スピノザの診察室

著者 :
  • 水鈴社
4.50
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感想 : 196
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784164010068

作品紹介・あらすじ

雄町哲郎(おまち・てつろう)は、京都の原田病院で働く内科医である。シングルマザーだった最愛の妹が若くして病を得、闘病の末にこの世を去った時、 1人残された甥と暮らすために、将来を嘱望された「凄腕の医師」は激務である大学病院を去り、町医者として働く決意をした。大学で哲郎の力量に惚れ込んでいた准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して原田病院に送り込む。当初、飄々とした哲郎に不信を抱いていた茉莉だったが、哲郎の医者としての確かな腕と哲学を目の当たりにして、次第に哲郎に尊敬の念を抱くようになる。そんな時、花垣がボストンの世界的な学会で内視鏡技術を指導することになり、助手として哲郎を指名するが、哲郎はその申し出を固辞する。 いつも通り、茉莉と高齢者宅を回診していた哲郎のもとに、アメリカにいる花垣から着信があった。大学病院で治療していた少年の容態が予期せず急変し、緊急オペが必要になったが、大学に残された医者だけでは心許なく、秘密裏にその手術をサポートして欲しいと言う。哲郎は、かつての古巣であり、今は伏魔殿とも呼ぶべき大学病院に足を踏み入れたーー。哲郎は何を思い、どのように手術に挑むのか。物語の最後に大きな感動が待ち受ける!・『スピノザの診察室』刊行に寄せて。先の見えない苦しい時代である。だが苦しいからといって、怒声を上げ、拳を振り回せば道が開けるわけではない。少なくとも私の心に残る患者たちは、そして現場を支える心ある医師たちは、困難に対してそういう戦い方を選ばなかった。彼らの選んだ方法はもっとシンプルなものだ。すなわち、勇気と誇りと優しさを持つこと、そして、どんな時にも希望を忘れないこと。本書を通じて、そんな人々の姿が少しでも伝われば、これに勝る喜びはない。夏川草介

感想・レビュー・書評

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  • ブク友の皆様の評価がとても良く、絶対新品単行本で買ってやろうと思い、一月末フレックスで少し早めに帰れた日に書店に寄るも、売り切れです!と言われてしまった(-。-;

    え!?本って売り切れるの!?
    それとも売り切れるくらいの良書なの!?


    その翌週、旦那が靴下を購入したいとスポーツ店へ。その一階が書店で、私は欲しい本があるからと書店へ直行!
    見つけました!ありましたよ!!!

    ってなことで、やっとこ手に入れた一冊だったので思い入れも半端なく。
    たくさん本を購入したが、一番に読み始めた。


    夏川先生の描くキャラ、本当に素敵!!どんどんキャラクターにのめり込んでしまう。

    神様のカルテも然り。
    この本のマチ先生も強烈に魅力的。

    そして京都の街。

    私は京都は大好きだ。
    何度かガッツリ歩いているのだが、行っても行っても次なる発見がある。
    確かに京都は深いのだ!
    行ったことのある場所、歩いたところ、次々と映像が頭に思い浮かぶ。


    そんな大好きな京都を舞台に、美味しそうなお菓子が好みの甘党のマチ先生。

    この本はシリーズ化されそうだな(笑)

    永遠に読んでいられそうo(^▽^)o
    いつも素敵な作品に巡り合わせて下さるブク友の皆様に感謝です!!

    • bmakiさん
      マメムさん

      サイン本を書店へ探し回るのがご趣味なんですね!素敵ですね(*^▽^*)

      私は一度だけ、有栖川有栖のサイン本をブックオ...
      マメムさん

      サイン本を書店へ探し回るのがご趣味なんですね!素敵ですね(*^▽^*)

      私は一度だけ、有栖川有栖のサイン本をブックオフで購入したことがありました。
      たまたまサイン本でしたが、その一冊限りです。

      都会ですと、本を購入すると、作家さんがサイン書いてくれたりというイベントもありますよね。。。
      私はまだ一度も経験ありませんが、いつかお気に入りの作家さんを見つけてサインなんか貰っちゃった日には、1人で悶絶しそうです( ̄▽ ̄)

      マメムさんが生まれる前かもしれませんが、まだこの世にインターネットが現れてそれほど時間が経っていない頃、世の中にはまだプログラミングコードの情報が溢れておらず、質問掲示板がはやっていた頃があったんです。

      目星い回答者に直メールしまくって、プログラミングの基礎を教えてもらった過去がありました(笑)
      私の中で、当時WEBで活躍されていた、プログラミングの神様のような方から返信を貰った日は、1人悶絶しておりました(笑)

      若かりし20代の時の話です(笑)
      2024/02/10
    • マメムさん
      bmakiさん、お返事ありがとうございます。
      確かに尊敬する方や接点がない方からの優しいお返事は嬉しいですよね♪
      私はミクシィ(mixi)で...
      bmakiさん、お返事ありがとうございます。
      確かに尊敬する方や接点がない方からの優しいお返事は嬉しいですよね♪
      私はミクシィ(mixi)でケータイ小説みたいなブログをミク友さん達に感動して貰えて拡散してもらった事が良い思い出です^_^
      2024/02/10
    • bmakiさん
      マメムさん

      おはようございます。
      はい、昔のネットの世界は優しい人が多かった気がします(*^▽^*)

      mixiにいらっしゃった...
      マメムさん

      おはようございます。
      はい、昔のネットの世界は優しい人が多かった気がします(*^▽^*)

      mixiにいらっしゃったんですね。
      ケータイ小説ですか!面白そうですねo(^▽^)o

      私も昔やってました。
      今もID生きてるのかなぁ??
      私も子育てブログみたいの毎日書いてましたっけ。
      あと上司の愚痴も( ̄▽ ̄)
      2024/02/11
  • ブク友さん方の間でとても評判の良い本なので手に取りました。


    東京の病院から京都市内にある原田病院に転院してきた内視鏡医師の雄町哲郎38歳が主人公です。

    マチ先生は三年前に亡くなったシングルマザーの妹の息子の中学一年生の龍之介を一人で引き取って育てています。
    マチ先生の愛読書はスピノザの『エチカ』。凄く難しい哲学書です。
    マチ先生は本から学んだことを龍之介に教えます。
    「人間にできることはほとんどない。それでも努力をしなさい」。

    原田病院には個性的な医師が何人かいて、主に終末医療中心の病院のようでした。
    そこへ消化器内科五年目の南茉莉(まつり)29歳が入ってきます。



    腕利きの内視鏡医師という存在は、先日私も胃カメラ、大腸内視鏡を続けて受けたばかりなので大変気になるキャラクターでした。


    私も考えてみると平均寿命まであと二十数年しかないのです。二十数年なんてあっという間に過ぎてしまいそうです。

    この本の帯にある宮崎美子さんの
    「願わくば人生の最期にはこんなお医者さんに巡り合いたい」という言葉に激しく共感しました。


    この話は他人事ではなかったです。
    自分の最期をどんなお医者さんに診ていただくかは大問題です。
    私の内視鏡をしてくださった先生は、かかりつけ医の紹介の初めての病院での診察でしたがとても好感の持てる方でした。
    でも、難をいうと年齢が私と同世代なので最期を診て頂けるのかは微妙な問題でした。
    本のストーリーと離れたレビューになってしまいましたが、検査を受けたばかりだったので非常に臨場感を感じました。

  • 素敵な作品に出会えました☆
    著者は現役医師でもあり、小説家の夏川草介さん
    夏川さんの人柄が本書を通して滲み出ていて、じわじわと温かく優しい気持ちになっていきます

    医療に携わって来た二十年以上の経験をもとに、
    京都の小さな地域病院を舞台とし、町の人と生きる本質に誠実に向き合う物語です

    かつては大学病院で凄腕医師だった主人公のマチ先生
    眩しく華やかに見えた世界から遠のき、余命の限られた患者のそばに黙々と足を運んでいる今の在り方に、隔世の感があります
    しかし自分の腕に決して驕ることなく、今自分の目の前の人とその治らない病気にどうやって付き合って行くかを大事に考えている姿に、心を打たれました

    またマチ先生の掴みどころがなく、大きく深い人柄、そして甘党という微笑ましい設定に癒されました
    もうやめてくれ〜と言いたくなる程出て来る和菓子達(阿闍梨餅、長五郎、矢来餅、濃茶金平糖等)
    何度あの味を口の中で想像した事か 笑
    今も食べたい。。。

    スピノザという哲学者は、この世界において人間は無力の存在であるとしつつ、だからこそ努力が必要だと説いた人物です
    『病気が治らなくても、残された時間が短くても、人は幸せに過ごす事が出来る』という言葉が出てきます
    それを知っている著者だからこそ、優しいまなざしで患者と向き合える話を描く事が出来るのでしょうね
     
    読んで良かったと思えた作品です
    続編がある事に期待しています

    最後に一言
    休日に関係なく毎日医療に携わってくださっている方々、感謝の念に堪えません
    また一日の能登半島地震で亡くなられた方、心よりご冥福を祈ります
    怪我された方、避難されている方、心よりお見舞い申し上げます

    • かなさん
      ハッピーアワーをキメたK村さん、
      あけましておめでとうございます。
      私もこの作品、読めてよかったと思ってます!
      マチ先生のような、かか...
      ハッピーアワーをキメたK村さん、
      あけましておめでとうございます。
      私もこの作品、読めてよかったと思ってます!
      マチ先生のような、かかりつけ医に
      出会いたいですよね(*^^*)
      私も続編に期待しちゃいます。
      今年もどうぞよろしくお願いします!
      2024/01/03
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      かなさん、おはようございます
      マチ先生のような医者に出会って安心して老後生活を送りたいものです
      続編での後輩との絡みにも期待しちゃいます
      今...
      かなさん、おはようございます
      マチ先生のような医者に出会って安心して老後生活を送りたいものです
      続編での後輩との絡みにも期待しちゃいます
      今年もよろしくお願いします
      2024/01/04
  • 私の中では、本屋大賞ノミネート確実だなと思うくらい、圧巻の1冊です!星5以外はあり得ない出来です。本当に勇気とか明日への活力をもらえる作品だなぁと。

    物語は地域病院で働く内科医、雄町哲郎。かつては大学医局で将来を期待された医師だった哲郎が、妹の死をきっかけに地域病院で働くことになる。身近な人との死別を経験した哲郎が、地域病院で求める医療とは何なのか…というストーリー。

    良いところはいっぱいあるのですが、まず言及すべきはタイトルですね。私もこの作品を読むまでは、「スピノザ」って何?という感覚だったのですが、物語を全部読むと、ストーリーが凝縮されたタイトルなのが分かって、すごく胸が熱くなりました。

    2つ目はやっぱり、キャラクターですかね。飄々として掴みどころのない感じの主人公ではありますが、医療に対する熱い思いがあるのが本当に魅力的で良い!また主人公と、対比するようにかつての同僚の花垣先生も、性格は違うけれど、医療に対して熱いのも良い!それと、脇を固めるキャラも、個性あふれるキャラばかりでとても魅力的で、良いキャラしかいません。笑

    本作の帯に『「神様のカルテ」を凌駕する傑作の誕生!』という宣伝文句があり、半ば半信半疑で読み進めた感じはありますが、私的にはまさにその通りだったのかなと思います。「神様のカルテ」と比べると、恋愛要素は少なめですが、医療に対しての考え方や死生観なんかがリアルな医師の立場から描かれていて、すごく響きまし、感動しました!

    この本は読むと絶対、人にオススメしたくなる1冊なので、機会があればより多くの人に手に取って欲しいです!

  • ブクログでの高評価で気になり手にした一冊


    いい!!
    なにがいいって
    登場人物がいい!!


    まずは主人公のマチ先生
    一見やる気がなさそうに見えて
    実はやり手。
    だったら冷静な先生なのかと言ったら
    甘いものに目がない、なんともチャーミングな一面もあって
    もうすぐに好きになってしまいます


    また周りを固めているキャラクターもいいんです

    豪快で懐の深い院長の鍋島に、
    鋭い指摘が俊逸の中将先生、
    秋鹿先生の優しい空気感も好きだし、
    花垣先生とのやりとりは
    ニヤニヤしながら読んでしまいました(^^)

    人を描くのが上手いんですかね、
    ちょろっと出てくる看護師や
    後輩の医者までまで好きになってしまいます。

    仕事ができる人の話って
    読んでいて楽しいです!


    龍之介くんや南先生のその後も気になるし
    すでに続編を読みたくなっています(^^)
    先生たちに会いたいです!!


    また医療について、
    いや生きることについて考えさせられました
    マチ先生がそのことについて
    ずっと考えていたからでしょう
    医療には正解がなく
    一緒にじっくり考える時間をもらいました。


    医療は進歩し続けている
    でも『病気が治ることが幸福だという考え方では、
    どうしても行き詰まることがある。
    つまり病気が治らない人は
    みんな不幸なままなのかとね。』

    『たとえ病が治らなくても、
    仮に残された時間が短くても、
    人は幸せに過ごすことができる』

    『医療がどれほど進歩しても、
    人間が強くなるわけじゃない。
    技術には、人の哀しみを克服する力はない。
    勇気や安心を、
    薬局で処方できるようになるわけでもない。
    そんなものを夢見ている間に、
    手元にあったはずの幸せは
    あっというまに世界に呑まれて
    消えていってしまう。
    私たちにできることは、
    もっと別のことなんだ。
    うまくは言えないけれど、
    きっとそれは・・・・・・』

    『暗隔で凍える隣人に、
    外套をかけてあげることなんだよ』

    医療に携わっている作家さんだからこそ
    現場を見て、いろいろ感じるんだろうと思いました


    実際できることはわずかで。
    でもだからといって諦める訳じゃなくて
    できることをやる
    それを教えてくれる一冊でした


    あーマチ先生、近くにいないかな

    秋鹿先生の言葉を借りると
    話をしていると心が落ち着く先生。
    読んでいても安心して読めました
    マチ先生に見てもらっていれば
    大丈夫という気になります

    さらっと出てくる言葉も絶妙で
    末期癌の患者へ向けた
    「がんばらなくても良いのです
    ただ、あまり急いでもいけません」
    というセリフはとてもよかったです

    私も病気をしたらマチ先生に診てもらいたいな


  • フォロワーさんの中でも良い評価が多かったので拝読。
    何とも心地よい。読後感が爽やかな作品でした。
    よくある医療ものではありますが、かなり哲学的。様々な方面からの学びのお話でした。
    話題になった『神様のカルテ』未読で、こちらの著者今回初見だったのですが大変読みやすかったです。全体的に優しくふわっとしていて、私の心をも落ち着かせてくれました。
    ただ、私『白い巨塔』で大学病院のあれこれを学んだので、准えながら読み進めてしまい、こんなに良い関係性・関連性はちょっと出来過ぎかなぁと。でも、とても良い作品です。あと、京都行きたくなりますね。

  •  京都の町・人を背景に、静かな感動に満たされ、心が浄化されるような素晴らしい物語でした。
     医療とは何か、幸せとは何かという根源的な問いの先にあるものを、温かな目線で描いています。

     主人公は、訳があって最先端医療現場を離れ、京都の地域病院に勤務しながら、甥(亡き妹の子)と二人で暮らす医師の雄町哲郎38歳。
     老成かつ達観したような哲郎の言動や姿勢が、周囲の人間に安心感と希望を与えていきます。
     哲郎の医師としての矜持・生き方は、生と死への誠実な向き合い方を教えてくれているようです。

     京都の町中の古から続く佇まいと哲郎の人柄がマッチしていて、魅力的な和菓子とそれに目がない哲郎のギャップも愉快です。
     加えて、哲郎に憧れる若き医師・南の存在も、未来を明るく照らしてくれている気がします。

     現役医師として地域医療に携わる著者だからこその、生・死・命と対峙する経験に裏打ちされた物語でした。奇跡が起きないからこそリアルで、深く温かく胸に刺さりました。

  • 夏川草介さん2冊目である

    ひぶ〜の人生を変えた『神様のカルテ』を読もう読もうと思っていたところでしたが、なにやら評判の良い新作の方を先に読んじゃいました

    テヘペロ♪

    先ず気になるのはどうしたってスピノザですよね!
    17世紀オランダの哲学者ということなんですが、ちらっと調べてみた結果、ちょっとここで簡単にまとめることはできなさそうなくらい深かったw

    なので本文から
    「(スピノザは人間の行動は意思によって決まるわけではないと説きました)こんな希望のない宿命論みたいなものを提示しながら、スピノザの面白いところは、人間の努力というものを肯定した点にある。すべてが決まっているのなら、努力なんて意味がないはずなのに、彼は言うんだ。”だからこそ”努力が必要だと」

    これを「医療」に当てはめたのが本作っちゅうことになるかな

    それにしても大河のような物語だったな〜
    なんか不思議なんだよね
    医療というとても繊細な現場を描写しているのに雄大で穏やかなんだよね
    それでいて緊張感は失っていない

    緩やかな流れの中にあっても急流や深淵を内包した大河のような物語

    そしてとっ〜ても魅力的な登場人物が
    たくさん出てきて、これはシリーズ化の予感!
    早く『神様のカルテ』も読まなきゃ!

    • みんみんさん
      わたしも神様は読んだ〜♪
      夫婦愛が心地よい作品‹‹\(´ω` )/››
      わたしも神様は読んだ〜♪
      夫婦愛が心地よい作品‹‹\(´ω` )/››
      2024/02/04
    • ひまわりめろんさん
      わいと一Qさんの前で夫婦愛とか言っちゃダメ〜
      わいと一Qさんの前で夫婦愛とか言っちゃダメ〜
      2024/02/05
    • 1Q84O1さん
      ほんと!
      ほんと!
      2024/02/05
  • スピノザという哲学者が出て来るが、前回読んだ『始まりの木』も哲学的な内容が多く、そう言う方向に作者は傾いているのだろうか?
    内容的には『神様のカルテ』に近く、死に付いての記述も多いが、病気の治療だけで無く本人の尊厳に基づく医療が行われていて安心する。天才的な内視鏡技術を持ちながら、技術だけでは無い医療に感動する。亡くなった妹の息子を預かり、市井の医者として生きるマチ先生の今後の活躍も読みたくなる。

  • 亡き妹の息子との生活のために大学病院をやめて、京都の町中にある地域病院で働く、雄町哲郎(マチ先生)。
    将来を嘱望された凄腕医師でありながらも、今必要であることを判断し、甥の龍之介との暮らしを優先させ今は町医者を全うしている姿は魅力的である。
    一緒に働く医師からも信頼され、みんなキャラは濃いのにとても仲が良いというのも素敵なことで、物語にも深みを増す。
    哲学的なことを淡々と言うけれど愛情を感じる不思議なマチ先生にまた会いたいと思う。

    続編あるかな。




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著者プロフィール

1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。長野県にて地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同作は10年に本屋大賞第2位となり、11年には映画化もされた。著書に『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』『神様のカルテ0』『新章 神様のカルテ』『本を守ろうとする猫の話』『始まりの木』『臨床の砦』『レッドゾーン』など。

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