マイ・ディア・キッチン

  • 文藝春秋 (2025年2月12日発売)
3.44
  • (15)
  • (53)
  • (59)
  • (14)
  • (3)
本棚登録 : 1064
感想 : 53
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784163919416

作品紹介・あらすじ

~『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』『シナプス』の大木亜希子が贈る最新作は、〝人生が愛おしくなるお料理エンタメ〟~

「ずっと、人に振り回されてきた。私さ、心が空っぽなの。これからはもっと、自分のために生きたい」

元料理人の主婦・白石葉は、夫のモラハラに耐える日々を送っていた。財布の紐、交友関係、食事、体型まで徹底的に管理されてきたが、ある日事件が起きる。家から逃げ出した葉が辿り着いたのは、街の小さなレストランだった。

☆大人気料理家・今井真実さんのレシピつき!☆


自立とはなにか。その答えを葉とともに追う、旅のような物語――寺地はるな(作家)

食べることは、生きること。
一つのお店を通して交差するいくつもの人生を追体験して、何度も心が揺れました。――深川麻衣(女優)

みんなの感想まとめ

自立をテーマにした物語が描かれ、主人公の白石葉がモラハラから逃れ、自分自身を取り戻していく過程が心に響きます。彼女が家を出て新たな生活を始めるシーンは特に印象的で、切羽詰まった状況がリアルに表現されて...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルと表紙からほのぼのした物語をイメージしていたら、全く違った作品だった。
    まず、主人公の葉のモラハラ夫が気持ち悪過ぎる。作中の人物とはいえ、「こんな人いる?」と思うほどのハラスメントぶり。それに従っていた葉もイマイチ理解できず。
    家を出てからの暮らしは、自分を取り戻すかのような毎日で応援できた。でも、ちょっと極端な(?)人物が多いせいか、物語に入り込めないまま終わってしまった。

  • まずは読む前に「マイ・ディア・キッチン」とのことで料理のレシピを中心にしたシェフのお話かと思いきや違いました。モラハラの夫が本当にいやなやつで憎たらしかったです。あと葉が家を飛び出して逃げるシーンでは裸足で飛び出したのこといかにも切羽詰まったところが良く表現されていました。天堂さん、那津さんのキャラクター設定も良く3人で暮らしていく様はほのぼのと生き生きとして良かったです。ラストの英治とのシーンは感動ものでした。これは絶対にシリーズ化して欲しいし、まだ続きそうな気がしました。今度はメゾンドパラダイスでの葉さんの活躍を期待したいと思います。

  • 表紙のかわいらしさからお料理ほのぼの系のお話かと思ったら全然違った……
    このモラハラ夫が本当に気持ち悪くて、こんなことするやついるの!?って思うくらい最後の最後まで本当にひどいやつだった。

    モラハラ夫の洗脳(?)から抜け出して、自分のやりたいことをやる!と人生を再出発できた葉はすごいと思う。
    天堂さんと那津さんもとても素敵なキャラクターで、3人のバランスが良く、今後の3人の生活がどうなっていくのかも見てみたい。

  • モラハラ夫と暮らす葉は、何もかも夫に決められた生活を送っていた。ある日我慢の限界に達し葉は家を飛び出す。偶然出会ったレストランのオーナー天堂さんとその恋人那津とレストランで住み込みで働くようになる葉。そこでの生活を通して葉は本当の自分を取り戻していく。

    とにかく葉のモラハラ夫が信じられないくらい無理!体型管理や買い物にも口出ししたりして、なら1週間だって無理だ。自分をしまい込んで言いなりになっていた葉が天堂さんたちと出会い、言いたいことが言えるようになって自分に自信も持つことができて本当に良かったな。

  • 第一話のモラハラの夫に葉があれこれ言われるのが読んでてしんどかったが、家を出たあたりからとても面白くなった。こういう三人での関係性を築けるのはいいなあ!

    ハイヒールをはいて踊り始める那津が素晴らしい。自分なんて何もできないと思っていた葉が徐々に二人のアシスタントや料理に取り組む中に自信を持ってイキイキとしてきたのがいい。元気をもらった。

    葉が那津を評していった言葉「どんなことも受け入れて、何事にもどっしりと構えられる人」。私もそういう人になりたい。

  • 結婚して、4年、ある日、葉はついに限界に。
    モラハラ(内容は下に書いておきます)夫の元から逃げ出した葉を救ってくれたのは、「Maison de Paradise」のオーナー天堂と恋人の那津。
    葉はここで彼らと本当の自立とはどういうことかを考える。

    葉は弱い部分もあるのだろうけど、本当は気が強いし、プライドも高い。
    まだ、自分を出せていないだけ。
    もっと自分のために生きよう!自立、自立!が強くて、甘ったれの私にはちょっとしんどい作品でした。
    しかも毒親ばかりで、気が滅入る…

    「ひとりの料理人として店に立ち、自分の料理でお客様を幸せにする」
    そんな癒しを求めて読んだのだけど、まだ葉がね。
    ゆっくり待ってあげないといけないなと感じながら、本を閉じました。




    サイレントモラハラ。
    暴力や怒声はない、精神的に追い込んで、支配しようとする。
    「今度から、Tバック穿いてくれる?」←これがこの作品の1行目(^_^;)
    「じゃないと、葉ちゃんのお尻の形チェック出来ないから」
    スタイルチェックに余念がなく、脱衣所で全裸で立たされる。
    買い物バッグには、小型GPS端末。
    お店の滞在時間は5分。
    与えてもらえる食費は月5,000円。
    購入品はほぼササミだけ(スーパーの店員からは「ササミ夫人」と呼ばれている)。

    • あいさん
      みひろちゃん♪こちらにもありがとう(^-^)/

      この作者さん、元アイドルなんだよ、知ってるかな?
      文章は読みにくくなくよかったと思...
      みひろちゃん♪こちらにもありがとう(^-^)/

      この作者さん、元アイドルなんだよ、知ってるかな?
      文章は読みにくくなくよかったと思うんだけど、内容が合わなかった。
      みんなクセ強い。
      旦那さんは最低だね、最後まで葉(奥さん)の苦しみをわかってない感じ。
      それと、葉のお母さんも変でね、娘がモラハラ受けているって言っているのに、旦那さんの所へ戻りなさいって言うんだよ、そんなのある?
      天堂さんは温かいけど、那津は言い方が…共感出来ないって読むの辛いね。
      サイレントモラハラ、怖すぎる。
      怒鳴られるより嫌だよね。しかも自覚なし。

      みひろちゃん、謝らないで〜
      私が触ってしまったのかもだよ、ごめんね。
      みひろちゃんフォロワーさん多いのに、気づいてくれて、それが嬉しいよ!
      コメントまでくれてありがとう。
      フォロー出来るようにしたと思うので、試してみてくださいm(*_ _)m
      お手数かけます。
      2025/05/19
    • mihiroさん
      あいちゃん、おはようございます*˙︶˙*)ノ"
      たぶんフォロー出来たと思う♪
      ほんとにごめんねm(_ _)m
      ありがとう♡
      あいちゃん、おはようございます*˙︶˙*)ノ"
      たぶんフォロー出来たと思う♪
      ほんとにごめんねm(_ _)m
      ありがとう♡
      2025/05/19
    • あいさん
      みひろちゃん♪ おはよう(^-^)/

      フォローありがとう♡
      これからもよろしくお願いします。
      お仕事頑張ってね!
      電車、バスで今頃読書中...
      みひろちゃん♪ おはよう(^-^)/

      フォローありがとう♡
      これからもよろしくお願いします。
      お仕事頑張ってね!
      電車、バスで今頃読書中かなぁ(⁎˃ᴗ˂⁎)
      2025/05/19
  • “モラハラささみ男め、おとといきやがれっ!!!”という死語の罵倒を思いっきり投げつけたくなる。
    けれど、この本を読み終わって少し落ち着くと、そんなモラハラささみ男にいつまでも関わり合ってるなんて時間の無駄だと気付く。
    かつての自分の選択が間違っていたのだと自分で認めることができたなら、今すぐ新しいドアを開けるべきなんだ。
    「人は二種類いる。自分を変えることのできる人間と、自分を変えることのできない人間だ」と誰かが言ったとか言わなかったとか。
    今まで生きてきた人生をいったん捨てて、新しい一歩を踏み出すのはとても勇気のいるコト。勇気だけじゃない、そこには「生活」という現実もある。
    女が一人で生きていくために必要なこと。それは生活のための武器をもつこと。主人公の葉には料理という武器があった。
    ひょんなことで出会った天堂と那津。彼らと一緒に働くこと、単なる手伝いではなく一本の戦力となる事、それが葉にとって最大の武器。
    モラハラ男によって押さえつけられていた「自分」の本来の姿を見つけ出していく過程に、読みながら心が沸き立っていく。がんばれがんばれと応援したくなる。
    夫の勝手な理想という枠にあてはめられがんじがらめにされていた檻からの脱出に、一緒に暮らす天堂と那津、ふたりの関係も変化していく。
    人は人とのかかわりの中で自分を形作っていくのだな、としみじみ。
    葉や天堂たちとかかわることで、多くの女たちが変わっていく。自分で自分を変えていける女たちと、自分で変わろうとしない男たちの対比もおもしろかった。
    性差ではないのだろうけど、そこに横たわる「社会の古さ」を感じる。変わらなくては自由に生きていけなかった女たちと、変わる必要のなかった男たち。
    天堂と那津のかけあいの楽しさ、そこに加わることで自分の中でひっそりと息を殺して生きていた本来の自分を解き放つことのできた葉の物語を読み終わってふわっと微笑んでいる自分がいた。
    人は変われる、自分のために。そのメッセージをしかと受け取った。




  • モラハラ夫から逃げ出し、途方にくれる葉を救ったのはレストランを経営する天堂さん。葉は天堂さんと彼の恋人那津くんと三人で暮らすことに。

    最初モラハラ夫のあまりの酷さに腹が立って仕方なくイライラ。
    奴の後輩も碌な奴じゃないから、きっと似たもの同志で集まってるから誰も注意してくれなくてあんな馬鹿になったんだろうな。

    葉は夫と離れ、徐々に自分を取り戻し始める。
    天堂さん、那津くんが2人とも人間的魅力に溢れてて、2人とぶつかり合いながらも本当の家族みたいに過ごしているのがいいな。

    しかし、モラハラ夫は最後までクズだったな。

  • 普通の男性が一切登場しないなと、思っていたけど、案外、これが普通なのかも。
    自分が何を欲していたかに気がつくのは難しいですよね。

    いくつか美味しそうな写真とレシピがついてます。鯵のアクアパッツァは作って食べたい。

  • モラハラ夫との別れを決断した葉さん。心配をよそに暖かい人たちと巡り合えて、一人立ちできそうな未来が開けそうでよかったです。

    美味しそうな料理レシピも魅力的でした。
    面倒に思っていた料理もちょっとやる気アップです。

  • 自分のために台所に立つこと、それが人生において何を意味するか。
    何かをしようと思う。自分のために。
    それが多分人が立ち直ろうとする初歩なのかもしれない。

    悲しみや苦しみの中にいると自分の再生など、どうでもよくなる。でも再起動がおきるとき占めるのは自分のために。ということ。

    モラハラ夫によって人生を振り回された主人公がどう生きるか。自分の人生の舵取りは誰にだって任せるものではないということを改めて分かる気がする。

  • とんでもないモラハラ夫だな…。怖いわぁ…。
    そこから自分で逃げ出した時点で強いと思う。凄い。
    食べることは生きることにほんと繋がってくるんだなぁ…。そう思うとこの夫は可哀想な人なのかもしれないな。

  • 美味しそうな料理の写真に惹かれてワクワクしながら読むがあまり好きな性格ではない主人公。
    内面に秘めた性格が出てきたとの事だが人はすぐには変われない。ダメ夫とも相手が悪いと決めつけた感じと…どんどんイヤな性格が見えてきて多分自分と性格が似ているのに幸せを掴みやがってと羨ましく思っているから主人公に嫉妬しているのかも。

  • 旦那のモラハラのひどい設定がぶっ飛んでいて面白かった。
    大城暁子さん初めて著作を読んだが、めっちゃ面白かったので、他の作品も読んでみたい。

  • 全てが嘘くさい

  • なんか、浅かった。

  • 人気があったので読んでみたら面白かった。さっそくカプサイシン入りのプランパーを買いたくなり、明日はほうれん草とバゲットを買って、冷蔵庫にあるニンニクを使って料理したくなった!魚も捌きたくなる本。きっとこの本の料理担当の人は魚好きに違いない。

    読みながら思い出すのはゲイカップル+料理の漫画とそのドラマ(読んでないし、みてないが)。あと周りの人たちを温かく包み込んでくれるゲイバーのママの小説もあったな。ではなぜゲイの世界に我々は救われるのかなと考えると、そこに男女のしがらみなく友情とか家族のような関係が築けるのではという期待があるからではないか。とすると、この分野を支える読者は異性愛者の女性ということになり、なんだかそれが今の結婚制度とかに対する(女性の)世論を代弁しているような気がする。安らぎや支え合う人間関係は欲しいけど、いつまでも変わらない男尊女卑の構造、家事の不平等を押し付けられる構造はごめん被りたい。料理に表れるような趣味とか自分を支えてくれる技があればそれで自立していける。

    ではこの物語をゲイの男性はどんな感想を持って読むのかなあととても知りたいが、周りに身近に聞ける知り合いがいないので知り得ないのが残念だ。

  • 装丁と内容にギャップあり。ほのぼのした話を想像して読み始めたが、モラハラ夫が酷すぎて、冒頭で読むのをやめようかと思ったほど。だんだんと前向きになっていく展開になんとか読み進めることができた。どの登場人物にも魅力を感じることができなくて、残念だった。

  • 表紙のデザインから、なんとなくほっこりした小説なのかと思いきや、最初の一文が「今度から、Tバック穿いてくれる?」…
    全然想像と違う話でした。
    何となくどの登場人物にも共感できなく、話の展開も少し無理を感じる部分もあったりで、イマイチでした。

全52件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

兵庫県神戸市出身、東京都在住。noteに綴るレシピやエッセイ、SNSでの発信が幅広い層の支持を集め、雑誌、web、企業広告など、多岐にわたる媒体でレシピ制作、執筆を行う。身近な食材を使い、新たな組み合わせで作る個性的な料理は「知っているのに知らない味」「料理が楽しくなり何度も作りたくなる」と定評を得ている。
著書に『毎日のあたらしい料理 いつもの食材に「驚き」をひとさじ』(KADOKAWA)、『いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん』(左右社)、『料理と毎日 12か月のキッチンメモ』(CCCメディアハウス)、『フライパンファンタジア』(家の光協会)、絵本『はじめて・りょうり ごはん』『はじめて・りょうり トマト』(ともに福音館書店)ほか多数。山田詠美との共著『Amy's Kitchen 山田詠美文学のレシピ』(左右社)では、山田詠美文学に登場する料理の数々を再現。

「2025年 『味坊の味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今井真実の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×