天がうたう時 太公望(下)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 178
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784165071006

作品紹介・あらすじ

望の機略により、周は召とむすび叛意をととのえた。商王紂を討つ-、宿望の日である。決戦の朝、無辺の牧野はすがすがしく晴れていた。

感想・レビュー・書評

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  • 太公望呂尚 と言えば伝説の人である

    殷(商)の紂王の暴政を避け、40年隠棲し、その後、周でも隠棲・・
    3年間何も釣れないままひたすら釣り糸を垂らし続けた
    その後、大きな鯉を釣り上げ、腹の中から『平法書』を得た。
    周の文王はその噂をきき、太公望に逢い、そのまま彼は
    周王の車上の人 となる。
    文王の子、武王が 殷王朝を倒した時、周公、召公と共に羌公(太公望)
    は活躍した。

    200歳近くなり、自ら死を予告し死んだ。。。


    さて。宮城谷作品である『太公望』

    望が属する羌族(牧羊民族)が、殷の言われ無き殺戮を受け
    族長の息子・望を含む6人の子供達が脱出・・・
    殷王朝への復讐を誓うところから始まる。。

    鬼公や謎の老人との出会いが、
    人の1歩半前 を行く 望 の才 を大きくして行く。

    力を付けた望はやがて、周王に協力する形を取りつつ、
    殷王朝に屈しないが周をも嫌悪し続ける 召国 を説き伏せ
    ついに 望 は周召誓盟 を成す。

    軍法を始め、殷時代の古き思想を変革させ
    望 は周に多くの力をもたらした。

    自らの理想の邦
    『人々が斉(ひと)しく住める』 斉国を誕生させる


    宮城谷作品のヒーロー達は、常に『仁』と『義』の人であり
    大きな不幸を超えたところに、大きな幸せが待っている・・という
    希望を描き続ける作品なんだよな・・と改めて思った

  • 名前だけは聞いたことがある太公望の話。
    歴史の話ではあるが、ビジネス・社会人として自分に置き換えて考えさせられる。
    地名や人名の漢字が複雑で読み仮名等理解して読むのには少々苦労が必要。人名は記号みたいなものと割り切って読み進めてると非常に面白く考えさせられる。

  • 面白いです、上巻、中巻に引き続き、おもしろい。

    面白いのですが、最終決戦の商との戦いの記述が、ここまで引っ張った割りに、これで終わりという感じでした。

    なんか、書いていたら、紙が足りなくなって、駆け足で終わらせた感が、ちょっとあったのが残念です。

    でも、3巻を通じて、すごく面白かったし、読み応えがありました。

  • 2001/8/27読了

  • 2008/8 再読

  • 太公望の生涯を描いた伝記小説です。
    上品な文章と当時の考え方に対する説明が好きです。
    ファンタジーとしても楽しめます。

  • あえて全巻入れてみる<下>

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著者プロフィール

宮城谷昌光

一九四五(昭和二十)年、愛知県蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。九一(平成三)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞、九三年『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、二〇〇一年『子産』で吉川英治文学賞、〇四年菊池寛賞を受賞。他の著書に『奇貨居くべし』『劉邦』『三国志』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2020年 『奇貨居くべし 第一巻 春風篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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