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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784166402908
作品紹介・あらすじ
近現代の女性作家(物故者に限る)の手になる名随筆のアンソロジー、いよいよ後半分の刊行開始(第四回配本)。石井桃子は自伝「幼ものがたり」から祖父母、兄や姉、季節の遊びの思い出などを綴った部分を採録。また太宰治から好感を持たれた話、井伏鱒二に「ドリトル先生」の翻訳を依頼した話など、意外なエピソードもいくつか収録。文藝春秋、新潮社、岩波書店の編集者であり、「クマのプーさん」「ちいさいおうち」などの翻訳者でもある石井の文章をたどることは、日本出版史の一面を知ることでもある。高峰秀子も自伝「わたしの渡世日記」からの抜粋を中心に構成する。「蝶よ花よ」と持て囃されている子役のイメージとは全く異なり、持ち前の怜悧さで自分をも他人をも突き放したまなざしで見ている職業人(プロ)・高峰秀子。ほかに、梅原龍三郎の思い出、毛皮のコートを縫ってくれたお針子さんへの想いをめぐらせた文章なども採録。
みんなの感想まとめ
多様な人生観や経験が詰まった名随筆集は、読む者に深い感銘を与えます。高峰秀子の冷静かつユーモアを交えた視点は、彼女の数奇な生い立ちを淡々と描き出し、まるで小説を読んでいるかのような緊張感を生み出します...
感想・レビュー・書評
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高峰さんの部分しか読んでいませんが、何度目かの内容なのに、すごくハラハラする小説を読んでるかのような人生。文章力。やっぱりおもしろかった。もう新作を読めないのは残念。今に生きてたらどんなお話をしてくれたのでしょう。
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石井桃子さんの「ひとり」論に共感。今、フェイスブックもツイッターもやめて年賀状も本当に出したい人だけにして人との関係をデジタルからアナログへ、心と顔が見える関係に絞りつつあるので。石井さんがどんなふうに人生を全うされたのか興味がわいた。高峰さんはその数奇な生い立ちと、そのことを淡々と冷めた目で見つめつづっている感じがかっこいい。文章にただようユーモアも素敵。もっともっと読んでみたい。
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川上弘美選による石井桃子さん、高峰秀子さんの名随筆。
川上さんの序文の通りの感想をもった。
もっとお二人の随筆を読んでみたいとおもわせる内容と力量の文章だった。私の世代では、時代背景からなんとなく雰囲気をくみとるのがやっとの部分もあるが、味わいある素晴らしい文章の数々だった。
高峰秀子さんの文章に定評があるのは予てより知ってはいたが、今回このような本によってその一端を知ることができたのは嬉しい事であり、石井さんの幼少時代の懐かしい話や、井伏さんとの会話など、思わず口元がほころんでしまう文章も味わい深かった。
今後もお二人の本を、読んでみようと思った。
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著者プロフィール
石井桃子の作品
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