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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784163919546
感想・レビュー・書評
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公事宿の手代の絵乃を主人公とする江戸の人情短編集。
公事宿と言うものがわからなくて調べたら、江戸初期からある訴訟の関係者が泊まる宿で、弁護士みたいな役割も兼ねていたらしい。
あらゆる係争事を扱いながら、当事者に寄り添う狸穴屋の人々の気持ちが描かれていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了。
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西條奈加さんにしてはこれはちょっと と感じてしまった ひどくはないのだけど うーん しばらく西條奈加さんの新作はパスかなぁ
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なんか前作より内容が薄くなってきたような。西條さんらしからぬ…。「法とは権力を持つ者が定め、下々には理不尽も多々ある」
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離婚調停のスペシャリストたちが営む公事宿「狸穴屋」。
自らも亭主に三行半を突きつけた絵乃が立ち向かう、
次なる難題は…?江戸人情物語。 -
法とは権をもつ者が定め、下々には理不尽も多々ある。
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舞台は江戸の、おもに離縁を扱う公事宿。離縁後、せわになった公事宿狸穴屋で手代として働き始めた絵乃が主人公。気風の良い女性が次々に登場し、義理人情あつく、次々に問題を解決して行く様は、なかなかスカッとして面白い。
時代ものの義理人情のあつさが好きな人には、きっと面白く読めると思います。 -
公事宿「狸穴や」で働く絵乃が自身の離縁を苦い経験として、様々な公事に関わり手代として懸命に仕事に取り組む姿を描いている。
公事のなかでも狸穴やが扱うのは離縁が多くて、夫婦の離縁だけじゃなく養子と養父の離縁などもある。
なかなか知ることのできない離縁のあれこれを難しくなく描いていて、面白かった。
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うまいなぁ
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前作の『わかれ縁』から5年。
公事宿「狸穴屋」で手代見習いとして働く絵乃。
女将の桐、手代の椋郎の助けを借り
離縁調停人としてさまざまな難題に立ち向かう――。
さすが西條奈加さんの時代小説。
その時代に生きる人々の様子が文面から伝わってくる。
本作もおもしろいことに変わりはない。
ただ、サクッと読めてしまう。
物語にのめり込むこともなくスルスルと。
もう少し深掘りし、窮屈な時代に生きる苦労を読みたかった。 -
絵乃さんの名前を見たときに、『わかれ縁』の続きだと分かり、読み進めたが、前作がかなりインパクト大きかったため、こちらはこじんまりとした大人しい印象だった。桐さんはもっと破天荒なイメージだったけど、あまり登場せず、もうちょっと見たかったな!
別れてもそっと思いやる気持ちにジーンとしたり、女性のしたたかさを思い知らされたり、最後まで楽しく読めた。 -
離婚調停を得意とする公事宿「狸穴屋」。自らも亭主に三行半を突きつけた江乃は見習いから正式に手代になったところである。彼女が立ち向かう厄介ごとの数々の物語。公事に関わる決まりごとや慣例を一から覚えつつ、絡まった人間関係や情のもつれを解きほぐしていくのは並大抵のことではないだろう。それでも双方にとって最善の道を探る狸穴屋の面々の活躍が清々しくさえある。
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訴訟は現代も江戸時代でも大変
公事宿というのもこの話で初めて知った
狸穴屋が関わりうまく事を納めることもあれば、納まったようで今後が気になる事案も…
『身代わり』の弥栄志郎を自分で育てたいと思う親心もわかるが、養子になった側からすると納得いくはずがないよなぁ
『初瀬屋の客』からのニ作、過去の恨みを晴らせてよかったが終わり方は思ったよりあっさり。もう少し読みたかった -
公事宿、というのがあったとは
江戸時代の"離婚調停のスペシャリスト"だそうで
当人だけではどうにもできない縁の切れ目トラブル、公で解きほぐす
手代見習いの 絵乃 の視点で描かれるので自分も初めて見るような感覚で公事宿の世界に入れました -
前作の話を全く覚えがないが、公事宿の話って、読んだような…程度。今回も記憶に残らなそう。
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絵乃さんの成長のお話し。面白かった。
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江戸時代の人情物と言ったらいいのかな!素晴らしい話しが6割。当時公事宿という宿があったことを初めて知った各短編とも面白かった。これからも良き作品を著して下さい期待しています。
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自身の離縁を収めてもらったことから、
離縁調停を得意とする公事宿、狸穴屋で手代を
務めることになった絵乃の物語、シリーズ二作目。
一作目は、絵乃の質の悪い夫を相手に、四苦八苦したり、
幼いころに別れた母親との再会があったり、
結構、物騒なもめごとがあったが、
今回は、どちらかというと落ち着いた(?)展開だった。
夫婦の離縁ばかりではなく、村同士の訴訟や、親子の
離縁の話など、幅広い。
三行半は男が書くもの、と、女の立場の弱さは、
いつになっても変わりないかとも思うが、
妻の財産は妻のもので、離縁に至った場合、
妻の持参金は妻に返す、という取り決めは、
この江戸時代に、へぇ~と思わされるものだった。
情をシャットアウトして公事に挑むという公事師たちの
覚悟がある中で、どうにかして遺恨を残さぬようにと
奮闘する、狸穴屋の面々は魅力的だ。
特に、七回も離縁を繰り返したという、主の桐の
気風の良さ、情のあつさは魅力たっぷりで、
主人公を食ってしまう。
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