- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163942063
感想・レビュー・書評
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今から数百年後の未来。樹上で暮らす少女たち。
と、異世界ファンタジー要素は充分なんだけど、ストーリーはちょっとつまらない。
その世界の中でのドラマティックな展開を期待していたんだけど、なんか、失敗した過去のことばかり。
終わり方もイマイチ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすく、読みやすかった。
世界観とか愛琉たち種族の成り立ちとか、最初から何となく匂わせていたので、設定の納得感はあった。
ただ、いまひとつ没入感がなく、読者としての視点は、映画の観客といった感じだった。 -
SFとはそういうものだと言われてしまえばその通りなのだが、前提となる世界を都度構築するのはすごい。
本作はやや設定を生かし切れなかった感はあるが。 -
このひとはもう少しキャラクター造形に深みがあると思っていたけど
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近未来の地球。
熱帯雨林の樹上、林冠と呼ばれる樹木の生い茂った場所で、果実を採り、スコールのシャワーを浴びて生きている定住者である少女たちと、そこへやってくる「巡りの者」と呼ばれる仮面をつけた人物たち。
不思議で魅惑的な世界を舞台に物語は広がり、やがてその生活の裏側に隠された秘密が明らかになってくる。
明かされる謎はそれほど新鮮味に満ちたものではなかったけれど、描かれる森や人物の描写が美しく、上質のSFファンタジーを読んだ気持ちになった。