芥川賞全集 第10巻 鶸,月山,草のつるぎ,土の器,あの夕陽,祭りの場,岬,志賀島

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784165072003

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  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/319726

  • 志賀島観光がきっかけで志賀島を読んだが、ひと昔前の芥川賞作品といった趣。戦中戦後の人々の変化を描いている。相撲好きの友人の祖母が印象的。
    何気に芥川賞の同時受賞が中上健次なので、選考評も読んでて面白い。中上には安岡章太郎が反対し、吉行淳之介が賛成、みんな人間関係が複雑で読みにくいと言っているのに、評価しているのも面白い。一方の志賀島は、実力も充分で安定感があるから受賞させたといった感じ。

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著者プロフィール

詩人、小説家。1935年生まれ。早大露文科を卒業。詩人として詩集『東京午前三時』でH氏賞、『わがキディ・ランド』で高見順賞を受け、小説家としては「鶸(ひわ)」で芥川賞、『路地』で谷崎潤一郎賞、『K』で伊藤整文学賞を受賞する。児童文学作品や児童文学の翻訳も数多く、『ぽたぽた』で野間児童文芸賞、『イヌのヒロシ』で路傍の石文学賞を受賞するなど、詩、小説、児童文学の世界で受賞歴多数。2011年、旭日中綬章を受章。

「2018年 『ミッドワイフの家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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