パリ (世界の都市の物語 1)

  • 文藝春秋 (1992年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784165095309

みんなの感想まとめ

歴史と文化に彩られた都市、パリの魅力を深く掘り下げたエッセイ集は、訪れたことがある人にとっても新たな発見を提供します。著者は、パリの食文化や服装に関する独自の視点を通じて、食事が仲間意識を育む場である...

感想・レビュー・書評

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  • 2018.08―読了

  • 旅行の前にその場所の知識を得て行くのもいいが、あとに知識を得るのもまたいい。いったことがあるので、想像がつきやすいからである。
    教会の前の広場は場所の停車場だったなど。しらない知識がいっぱい。
    良書である。
    このシリーズをもしかして読破したほうがいいのかも。
    インスタンブールとか気になるし。

  • 世界の都市についてのエッセイ集からパリ編を。パリという都市について、歴史・文化の側面からエッセイ的に書かれている。もう少し構造的に書かれていると自分には読みやすい。

    文化では食と服について詳しい。パリのみなず西欧では食事は基本的にパーティであって、食事の目的は食事を通してfraternitéすなわち仲間意識を高めるためにある。食事の持つこの特性がconvivalité、つまり「ともに食事し合う者同士のように、違いは違いとして認めながら、親しみ相和して仲良くやっていこうとする心」(p.46)である。したがって食事とは同じ皿から取り合い食べるものであって、個々人に完全に分離された銘々膳という「どこよりも寂しい食べ方」をしているのが日本と韓国である(p.56ff)、と著者は記す。

    服についてはパリは鏡の文化であるという指摘(p.62ff)が印象に残る。至る所に鏡があり、また人々は鏡がないところでも常に自分の姿を鏡で見ているようだと著者は書く。それが常に見られているような美意識、ちょっとした外出でもきちんとした身なりをする心につながっていると。

    パリの都市計画においてはジョルジュ・オスマンによるパリ近代化(1853-70)が大きな役割を果たしている。そして、Grande Arche(新凱旋門)をはじめとする現代のパリ都市計画についても印象的に取り上げられる(とはいえ本書は1992年刊なのでだいぶ昔の話ではあるが)。

  • 歴史、風景、産業などがコンパクトにまとまってよく理解できる。

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