芥川賞全集 第10巻 鶸,月山,草のつるぎ,土の器,あの夕陽,祭りの場,岬,志賀島
- 文藝春秋 (1982年11月17日発売)
本棚登録 : 30人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
- / ISBN・EAN: 9784165072003
感想・レビュー・書評
-
▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/319726詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
志賀島観光がきっかけで志賀島を読んだが、ひと昔前の芥川賞作品といった趣。戦中戦後の人々の変化を描いている。相撲好きの友人の祖母が印象的。
何気に芥川賞の同時受賞が中上健次なので、選考評も読んでて面白い。中上には安岡章太郎が反対し、吉行淳之介が賛成、みんな人間関係が複雑で読みにくいと言っているのに、評価しているのも面白い。一方の志賀島は、実力も充分で安定感があるから受賞させたといった感じ。
全2件中 1 - 2件を表示