風車祭 (文春エンターテインメント)

  • 文藝春秋 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (536ページ) / ISBN・EAN: 9784166401406

みんなの感想まとめ

独特の世界観と心温まるキャラクターたちが織り成す物語が魅力です。マブイが抜け落ちるというテーマは、重さを感じさせず、むしろ明るい雰囲気を醸し出しています。97歳の武志や、愛すべきキャラクターたちが織り...

感想・レビュー・書評

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  • マブイが抜け落ちるという題材で池上さんだなと思いました。ただしヒストリアみたいに、重い感じではなく明るい感じでしたが、これも悪くないと思いました。なかなか長くて、2日以上かけて読み切りました。ギーギーがとても可愛かったので、死んでしまった時はショックでしたが、最後にまたでてきて、とても嬉しかったです。また池上さんの本があったら借りてみようと思います

  • 沖縄の祭り、フジの貪欲な生きるチカラが素晴らしい。

  • 年越しに選んだ作品。どっぷりつかり、初夢に見るほど。純情な武志、97歳のお祝い風車祭を楽しみに、ありとあらゆる嫌がらせを日課にしているフジオバァ。実体がないまま島に200年以上たゆたうピシャーマと足が六本ある豚のギーギー。みんな愛おしくて、もっと物語の世界にとどまっていたかった。豚も人間も恋する気持ちは一緒。ギーギーとオバァのやり取りは切なかった。ハチャメチャな話の中に大事な事がたくさん詰まっていて、生きるパワーを貰いました。

  • 八重山を代表する作家。八重山出身の者にとってはとても親しんだ環境が小説の題材となり時折現実と小説の世界が一緒になってしまうような不思議な世界を見せてくれる。子どもの頃親しんだ場所、幼少の頃聞かされた昔話が本の中ではまるで現実の世界として鮮やかに描かれている。八重山を知らない人も八重山を知る一つの参考書でもあり、一冊の物語でもある。

  • 池上さんの本は2冊目。あいからわず登場人物同志のくすっと笑わせてくれる掛け合いがとても心地いい。ボリュームはあるけれど、全く気にせず読む事が出来ました。やっぱりどこまでも生に固執するフジオバァが一番かな。実際に家族や友人になるのはちょっと遠慮したいが、遠巻きに見るにはとても面白い人物だと思います。ギーギーは人間だったらきっといい女だったろうにね。

  • 再読。前回から10年以上経っているようで、ずいぶん忘れていた。
    武志、睦子、フジオバァ、ピシャーマ、ギーギーらが引き起こすドタバタマブイ落とし喜劇のイメージが強かったが、こんなに島が危機にさらされてたっけ?!

    沖縄の知らなかった面を見ることができる一冊。
    特に石垣島のことなので、沖縄本島の文化とはまた違うと思う。
    でも、これもまた一部でしかないのだろう。

  • 多分、3度目の読了。
    読み始めると鮮やかな沖縄の日常が目の前に広がる。
    ひとつの事象について2点以上の視点から眺め、解釈して話が進む。
    例えば、ピシャーマが良かれと思ってやった事が「アキシャビヨー」になってたり、伝説になったり…

    この本を読むたびに沖縄に移住したくなる。
    「だからよー」

  • 物語が終わりに向かっていく高揚感が
    なんとも言えないです(^-^)
    壮大な映画のようです

    神々の素晴らしさ
    実在の島なのに
    ファンタジーの世界でした

    ピシャーマが、とても好き
    主人公にしてほしいな

  • 沖縄のことがもっと好きになる一冊。それにこれ程色々なお祭りがあるなんて吃驚する。本当に不思議な文化は面白さ満載だ。
    池上さんの話しはオバアがすごく魅力的で面白い。フジオバアみたいな生き方って変に真っ直ぐで呆れて笑っちゃうのに、どこか憎めなくて優しいとこが良い。武志の成長を描いている部分もあるのかな?
    途中はどうなるんだ!?と思うくらいバタバタと進んでいくけれど、思った以上に(?)純愛を含んだストーリーに仕上がっている。ギーギーが介入した部分があるので、ちょっと純愛から外れるような気もしないでもないけど…(笑)いやあ、結構長いです。でも全てで一つの話に落ち着いてるところが本当にすごい。

  • 昨年の年末から1ヶ月半近く?かけての読破!! ホントに長かった。。。物語は、石垣島の1年を、マブイ(魂)を落とした少年とマブイを無くした花嫁、風車祭(カジマヤー)と呼ばれる数え97歳の祝いを迎えることだけに執念をかける96歳にして子供みたいなフジおばぁ、神に愛された浮浪者兄弟チーチーマーチュと、ターチーマーチュなど個性豊かな島人らが、ある神のお裁きに遭遇していく物語を、年柄年中執り行われている種々の島の祭に合わせて語られている、、、と言ったらスゴイお話のようであるが、10分の9ぐらいは、しょーもないおばぁの戯言と、淡い恋を妖怪ブタにジャマされる苦難の少年のしょーもない話であるw しょーもない話が長すぎて、何度もリタイヤしそうになったが、最後まで読んで良かったです。最後はウルルとしました。いつか、石垣島に行って祭に参加してみたいな。

  • 石垣島などを舞台とした作品です。

  • 沖縄ってやはり別の国だよね〜。習慣や祭りが独特だもの。そこがすごく魅力的。昔ながらの行事などは無くならずこれからも残って欲しい。
    しかし、オバアが何人も一緒に暮らしているというのは大変な環境だろうな。ブジは長寿に関しては一歩も譲れないみたいだし。あれほど長寿に執着していれば長生きできるハズよ。何事にも動じずデーンと構えているふてぶてしさが魅力だね。自分の祖母だと面倒だけど(笑)。

  • 和製ファンタジー。
    まずすごいのはフジオバァですな。
    彼女はまるで妖怪です(笑)
    生きる妖怪。

    ふとしたきっかけで
    マブイを落としてしまった武志。
    しかしそれがきっかけでさまざまな
    見えぬものとの出会いが…

    途中生々しい表現がありますが
    軽く読み飛ばせばよいでしょう。
    沖縄の言葉が所々出てきて
    どこかほのぼのとしている作品でした。

  • 「〜。男なら、たとえみえなくても、声が聞こえなくても、好きでいつづけろ」

    あぁーー、凄く良かった!!!
    読んでいる時はもうこの長さと意味不明さに、ついていけなくなりそうなことがあったのだけれど、読み終わって、その後漫画まで読んじゃったりしたら、もうするめのように、噛めば噛むほど味が出てくる感じなのだ。

    泣けるシーンは、何度読んでも泣けてくるし、再読破したくないけどどこかまた読みたい、、、なんて思わせてくれる1冊。
    沖縄行きたくなったさー。

    【2/14読了・初読・市立図書館】

  • 図書館でふとタイトルが目に入って、借りたという偶然の出逢い。
    沖縄好きなのでアンテナがキャッチしたんでしょう、きっと。

    石垣島を舞台にした笑えるファンタジー?小説。
    八重山の言葉も響きが面白くて読んでいて楽しい。

    とにかく老人力がすごいんです(笑)
    生きるためなら何だってするオバァ、読んでいるうちにすっかり虜になって
    しまいました。
    島が浸水した後に、子ども用のビニールプールを船にして、スーパーまで
    強盗に行くようなオバァですよ!(結局沈没するんですけど)

    もっと色々面白い話があるんだけど、ネタばらしちゃいけないからこの辺で。




  • 石垣島を舞台にしたあの世とこの世とそして歴史を土台にした壮大なファンタジー。登場する場所場所は実際に石垣島にあるので、旅行の際には是非!探索を!!でも、十八番街(びっちんやまに行こうとした)だけは、市場のおばあに怒られてしまいました。。。(笑)

  • 071030読了。長かった!!!石垣島を舞台にし、八重山諸島の伝承を交えた不思議なお話。でも、池上さんの書き口なので、とても読みやすく、おもしろい。マンガ化されているようなので、それも読みたい。

  • 長生きに異常な執念を燃やす島のオバァ、フジは、九十七歳の生年祝い
    「風車祭」を無事に迎えようと、家族や島人を混乱の渦に巻き込む。一方、
    神事を怠り危機に瀕した島の運命は?島の祭や呪術を背景に、オバァや巫女、
    六本足の妖怪豚が大活躍する、生命力とユーモア溢れる壮大な物語。

  • うちなーぱわー全開!な話

  • 沖縄の八重山の島が舞台のファンタジー。
    嫁入り行列の最中に神の力でマブイ(魂)だけの存在になって226年も島をさまよって存在する娘ピシャーマ。
    高校生の武史は偶然ピシャーマと出会い、恋に落ちる。しかしマブイとの恋は成就するのか?
    島一番の大嘘つきで命根性の汚い中村梁フジオバア(96歳)の陰謀や、妖怪豚のギーギー、武史のことが好きな同級生の睦子などがおこす騒動によって話はどんどんややこしくなっていく・・・

    笑いあり笑いあり、という感じでこの長さでも最後まで勢いが衰えない。
    そんな中、島の伝統的な祭礼や御嶽の由来、魂とマブイの概念など、「沖縄ごころ」みたいなのがたっぷりと語られていて読んでる間中心はもう島人である。
    もちろん本当は、島人は島人でも試される北の大地なのだが。

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著者プロフィール

池上永一
一九七〇年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。九四年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。九七年刊の『風車祭』が直木賞候補に。二〇〇八年刊の『テンペスト』はベストセラーとなり、一一年の舞台化をはじめ、連続テレビドラマ、映画にもなった。一七年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『シャングリ・ラ』『レキオス』『ぼくのキャノン』『統ばる島』『トロイメライ』『黙示録』などがある。

「2023年 『海神の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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