松本清張全集 第13巻 アムステルダム運河殺人事件 セント・アンドリュースの事件

  • 文藝春秋 (1972年2月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (492ページ) / ISBN・EAN: 9784165091301

感想・レビュー・書評

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  • ひどく興味深い、そのわりに詳細が今に伝わらない未解決事件について知るべく、「アムステルダム運河殺人事件」をめあてに借り入れ。
    表題作「黒の福音」のモデルはこれよりずっと著名であり、私自身も先刻承知だったのだが、当時の雰囲気をなまなましく描き出した文章を読んでうちのめされた。これが、戦争に負けるということか…その理不尽がもたらすむなしさは圧倒的である。戦後生まれのすべての日本人は、この現実を知っておくべきだと思う。
    当初の目的だった「アムステルダム〜」も高水準の佳品。3本めの「セント・アンドリュースの事件」だけは、寡聞にしてモデル事件を知らないのだが、その点何ら言及はなかった。

    2011/9/16〜9/17読了

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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