マイ・グレート・ファーザー

  • 文藝春秋 (2025年2月21日発売)
3.40
  • (7)
  • (10)
  • (22)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 120
感想 : 23
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784163919461

作品紹介・あらすじ

2023年⇒1993年 

人生のどん詰まり、死んだ父と過ごした奇跡の3日間
最低の父がくれた、最高のメッセージとは--

後悔と悲しみを抱え生きる全ての人へ
心震わす、感動作

みんなの感想まとめ

人生のどん詰まりを感じる主人公が、30年前にタイムスリップし、亡き父と過ごす奇跡の3日間を描いた物語は、深い感動を呼び起こします。カメラマンとしての仕事を失い、家族との関係にも悩む主人公が、父との再会...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 優しくて、明日からの自分に勇気をもらえる
    〝父と息子の物語〟

    みんみんさんの本棚より選書致しました
    ありがとうございます(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠✧⁠*⁠。


    主人公は、廃業を考えているカメラマンの時岡直志・46歳
    そんな直志が仕事で訪れた伊東で経験する不思議な話




    地震をきっかけにタイムスリップ。
    〝お告げ〟の声が聞こえるなど、分かりやすいストーリーで物語に入りやすい。
    そして父と息子の物語には、つい涙腺が緩んでしまう。

    200頁ほどの読みやすい文章で、誰にでもオススメできる優しい物語だと思う。


    ラストシーン
    「見える人には見えるだろう。
    この写真のなかに、永遠の姿をとどめている父の姿が」


    表紙は福田平八郎(日本画家)の【雲】という作品だそう。
    ストーリーとリンクして素敵だな、と思いました。

    • aoi-soraさん
      みんみんさん
      面白かったよぉ~( *^^人)♬*
      母娘だとドロドロするのが多いけど、父息子は良いね
      今度「道をたずねる」も読んでみたいな
      みんみんさん
      面白かったよぉ~( *^^人)♬*
      母娘だとドロドロするのが多いけど、父息子は良いね
      今度「道をたずねる」も読んでみたいな
      2025/07/24
    • みんみんさん
      この作家さん主人公もストーリーも優しい印象だった♪
      この作家さん主人公もストーリーも優しい印象だった♪
      2025/07/24
    • aoi-soraさん
      うんうん
      優しいの好き(⁠ ⁠◜⁠‿⁠◝⁠ ⁠)⁠♡
      うんうん
      優しいの好き(⁠ ⁠◜⁠‿⁠◝⁠ ⁠)⁠♡
      2025/07/24
  • カメラマンとしての仕事がなくなり、アルバイトのゴミ収集を本業にするしかないのかと思っていた時岡直志。
    妻に先立たれ、一人息子は高校に入って間もなくひきこもりになっていた。
    師である大山にカメラマン廃業を伝えに行ったが、まだ迷いはあった。
    久しぶりの撮影仕事が最後だろうかと思いながら出張に出た直志が、けっして逢うことのない人物と出逢い…。

    16歳で父を亡くした直志が、30年前にタイムスリップして同じ歳の父に逢う。それは父が死ぬ4日前…。
    父の息子の関係がどのようなものなのか、想像でしかないが、父に最も掛けて欲しいと願っていた一言が聞こえたときは最高に嬉しかったのだろうと想像できる。
    父と息子の物語だが言葉では尽くせない愛が溢れていたと感じた。


    • ポプラ並木さん
      わお、湖永さん共読でしたね!自分も死ぬ直前は、両親、兄弟、妻、子どもを想うんだろうな、と。どんな父親でもいとおしいですね。
      わお、湖永さん共読でしたね!自分も死ぬ直前は、両親、兄弟、妻、子どもを想うんだろうな、と。どんな父親でもいとおしいですね。
      2025/04/29
    • 湖永さん
      ポプラ並木さん おはようございます。

      父と息子の関係って、語らないだけにお互いに知らない部分が多いと思いました。
      誤解したままで、勝手なイ...
      ポプラ並木さん おはようございます。

      父と息子の関係って、語らないだけにお互いに知らない部分が多いと思いました。
      誤解したままで、勝手なイメージがついてしまってそのまま決別…とか多いのかも。
      タイムスリップして同じ年齢の父を知るってのも怖いけど知ることで感じたことも多く、これからの自分を見つめ直すきっかけになったような気がして良かったのかなと感じました。

      2025/04/29
  • 30年前にタイムスリップし、亡き父と出会う。だらしがなくて好きではなかったはずなのに、愛されたいし認められたい、と本当は思っていたのだなぁ。泣ける。

  • 面白かった〜♪
    久しぶりにタイムリープ物読みました
    そして初めての平岡陽明さん

    カメラマンとして生きてきた直志
    妻には先立たれ、一人息子はひきこもり
    カメラマンとしての仕事は行き詰まりマンションの借金もある…
    アルバイトのゴミ収集でなんとか凌いでいたがもう限界を感じていたのだが…

    タイムリープ先は30年前の父親が事故死する四日前…伊豆の競輪場

    多額の借金を事故死の保険金でチャラにした父
    死ぬまで自分勝手に生きた父

    ハッピーエンドに泣けます。゚(゚´ω`゚)゚。
    良き一冊で満足です♪


    • みんみんさん
      編み物は長続きしてます(・`◡︎´・)
      編み物は長続きしてます(・`◡︎´・)
      2025/04/28
    • ultraman719さん
      みんみんさん、ワンちゃんと違うから、分からんかった〜(^◇^;)
      みんみんさん、ワンちゃんと違うから、分からんかった〜(^◇^;)
      2025/04/29
    • みんみんさん
      ワンコと一緒に撮ればよかった。゚(゚´ω`゚)゚。
      ワンコと一緒に撮ればよかった。゚(゚´ω`゚)゚。
      2025/04/29
  • 人生のどん詰まりの中、ひょんなことから30年前のタイムスリップ・・・
    そこで30年前の父と3日間を過ごすことに・・・
    あなたは仕事に「揺るぎない信念」がありますか・・・

    やはり言葉にしないと伝わらないことって多いと改めて考えさせられました。
    伝わると思って無言でいても自己満ですよね。

    自分が父からどんな言葉をもらいたいのか。
    そして、自分が親になった時に子供に何を伝えれるのか。
    少し考えてしましました。

    本当に色々と今と昔をそして未来のことを考えこと。
    そして、家族との繋がりを考えるきっかけをくれる小説でした。

  • マイ・グレート・ファーザー

  • 平岡さん2作目。
    引きこもりの高校生と自身もカメラマンとしての生計を立てていくのが困難になり、自分の生き方にも模索する。そんな時父が亡くなる前の3日前にタイムスリップし今の自分と同じ年の父に出会う。が、そんな簡単に父に会えたわけではなく少しずつあやふやな時間を過ごしながら 時期に父だとわかるミステリーのような冒険談。引きこもりの息子の心境や、父の知りえなかった葛藤など読み進めるうちに心がぎゅっとなった。親子の絆はいいものだなと感動的な作品でした。

  • 帯を書かれた担当編集者さん。本書を送り出して下さり、心より感謝申し上げます。心の芯まで温かくなる、素朴で懐かしい物語でした。感涙に咽び、心が洗われました。付箋を貼って手許に置いてあります。平岡陽明先生、次回作も心待ちにしております。

  • お父さんが無理…

  • 良い作品を読ませてもらいました
    私が拙い感想を述べるより、帯に書かれている編集者さんの言葉を読んでいただく方が伝わると思います。

    ひとつだけ…
    装画の福田平八郎の「雲」を読後に見たとき、こみ上げて来るものがありました。
     日本画の大家福田平八郎の作品、掲載許可には大変なご苦労があったはずです。
     編集者さんのこの作品にかける想いが伝わります。

  • 今はゴミ回収のバイトで生活費を稼ぐ仕事のないカメラマン直志46歳、妻を亡くし、16歳の息子は引きこもり…なんてどん底の人生なんだ。
    けれど、そんな直志が競輪場で出会ったのは30年前に事故死した借金まみれの父親。
    なるほど、タイムスリップで父親の最期の3日間を共に過ごすのね、これはストレートにいい話だな、と思いながら読んでいく。
    現代に戻れるのか、父親はどうなるのか、そもそもなぜタイムスリップしたのか、と興味を持たせつつ、年齢設定とか、スマホの扱い方とか、いい具合にアクセントになっていて最後まで飽きさせない。

  • 【ほろりと泣ける、大人のための優しい寓話】人生のどん詰まり、“死んでしまった父”と過ごした奇跡の3日間。最低の父親がくれた、最高の遺言(メッセージ)とは――。

  • カメラマンを廃業しようとする直志はニートの息子を心配しながらタイムスリップしてしまう。父親が亡くなる4日前で直志は父の死因を知ろうとする。
    願い事をかなえるお地蔵さんのご利益は偉大だ。
    子どものことは愛してるのかも知れないが理解しにくい愛だった。

  • タイムスリップの話はよくあるけれど、
    どこか郷愁を誘われる作品でした。
    父親としては真っ当ではない父親だったかもしれないけれど、決して悪人ではない。
    そんな父親の生きている時へタイムスリップし、直志は父の思いを知ることになった。
    家族を生かすために、死を選びそれでもなお息子を心配してお地蔵様に願掛けをする父親。
    その父親が選んだ行動は正解とは言えないかも知れないけど、ぐっとくるものがありました。
    自分が欲しかった言葉をタイムスリップして父親にもらい、自分は息子に伝えることができた。息子はそんな父親の背中を見て育ち、きっとこのあとは良好な関係を気づいていけるのではないかと思い心温まりました。

  • ファンタジーだけど悪くなかった

  • カメラマンの男は一時はうまくいっていた仕事が下降し始め
    生ゴミの収集で生活を支えている
    妻は病死 息子は引きこもり学校にいかなくなった
    その上プロゲーマーになりたいと言う

    最後の仕事と引き受けた撮影のあと
    タイムスリップして死んだ父親に出会った
    やり手で不動産や多くの商売を手がけていたがバブルが崩壊して
    借金まみれで自動車事故で死んだ父親
    競馬場で会った父親と行動することで
    息子への思いや子どもへの接し方を
    教わった

    仕事への思いや今まで不足していた事を振り返り
    息子を支持して再び写真への思いを
    語り再出発しようとする

    いい内容
    すんなり読める
    毎日の生活や人との関係など考えさせてくれる

  • よくあるタイムスリップかと思ったら、実に深いストーリーになっていて、若干安易な展開もあったけどまあそこはSFとして理解範囲内。一気に読んでほっこり出来る良作でした。

  • タイムスリップして競輪で、っていうのは何か既視感あるんだけど
    全体に父と息子の3世代がこじれた関係をとり戻して行くのはよかった

  • 亡き父にタイムスリップして会う話
    ありきたりではあるが、心温まる話で癒された
    息子を持つ2人の男が、息子にどのように接するべきか語り合うのは面白かった
    私も息子がいるが、大きくなった息子への接し方はお互いかなり気をつかう
    今度帰省した時はゆっくり酒でも飲めたらなと思った

  • 初島から、優雅に舞うトンビの向こうにちょこんと佇む大室山、小室山眺めながら読む。タイムスリップか…戻りたい時代ないかな。

全21件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

平岡陽明
1977年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2013年『松田さんの181日』(文藝春秋)で第93回オール讀物新人賞を受賞し、デビュー。19年刊行の『ロス男』で第41回吉川英治文学新人賞候補。22年刊行の『素数とバレーボール』は、「本の雑誌」が選んだ「2022年度エンターテインメントベスト10」第3位。他の著書に『ライオンズ。1958。』『イシマル書房編集部』『道をたずねる』『ぼくもだよ。神楽坂の奇跡の木曜日』がある。

「2023年 『眠る邪馬台国 夢見る探偵 高宮アスカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平岡陽明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×