芥川賞全集 第一巻

  • 文藝春秋 (1982年2月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784165071105

みんなの感想まとめ

昭和初期の文学作品が集められたこの全集は、古さを感じさせない魅力的なストーリーが詰まっています。特に、石川淳の「普賢」は音楽的な文章の流れが心地よく、読者を引き込む力があります。また、尾崎一雄の「暢気...

感想・レビュー・書評

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  • 芥川賞第4回受賞作(1936下期)


    『普賢』と並んで第4回芥川賞を取った『地中海』冨澤有爲男 を読んだ。
    美しい地中海を舞台にした不倫小説。主人公がどうしようもない独身金持男で、人妻と不倫するが旦那にばれてどう考えても負けるだろう決闘(小型銃での)をする直前までのお話。不倫したらどう考えても逃げられないという自分で自分を追いつめる考え。確か自国に帰る船を見送るシーンで終わる。舞台や街はは美しい、がストーリーがあまり好かない。

    『東洋』という長編が好評のようなのでそちらを読んでみたい。

  • 昭和10年から昭和12年の受賞作であるため、古臭くないのかとか不安だったが、とても面白かった。

    石川淳の「普賢」は音楽を聴いているように、文章の流れが心地よかった。何が書いてあるのかわからないところも多々あったが、わからなければわからないなりで良いので、気にせず一通り読んで、あとは声に出して読みたいところを読んでると楽しい。

    それから尾崎一雄の「暢気眼鏡」だが、タイトルがしまらない感じだし、「私小説」と書かれてあったので、期待していなかったが、魅力的な登場人物という点では、令和の小説の登場人物と比べても遜色なく生き生きしていた(”私”ではなく、”芳兵衛”のほうね)。

    今後は昭和大正明治の小説も読んでいきたい。

    巻末の年表がとても詳しいが発行時に存命中の作家は当然途中までしか書かれていない。

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/319717

  • 蒼氓/石川達三 コシャマイン記/鶴田知也 城外/小田嶽夫 普賢/石川淳 地中海/冨澤有爲男 暢気眼鏡等/尾崎一雄
    芥川賞全集ということでとても難しかったらどうしようと思いながら読んだが、思いのほかおもしろく、びっくりした。

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