司馬遼太郎全集 第31巻 花神 二 惨殺 慶応長崎事件

  • 文藝春秋 (1974年3月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784165103103

みんなの感想まとめ

歴史の激動の中での人間ドラマが描かれている本作は、慶応長崎事件を背景に、主人公たちの葛藤や成長を通じて、時代の流れを感じさせます。特に、鈴木虎太郎や河井継之助といった人物の視点から語られる物語は、彼ら...

感想・レビュー・書評

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    慶応長崎事件
     大政奉還のため奔走中の時期、長崎で起きた異人殺傷事件。犯人は龍馬の部下なのか、それとも?
     なかなか面白かった
     

  • 「英雄児」のみ読了。司馬遼太郎「峠」つながりで。「峠」の骨格というか原型ということなのだろうか。最初の方は、鈴木虎太郎(無隠)の目線で語られ、後半は作者の視点で語られる、河井継之助像。土田衡平に「世帯が小さすぎる。小藩であれだけの男がいるというのは、藩の幸せか不幸せか、こいつは天のみが知ることだ」、山田方谷に「あの男が、長岡のような小藩にいるのは、藩として不利か有利か」と語らせ、以下、「峠」を読んだ身からすると、そこまで厳しく、という視点が綴られていく。一度、そのように描いた人物を、魅力的に膨らませて描こうと思ったのはなぜなのか、気になるところ。/時勢に対して天下随一と言っていいほど鋭敏な男が、「京都朝廷を中心として統一国家をつくる」という政治概念を、ただ一度も持ったことがなかったのである。/(牧野家の家宝什器を全て横浜の外人に売り、江戸長岡の米を米価の高い函館で売り、江戸と新潟の銭相場の差を使い、)長岡藩そのものがブローカーに化したかと思われるほどの荒かせぎをした。/武装中立を表明し、動かない。このあたりが継之助の限界というべきものであった。/継之助は意識的に官軍を愚弄していた。自分の背景に日本随一の装備があることに、自信を持ちすぎていた。/河合はもはやいっぴきの鬼になった。何の得るところもない戦さに、かれは長岡藩士のすべてを投入しようとした。/この墓碑が出来たとき、墓石に鞭を加えにくる者が絶えなかった。多くは、戦火で死んだ者の遺族だという。/おすがは居たたまれずに、縁者を頼って札幌に移住し、明治二十七年、そこで死んでいる。/

  • 花神2
    壬生狂言の夜
    千葉周作
    英雄児
    慶応長崎事件
    五条陣屋
    薩摩浄福寺党
    人斬り以蔵
    侠客万助珍談
    喧嘩草雲
    天明の絵師
    蘆雪を殺す
    倉敷の若旦那
    アームストロング砲
    美濃浪人
    小室某覚書
    斬殺

    どんなだったかな・・・

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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