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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784166402601
作品紹介・あらすじ
小池真理子氏と川上弘美氏を選者に迎えた、女性作家の名随筆アンソロジー第六巻。第五巻と同日発売。われわれが持つ「宇野千代」のイメージは「私何だか死なないような気がするんですよ」と色紙に書く、晩年の不死身な様子であるが、実は、同時代の大文学者・谷崎潤一郎や小林秀雄をこよなく尊敬し、生涯小説修業に励んだ一途な作家であった。尾崎士郎、東郷青児、北原武夫らとの情熱的な恋愛も見逃せないし、戦後売れに売れた「スタイル」編集長としての顔もある。この一冊で「宇野千代」の軌跡を辿ることができる。初の芥川賞女性選考委員(1987~1997年)・大庭みな子は詩情あふれる文章で、生き生きとした女と男の関係の回復を訴え続けた。その原始的ともいえる性の讃歌は、原爆投下後の広島で、死体を運び出す役割をした女学生の頃の、人間と世界に対する絶望から始まっていた。選者による巻頭エッセイと、研究者による解説、略年譜付き。
AIがまとめたこの本の要点
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みんなの感想まとめ
女性作家による随筆の魅力を存分に味わえる一冊で、宇野千代と大庭みな子という二人の異なる視点が新たな発見をもたらします。宇野千代は恋愛に奔放で自由な生き方を描き、彼女の独自の感性が光ります。一方、大庭み...
感想・レビュー・書評
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女性が書いた随筆が好きなことに気づいて、知らない作家さんにも出会いたいと思ってずっと気になっていた「精選女性随筆集」、ついに一冊読めた。
二人とも文章を読むのは初めましての宇野千代と大庭みな子。恋愛に奔放な宇野千代と、幸福な結婚を生涯貫いた大庭みな子の対比をさせることが、この組み合わせの狙いなのだろうか。
個人的な好みは、大庭みな子の方だった(結婚観とは関係なく、文章の書き方が)。彼女の理知的で国際的に開かれた文章が好きだったのに加えて、随筆と言っても、『青い鳥』のように創作的な文章も収められていて、創作的かつ幻想的な文章が読めたのも好感だった。
ほかの巻も楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宇野→「二つの川端さん」印象深かったんだろうなー
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経験豊富な女流作家の随筆、なんて読んだら自分の凡庸さを思い知ってへこんでしまいそうだ、とこれまであまりこの手の本は手に取ってこなかったけど、読んでよかった。シリーズ読破したい。宇野千代のように華やかにも、大庭みな子のように理知的にもなれないけれど、私なりの花を咲かさなければ、と思った。
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