芥川賞全集 第四巻

  • 文藝春秋 (1982年5月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784165071402

作品紹介・あらすじ

復活第一回の芥川賞を受賞した由起しげ子、小谷剛氏の作品から、戦後文学に一時代を画した井上靖、安部公房、堀田善衞氏らにいたる多彩な名篇、佳品を八篇収録した

みんなの感想まとめ

多彩な作家たちの短編が収められたこの作品は、戦後文学の魅力を感じさせる内容です。由起しげ子の作品では、亡くなった義兄の遺品を巡る物語が描かれ、貧しさがテーマとなっています。小谷剛の作品では、主人公が患...

感想・レビュー・書評

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  • 安部公房はもっと面白いものが沢山ある。

  • 戦後混乱期4年を開けて受賞されたわけだが、この4年間に書かれた小説がどんなものだったのかあらためて気になった。
    本書の作品では、敗北のショックを受けている日本人の思考パターンがうかがえるように思うが、今日もこの時期の思考傾向は変わっていないように思う。

    昭和24(1949)年上半期の第21回芥川賞受賞作の一作、由起しげ子「本の話」の題材が令和最大の問題の一つであろう”看護問題”であることは興味深い。戦後の貧しい時期と福祉だ何だと色々制度が整備されている現在も生活困難の度合いは変わっていない。

    昭和26(1951)年上半期第25回受賞作の阿部公房「壁ーS・カルマ氏の犯罪」は「カフカ」や「夢十夜」を思い起こさせてもするが、イラストが衒学的で心を惹かれる。なにより「少女革命ウテナ」の”世界の果て”ってこの作品から来てたのに気付けてよかった。

    審査員の論評が納得のものが多くて参考になった。

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/319720

  • 本の話/由起しげ子
    確証/小谷剛
    闘牛/井上靖
    異邦人/辻亮一
    春の草/石川利光
    壁/安部公房
    広場の孤独・漢奸/堀田善衛

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