闇をわたる セレブ・ケース

  • 文藝春秋 (2025年4月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784163919669

作品紹介・あらすじ

「上級国民」の闇を暴け!

愛車はポルシェ・カイエン、自宅は六本木の高級マンション。
セレブ出身、セレブ担当刑事が追うのは、セレブリティが吐いた嘘。

主人公・二階堂悠真の肩書は、「警視庁特別対策捜査官」。
警視総監直轄の部署……といっても、実際には「部署」ではなく「窓口」で、担当は彼一人だけ。

ある日、二階堂のもとにある女性が相談に訪れる。窃盗事件の被害届を出したいのだが、所轄の態度が気に食わないので何とかして欲しいとのこと。彼女は被害者の後妻で、元ホステスの女だった。

被害者は港区内に住む資産家・梅島。ラーメン屋の親父から、一代で巨大飲食チェーンを育て上げた“成金”で、会ってみると極めて高慢な人物。
しかも、非常に立派なウォッチワインダーがあるのに、時計が置いていない=盗まれた可能性があるのに届けて出ていないなど、怪しい面がある……。

捜査を進める二階堂の元に、今度は渋谷中央署から電話が。
なんと、総務省審議官の息子を強盗の容疑でしょっ引いたというのだ。

複雑に絡み合う二つの事件、秘められた名門一家の過去とは。
待望の新・警察シリーズ始動!

みんなの感想まとめ

社会的地位の高い人々の犯罪を担当する「警視庁特別対策捜査官」の二階堂悠真を主人公にしたこの作品は、セレブリティの世界を舞台にしたユニークな警察小説です。成金社長の盗難事件と高級官僚の息子による強盗とい...

感想・レビュー・書評

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  • 警視庁特別対策捜査官の二階堂悠真は、社会的に高い地位にある方が犯罪被害に遭った場合、あるいは罪を犯した時に担当する。
    いわゆるセレブ担当刑事である。

    セレブというか、そういう社会的に地位のある人とは縁がないので対応し難い…という大勢の刑事の間を取り持つという感じである。
    セレブ出身だからこそ、扱いが上手いというのはわかる。

    成金社長の盗難事件に高級官僚の息子による強盗、と立て続けに事件が起き、二階堂がどちらにも対応するのだが…
    これが繋がっているとは…。

    話のなかで、大友鉄がほんのちょっとだけ登場するのも面白い。
    支援課の柿谷晶が女性版鳴沢了と呼ばれているというようなこともちょいと挟んでくるのも楽しめるのだが、なにしろ二階堂がスマートすぎるし、刑事っぽくないのがまだ馴染めない。
    今後、シリーズ化するのだろうが、どう変化していくのか追いかけたい。






  • セレブとの窓口となる「警視庁特別対策捜査官」二階堂悠真を主人公にした一風変わった警察小説。

    エンタメ色が強めというかユニークな設定と軽いタッチで、ほぼ会話劇となっています。
    Audibleのための書き下ろし作品とのこと、妙に納得でした。
    読みやすかったし普通に楽しめました。
    セレブ出身の二階堂刑事が活躍します。なぜか食事の描写が多いです(笑)
    刑事さんの名前がチラホラ出てきて他の作品の人のようなので、著者ファンの方ならより楽しめるのかも。

  • セレブ担当の刑事って聞いただけでもなんだか胡散臭いね。なんだかちょっと著者の作品の中では軽めなイメージ?
    シリーズ化する予感。

  • 新たなシリーズになりそうな期待感あり。ラスト必死にリクルートしてたのが次作への布石になると信じたい。本人はセレブにならず今のスタンスで続けてもらいたい。

  • 警察小説が好きでよく読むがすごく新鮮で面白かった。
    セレブの人だって変わらない生活をしているようで、少し違う。その少しが描かれていて面白い。
    突飛じゃないけど、変わってるな〜ってとこ。

    初めてサイン会でサインをもらった1冊。
    宝物。

  • まあこれは頭が疲れている時に読むと良いかも。これまでの回りくどくて説明的で、その上心の描写も詳細な堂場作品とは一線を画するライトノベル。次作もあるようなので、疲れたと思った時に読もうかな。

  • シリーズ化するんだろうなぁという感じ。
    これまでのシリーズの登場人物たちも顔を出す相変わらずの読者へのサービスが楽しい。
    ボーダーズがチームとして変わった経歴の刑事が集まり事件を解決するのに対して、こちらはちょっと変わった経歴の刑事がセレブのために骨を折る感じ。
    事件解決よりも事件解決のための橋渡しをするのが仕事かな。
    いろいろなパターンで事件事故と向き合っていくのだろうなと思います。

  •  セレブの被害者とセレブの加害者、双方と事件を追う警察をつなぐのは人呼んで『セレブ刑事』。セレブの事情と警察の事情が入り乱れ、事件が事件を連れてくる警察小説。

     主人公はこの度一人きりの部署『警視庁特別対策捜査係』の構成員である男性刑事。警視総監直下の彼の肩書は、通称『セレブ担当』。主な仕事は『交通整理』。自身もセレブ出身で、けれどセレブ街道からは外れて刑事をしている彼は、経験と知識から『セレブ』と呼ばれる方々の感覚や扱い方を理解している。得てしてトラブルになりやすい現場の警察官と事件に巻き込まれたセレブたちの間に入り、円滑に捜査が進むようにクッション役になるのが役割だ。今回立ち上げたばかりの部署に舞い込んできた仕事の相手は、窃盗事件の被害者セレブ。しかし、その件を追っているうちに加害者側の容疑者もとあるセレブの親族であると判明する。双方のセレブと所轄の警察との間を飛び回っているうち、掘り下げれば掘り下げただけ事件と事件がつながって、事態は思わぬ方へと転がっていく。

     面白い着眼点のお話だと思います。主人公自身がセレブ出身、現在ははみ出し者の刑事で、相手にするのは扱いの難しいセレブの被害者側と加害者側。通常事件に巻き込まれることの少ないセレブたちも、ひとたび被害者や加害者の立場になれば苦しみ戸惑うのは同じこと。それぞれの心情を読み解き、寄り添って事件解決に向かっていくストーリーは複雑でありながらテンポがよく、読みやすかったです。
     同作者さんはスポーツ小説と警察小説のジャンルで活躍されているとは知っていましたが、警察小説の方を読んだことがなかったので興味が向いて、今作に手を出してみました。警察内部のことは刑事ドラマの知識くらいしかありませんが、今回の作品で少しイメージが深まったような気がします。

     シリーズ化するのであれば、50歳になった時にセレブ刑事の彼が何を得るのか気になっているので、是非手を出していきたいところです。

  • 久しぶりのハズレ読書でした
    金持ち、セレブ、という単語のオンパレードで品がなく、挫折の理由も、犯行の動機も全て薄っぺらかった
    通読がしんどかった

  • 最近の作品では面白かった。
    過去の作品の登場人物がたくさん出てくる。

  • 二階堂さんの職場は1人で仕事をする刑事総務課
    何をするかと言えば、セレブ相手のようだ。二階堂もセレブだと思うが自分ではそう思っていない。事件は甥が自分の父親の兄を殺したことになる。このシリーズは今から始まる?和久井友香の件も少し楽しみ。

  • 有名人セレブ専門警察官のはなし。話はよくできているし、人物もよく描けている。

    アメリカのハードボイルド探偵に近い役割であるという説明がなんどかあるが、役割もスタイルもそれとはだいぶ違うと思った。

  • 新しい主人公、シリーズになる予想、インパクトに少し欠けるが、今後を期待したい、まだ、主人公にやる気のなさ?が見られるが、どう変化していくのか楽しみ

  • 副題にセレブ-ケースとありさてどんな物語りかなと思いながらビックリ!主人公の刑事がセレブ的な人物で彼の担当の部署には彼一人であり更に金持ち層の市民担当だ。だった一人で自由奔放な調査を行い事件解決していく。その間の活躍が又面白い!事件の闇を主人公が渡り歩き問題を解決していく方法が一風変わって変わっているところが実に面白い!主人公が羨ましいネ!

  • 図書館で借りた本

    堂場瞬一氏の新しい主人公の作品。なんとなく、普段の作品よりもライトノベル化しているような印象を受けた。要は読みやすい。スラスラ読めてしまう。

    今回の作品は設定も少し変わっている。セレブ専門の刑事という設定。

  • 2025.03.29
    ミステリの楽しさよりもキャラや世界観のユニークさを楽しむ作品

  • 3.25
    本棚登録 : 352人
    感想 : 33件

  • 堂場瞬一の他シリーズの登場人物もたくさん出てきて、「いつもの堂場ワールドだ」と思わせつつも、物語のトーンはかなり異質。従来のようなハードボイルドよりも、ラノベっぽいテンポ感。いつもの、もしかするとこんな部署が本当にあるのかも感が薄い。シリーズ化に期待だけど、まだ馴染めていない。
    ただ、闇という主題はいつもの堂場瞬一らしく、人が見たくない場所、過去の影に潜むものに焦点を当てる作家の芯は感じる。

  • 何度も寝落ちー
    うーん
    面白くなかった

  • 人にはそれぞれ適した場所があるんだろうな。あまりにも縁遠いのでピンとこなかったけど。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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