メルカリで知らん子の絵を買う

  • 文藝春秋 (2025年3月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784163919560

作品紹介・あらすじ

「私は人よりもたくさん余計なことをして生きていこうと思う」
ユニークな無駄発明で人気の著者による脱力系エッセイ集。
じっと天井を見つめ続けてみたり、幼児にまじって砂場で遊んでみたり、まだ名前のついていない行動を探してからだを動かしてみたり、着色料を溶いた水を飲んでみたり……。
じわじわとこみ上げる笑いとともに読み進めると、「余計なこと」を求める著者の心のやわらかい部分が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 先日読んだ『不器用のかたち』の裏ではこんな生活があったのか。
    生産性を求めるとキツくなるのはとても共感。
    義務感で続けることになると辛い。
    子育ては逃げられないが、子供を生かすためにしなければ!というより、ちょこちょこと楽しいことを一緒にやろうぐらいの心持ちの方が楽しめそう。
    毎日少しだけでも踊ってみるのとか、握り心地のいい石を見つけてみるとか、子どもとやってもとても楽しそう。
    藤原麻里奈さんのエッセイは新しい視点が増やせる上に、少し肩の力を抜かせてくれる。

  •  34編の脱力感もっさり(!)のエッセイ集で、楽しく読ませてもらいました。


     ちょっとセンシティブなシーンがあるにはあるのですが、ちょいちょいボケる文章にクスリとし、余計や無駄に共感し、笑って脱力できました。


     彼女の実践する「無駄づくり」を掲げた発明に、少し前からハマっていた私としては、本書を知った時飛びつくように購入しましたが、タイトルの『メルカリで知らん子の絵を買う』が冒頭エッセイですが、このエッセイに書かれている「私は人よりもたくさん余計なことをして生きていこうと思う」という<余計者宣言>とでも
    いうもので、効率化や生産性から一歩身を引いてみれば、こんなに世界は豊かになる、と発信されている藤原さんには大拍手です。


     私も思うのですが、余計や無駄なものごとって結構重要で、創造の源にもなると思います。


     本書、どれも笑える面白いエッセイだし気づきも色々あるのですが、マイベスト3を挙げるとすれば、哲学的な思索が展開される「天井を見続ける」、心の安定に推奨される「石を拾って持ち運ぶ」、抑うつ状態から抜け出す方策としての「野ぐそに挑戦する」がとても面白かったです。


     あとがき、が無いのですが、まだ続編があるということなのでしょうか。今後のご活躍が楽しみです。毎日踊っていてください。

    • ほこりさん
      あとがき、カバーを外すと本体に書いてありましたよ。
      あとがき、カバーを外すと本体に書いてありましたよ。
      2025/05/31
    • とんとさん
      ほこりさん、はじめまして!
      あとがき情報ありがとうございます。
      先ほど発見しました!
      まさかのギミックでした(笑)
      ほこりさん、はじめまして!
      あとがき情報ありがとうございます。
      先ほど発見しました!
      まさかのギミックでした(笑)
      2025/05/31
  • 私たちは何事にも意味や価値を求め、それに疲弊するという負のループに陥りがちだ。
    そんな時は「天井をひたすら見つめませんか?」とこの本は誘ってくる(ようだ)
    無駄かなんて誰にも分からない、ならやってみるか... 気づいたらふっと体の力が抜けている

  • 天井を見続ける、雲を見る、遅く食べる…雑な時間の使い方を見つめたエッセイ。確かに無駄ではあるのだが大人って案外こんなもんだよなと思う。何かを突き詰めたりSNS映えする何かを追い続ける人にこそ読んで欲しい脱力エッセイ。カバーを外すと後書きが見つかる。

  • 著者がSNS等で展開する「無駄づくり」活動(不必要な物を発明・工作する)を、そのまま日常に置き換えたような脱力系エッセイ集だ。
    『文學界』に連載された「余計なことで忙しい」の書籍化。

    生産性と効率ばかりが重視される世の風潮に抗って、著者は毎回、非生産的で無意味なことに真剣に取り組んで遊ぶ。その「遊び」のプロセスが、オフビートな笑いをちりばめた文章で綴られていく。

    「よくそんなことを思いつくもんだなァ」という突飛な発想が楽しい。

    たとえばある回では、ピーマンとトマトと椎茸が嫌いな著者が、友人に頼んで、嫌いな食材が使われた料理しか出ないパーティーを開いてもらい、「もてなされる」顛末を綴っている(笑)。
    ただし、友人を巻き込む回は稀で、大半は著者の一人遊びである。

    10回に1回くらい、ウケ狙いのあざとさが勝ってしまう回があって、そういう回は笑えなくてイタさのみを感じてしまう。ゆえに☆を1つ減らした。

  • 私設図書館祝日にて。友人に「私の嫌いな食べ物だけでもてなしてほしい!」(きらいなのにしいたけオンリーのパスタとかチャレンジング)。妊娠中の友人が生もの食べられないって言うから出産後のために「寿司を握れるようになりたい!」(食べてくれた友人がその後回らない寿司に行ってるの発見…って)。野ぐそに挑戦したい!(解決方法が斜め上のとんちだった)。ギャルになってみる(それいいね!と褒められることで自己肯定感がアガる)。ChatGPTと旅行する!(メジャー観光地をあげてもらい、名所を言わせ、宿泊地候補も出させる。存在しないホテルをおすすめしてきたのはあるあるだなあ)。物を捨てまくる。といったあたりを読みました。自分じゃなかなか思いつかない「やってみたい!」が出てきて発想力と行動力に感嘆。表題作は、ほんとに無名のあらけずりの誰に向けたのでもないものを垣間見れるところがいいなあ、と。

  • 藤原麻里菜さんが好きだ。ツイッターで紹介される無駄な発明品が楽しく、動画の無表情な顔がかわいらしい。その人の手になるエッセイ。文章もしなやかで個性的で魅力的。大胆奔放で繊細。彼女には幸せになってほしい。

  • 日常を楽しむ術がすごくて、自分が楽しめる焦点を見つけるのが上手すぎて見習いたい。
    ダイパコスパが求められがちな時代だけど、自分の余裕とか個性を作るのは余計なことなのかもしれないね。思いついたことはすぐにやるべし。

  • いくつか記事がある中で、中盤でパートナーすらいないと綴っていたのが、後半突然夫が出てきて、そこまでの過程を面白く綴ってくれることはないのか…ととても自分勝手ながら落胆してしまった。その辺のTwitterの方が投稿者の人生が覗ける気がする。
    が、このエッセイは人生の〝無駄〟な部分を切り取っているので、ただ自分に合わなかっただけだと思う。

  • なんて素敵なひとなんだろう。何度か、感極まって涙してしまったほど。
    現代人に必要なことが、この本に詰まっていると思う。

  • 何も考えたくない時に一つ読むような本。一気に読むには勢いがなく飽きる。色々なことに挑戦して人生を楽しまれている方だと思った。共感できたりできなかったり。最後の「ものを捨てまくる亅は良かった。

  • 自分が生きてたらやらないような出来事がたくさんあっておもしろかった!

  • 日々の暮らしの中でのつらつらを綴るのではなく、思考実験しながら行動するエッセイ。毎日一生懸命に考えていて、その必死さがなんだか涙ぐましい。もうちょっと肩肘力抜いてみても良いのではないだろうか。

  • 身体を張って無駄なものを生み出してる作者。
    本当にあっちから斜め左上あたりから物事を見つめて、発見する。

    そっち!?そういうふうになる!!?

    っていう新たな視点。
    どんだけ頭カチカチだったんだろう。
    と。反省させられます。。。
    本当に。

    電車で座って前に並んでる人たちを見て、
    この人たちをグループにしたら、センターはあのおじさんだな。
    とかさ。

    どっからその発想!!
    っていう。その自由な発想が読んでて刺激を受けます。笑

    子どものような発想や発見で、
    それが大人の体に入ってるもんだから、
    苦しくてやられるのかなぁ、、、
    と、少しだけ著者の身体も心配になる一冊でした。

    #体を張って
    #無駄なことをやる
    #ダチョウ倶楽部みたいな
    #そんな感じ
    #発明家
    #いろんな雑誌で見たことある著者
    #気にはなってた
    #奇想天外
    #ただ、苦しそう
    #ちょっと生きづらそう
    #フラーってしてるわけじゃなさそう
    #そこがなんだかきつそうで
    #心配

  • 藤原さんの生き様が、たたずまいが、大好き!
    焦燥も、不安も、欲求も、全部私。
    いちいち思い悩んで葛藤して、だからこんなに魅力的なんだ。
    この世界がどんどん変になってる、それが私は怖い。これからもたくさん世界の効率化や生産性に抗っていこうって、私たちに本当に必要なのはそういうことなんだよって勇気がもらえた。

  • 余計なことをすることに関してはまあまあの自信がある私であるが、著者の余計なことをする力には負けたと思った。特にベランダで野ぐそを試みるくだりはとても真似できないと思った。野ぐそ専用ズボンを自作してまで自宅のベランダで野ぐそを試みるとは…なかなかできることではない。さすが第一人者は違う。

  • タイトルからして「今」を感じさせる。センスいいなーと思って手に取り、最初の数行読んで面白そうなので読み始めた。

    言葉回しが上手い、笑いのエッセンスが随所に散りばめられてる…と思って作者経歴を軽くググったら、ああ、お笑い目指してた人なんかー。なるほど。と。

    でも、まぁ小学生のときに親にPC買ってもらって…ってイマドキのネットユーザーだから、今の無駄づくり発明家ってなんか彼女に合ってると思う。発明作品で人をクスリと笑わせる方にシフトチェンジしたんだな、と思った。

    エッセイで描かれる突飛な行動もちょっと素人には思い浮かばないセンス。

    老婆心ながらなんですが、感性が鋭い人だからそれゆえに精神的に疲弊しやすい一面もエッセイには書かれていたので、うまくやり過ごしてまた面白い作品やエッセイを読ませてもらえたら、と思った次第。

  • ゆるーく楽しめるエッセイ。人生には余計なことを楽しむ時間があっていいんだと思える。むしろ、その時間を意識的につくっていけると生きるのが少し楽になるのかもしれない。

  • 効率や時短がよしとされる時代に、無駄なことや一見意味のないことをあえて実行する著者。
    くすりと笑ってしまうような表現も多く、ゆるーくとても楽しく読めた。無駄なことにこそ価値を見出そうという視点と、思いついたことを実行に移す行動力が素晴らしい。なかなか真似できないことも多いが、自分も無駄づくりをやってみたいと思った。

  • ふむ

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著者プロフィール

発明家・ユーチューバー・映像作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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