昨年奈良旅行に行き
    法隆寺愛に溢れたガイドさんから
    2時間濃いぃ案内を受け、
    飛鳥の風を感じて本当感動しました。
    本著に登場する秘仏、救世観音は残念ながら公開時期ではなかったので拝見できませんでしたが
    宝物館で百済観音にはお会いできました。
    百済観音も目の前にすると畏怖というか、ほんとなんとも言えない気持ちになり、しばらく動けなくなりました(語彙が、、)

    そんな法隆寺にこんな苦境の時代があったなんて、、
    日本史で「廃仏毀釈」という言葉を教わった記憶はありますが
    1300年?の歴史ある法隆寺のようなお寺にまでその塁が及んでいたとは全く知りませんでした。

    秘仏開帳に関わった六人の男たちの話がオムニバス形式で展開されます。
    一つ一つの出来事は史実ですが、
    秘仏である救世観音を目の前にした時にあらわになる男たちの心のうちはフィクション。
    しかし本当にそうであったような気持ちになります。

    岡倉天心って谷中に記念館がありますが、こういう人だったのねぇとか、朝ドラ「ばげばけ」の小泉八雲さんもチラッと名前が登場して
    そうか同時代の出来事なのだと嬉しくなったり。

    「はー面白かったー」
    と思って最後の著者紹介を見たら「木挽町のあだ討ち」の方!!
    やっぱりいい本を書く方ですね。

  • 法隆寺夢殿の秘仏・救世観音像。
    千年以上前に作られ、長らく人目に晒されることが
    無かった秘仏の扉が開かれる。時は明治時代。
    それに関わった者たちの人生を描く群像劇の短編連作。
    光の在処・・・小川一眞 矜持の行方・・・九鬼隆一
    空の祈り・・・千早定朝
    楽土への道・・・アーネスト・フェノロサ
    混沌の逃避・・・岡倉覚三 千年を繋ぐ・・・町田久成

    時は明治時代。
    江戸時代からの変化、文明開化に神仏分離と廃仏毀釈、
    伝統と近代化の狭間、政治の混乱と混沌の中で、
    人々も藻掻き、歩んでいた。
    その最中での、法隆寺夢殿の秘仏・救世観音像の開帳。
    「怖いですな・・・畏怖とでもいうのでしょうか」
    「これは恐ろしいものだ。開かぬ方がよかった」
    下りたのは「開いて、守れ」の言葉。
    初めて見た時とは違う・・・そこには「赦し」がある。
    今はただ、混沌から逃げよう。早く扉を閉め、夢殿を出たい。
    己は何を開いたのか。
    その姿を、顔を、目を見た6人。
    自分の過去を、自分の内面を、心情を、混沌を
    改めて思い起こす。そして後半生への歩み。
    人間臭さが漂う、それぞれの個の物語ではあれど、
    心の奥底には救世観音像の姿が焼き付いている。
    果たして、あの厨子を開けたことは正しかったのか。
    日本文化を守り愛する者たちの葛藤に、心揺るがされました。

  • 廃仏毀釈に揺れる明治日本と、東洋美術を評価する欧米。法隆寺の秘仏開帳に関わった男たちを、多視点で描く構成が印象的だった。岡倉天心やフェノロサといった偉人たちは、理想化されず、人間的な弱さや身勝手さも含めて描かれるけれど、彼らがいなければ、今、日本が海外へのアピールに必死な日本美術の美しさや仏教は失われていたかもしれない。
    これまで、アルカイックスマイルは慈悲の象徴だと思っていたけれど、「人間って本当にしょうもないな」と半ば呆れて見守る表情のようにも思えてきた。

  • 法隆寺夢殿の秘仏、救世観音像の扉を開けた者たちの物語。

    小川一真 写真家。アメリカで写真を学び写真館を営むがやがて日本を代表する写真家となる。

    九鬼隆一 九鬼家当主。福沢諭吉に師事し、文部省官僚となる。宝物調査の責任者。

    千早定朝 法隆寺の住持。没落していく法隆寺を支える。救世観音を開けた男。

    アーネスト・フェノロサ 東京大学のお雇い外国人教師。三井寺の僧侶に戒を受ける。

    岡倉覚三 文部省御用係。九鬼の妻との醜聞で全てを失う。

    町田久成 薩摩出身。イギリス留学経験者。日本の博物館設置に奔走。

  • 「木挽町のあだ討ち」でびっくりしてしまってファンになった作家。数冊読んだがこれはまた面白い。
    奈良の法隆寺夢殿の救世観音像の開帳をめぐる群像劇。読み進めながら主人公は誰か? という思いを何度ももった。フェノロサ、岡倉天心、その他の人たち、そうか固く閉ざされた扉の内にいる観音さまか。
    とにかく群像劇というものは誰に注視するのか難しい。

  • 法隆寺 夢殿に歴史と共に救世観音像が祀られてある。それを明治21年に厨子を調査として開けたフェノロサ、岡倉らの人生はその時変わっていった。伝説通りに雷に打たれた、というのではないが明治という新しい時代が、彼らをどう揺さぶっていったか。
    史実に基づいて連作小説と形をとった一冊となったが世界と日本を結ぶ美術に関して、当時、日本を訪れた西洋人の目で見た日本人ん姿なども興味深い。
    救世観音の表情をアルカイックスマイルと評しているが、はるか歴史の彼方からその表情は聖徳太子の姿とも伝えられ、ロマンを掻き立てられる。歴史好き美術好きを恥ずかしながら自認してるとは言えこういう本に出会えて幸いである。そんな自分がなぜか罰当たり者に思える。畏れという感情、常々持っていたい。

  • 久しぶりに小説を読んだ。
    法隆寺夢殿の秘仏である救世観音像に関わった人たちの連作短編集。

    救世観音像の写真を撮り、よく目にする漱石の写真も撮った小川一眞は、尊き何かの持つ残酷さと畏れを救世観音像をみて感じる。
    福沢諭吉と袂をわかった九鬼隆一は、己の矜持を貫くためにもがく。
    近代法隆寺の祖、千早定朝は「開いて守る」大きな決断をする。
    教科書で秘仏と言えばフェノロサ。日本の美術に魅せられ、守り、その事は自身の存在にもかかわる。
    茶の本を書いた岡倉覚三は、欧米諸国からの侮蔑に立ち向かうには日本らしさを守る事ということを貫きつつも、自身の混沌からは逃避をし続ける
    本当に初めて夢殿を開いたのは町田久成で、帝国博物館の初代館長。

    それぞれの人が、開けば雷や地震の災いに会うと伝えられてきた救世観音像に出会う。
    その笑みと眼差しを見たからといって、もちろん現実の天変地異は起こらない。しかし、自身の中で雷にうたれ、揺り動かされる。己の中を覗くということを救世観音像の瞳を通じて自身がしてしまい、それは大いなる畏れにつながる。
    どんな偉業を成し遂げた人も、美しく、清廉潔白で、誠実なだけの内面など持っていようはずがない。もちろん強く否定されることもあるのだろうけど、描かれている多くの事柄は人の人らしさでもある。そして、人は奥底にある暗闇を突きつけられる事に耐えることはやはり難しい。乗り越えることはなおのこと困難。真っ直ぐに向き合える事が悟りなのかもしれない。
    物語の中で定朝は思う。
    「雷に打たれる……とは、このことかと思った。己を身から引き剝がされ、無私となること。そこに下りて来た答えは「開いて、守れ」という言葉であった。」
    秘仏を開くという事を要に、人というものが描かれた素晴らしい作品だった。

  • 法隆寺の厨子、秘仏 救世観音像をめぐる歴史小説。
    章毎に主語が変わるが、とても読みやすく、歴史の知識が薄くても楽しめる。

  • 明治になり、新政府の方針で廃仏毀釈が行われ、仏教寺院は受難の時を迎えていた。すでに多くの寺院が廃され、仏像は打ち捨てられたり、美術品として外国に持ち出された。

    法隆寺の救世観音像は、秘仏であるがゆえ、これまで200年の間、逗子の扉が開けられたことはない。開けたものには仏罰が降りると言われていた。しかし、その価値をあらためるため、政府によって扉が開かれようとしていた。そこに立ち会うのは、政府の役人、写真家、外国人、そして法隆寺の住職。
    不思議な微笑みを称えた仏を通じて、彼らの姿を映し出す。

    『木挽町のあだ討ち』で直木賞を受賞した作家の最新作。
    構成は似ているかもしれないが、ここでは歴史と実在の人物、テーマの重さから、意外性や奇抜なドラマを期待するとやや物足りないだろうが、それ以上にリアリティのある物語を紡ぎ出した。
    岡倉天心、アーネスト・フェノロサなど、明治の美術界の主要人物が描かれているが、私は法隆寺の定朝の人物像と、浮浪者の太助の物語に惹かれた。やはり想像力で描かれた人物は、魅力的だった。

  • 秘仏開帳に関わった者たちの想い。それぞれの角度から書かれていて興味深い。

  • 畏れを知らぬ西洋人
    それを開けると天変地異が起こるとなどと言い伝え守られてきた法隆寺の秘仏、夢殿の救世観音像。その扉を"構わないから開けろ開けろ"と喧しいフェノロサに嫌悪感を抱いてしまった。けれど、この人たちが居なければ今も開かずの扉のままだったかも知れないと思うと複雑な気持ち

    不倫は文化か
    日本美術院創設については何かでさらっとみた気がするけど、わかってなかったな。まさか岡倉天心が不倫騒動で芸大学長の座を追われ、後追いした橋本雅邦や横山大観、菱田春草らと立ち上げたなんて…しかし、天心も相手方の旦那(九鬼隆一)も浮気ばっかり。どうしようもない
    天心は何が悪いのかもわかってないように書かれてあって、これが本当ならそりゃ呆れるよな

    法隆寺
    東博各館の常設が好きで、中でも法隆寺宝物館は特別。何かあると宝物館へ行く。仏像の森に身を置いて心を鎮めるために
    東京に居ながら法隆寺に触れられるなんて有り難いことだと思うくらいだったけど、これらがここにあるということは、法隆寺が法相宗本山として存続するための苦渋の決断があったということなんだよなと、改めて思った

    絵画に流れる物語
    狩野芳崖のあの美しい《悲母観音》のモデルは、九鬼隆一の妻・波津子さんだったらしい。どこかでお目にかかることがあれば、ちょっと見方が変わるかも


  • 法隆寺に祀られている菩薩像は扉を開けた者に仏罰が下ると言い伝えられ鎌倉時代から秘仏とされてきた 明治時代になり「廃仏毀釈」により寺院や仏像が壊され打ち捨てらる危機に陥る 秘仏を開けざるを得なかった法隆寺の定朝始め、役人、写真家、日本を愛する人達、それぞれの視点で書かれている
    明治の混沌とした時代に日本古来のものを守ろうとした人達がいた事を初めて知った

  • この作者の作品は、内容や表現がとても勉強になります。読むのに少し時間を要しますが、読了後に達成感が味わえます。

  • 色々と調べてみたくなった。

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著者プロフィール

永井 紗耶子(ながい・さやこ):一九七七年神奈川県出身。新聞記者・フリーライターを経て二〇一〇年「絡繰り心中」で小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。二〇年『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で新田次郎文学賞・細谷正充賞・本屋が選ぶ時代小説大賞、二三年『木挽町のあだ討ち』で山本周五郎賞・直木三十五賞を受賞。『秘仏の扉』など著書多数。

「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永井紗耶子の作品

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