ヘッジファンド: 世紀末の妖怪 (文春新書 21)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166600212

作品紹介・あらすじ

タイで、香港で、韓国で、次々に通貨戦争を仕掛け、その国の経済に壊滅的打撃を与えて去って行った国際的投機集団・ヘッジファンド。彼らの暗躍で、世界経済は今や累卵の危うきにある。彼らは何を考えているのか。その背後にあるものは何か。また、彼らの暗躍を許した客観条件とは何なのか。資本主義の究極の悪魔の正体に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 991232

  • アジア通貨危機の後に書かれたものなので、アジア通貨危機の話が多く、現在から見れば古い話だが、それでも充分面白かった。ソロスについてたいへん詳しく書かれてあった。

  • [ 内容 ]
    タイで、香港で、韓国で、次々に通貨戦争を仕掛け、その国の経済に壊滅的打撃を与えて去って行った国際的投機集団・ヘッジファンド。
    彼らの暗躍で、世界経済は今や累卵の危うきにある。
    彼らは何を考えているのか。
    その背後にあるものは何か。
    また、彼らの暗躍を許した客観条件とは何なのか。
    資本主義の究極の悪魔の正体に迫る。

    [ 目次 ]
    序章 世紀末の妖怪
    第1章 アジアが墜落した日
    第2章 ジョージ・ソロス氏の知られざる過去
    第3章 ジキルとハイド
    第4章 デリバティブという「ババ抜き」ゲーム
    第5章 「自由」の暴走
    終章 妖怪の運命

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    [ 参考となる書評 ]

  • 4166600214  201p 1999・2・10 4刷

  • ヘッジファンド、というよりソロスの裏側?の本でした。

  • 95/100
    10年前の本なんですね、リーマンブラザーズがテリバティブで破綻したのが08年でして、
    10年前から、すでにマネーゲームだとして「カジノ式資本主義」に警鐘を鳴らしていた。
    デリバティブ取引について詳細に記載がある。
    簡単に説明するとレバレッジを効かせて(テコの原理)自己資金を50倍、100倍も上回る投資を行うことが出来る。
    なので一度これに手を染めると抜け出せないらしい。
    なにやらお話がすさまじく博打の様相を呈している。
    アフリカで崩壊する諸国は実はこちらの投機の失敗が原因ともいわれる。
    資源をテコに海外から資金を調達しても、実体経済に使わずデリバティブ取引というバブルに化けてしまう。
    庶民感覚では読めない本ですわ。

  • ヘッジファンド=イカサマ博打という印象, 2004/8/3


    ヘッジファンドとは何か、結構わかりやすい。
    経済音痴の私でもあっさり読めたので初心者にも向いていると思う。
    しかし、ヘッジファンドや最近のアメリカの株価ブームなんか見ると、なんともいえない拒否感というか不快感を感じる。
    それと金儲けをコンピュターや情報操作とかに頼ったりするシステム、なんだかイカサマ博打を彷彿するのは私だけでしょうか

  • 金融について素人でも、とても分かりやすくかつ興味深く、
    ヘッジファンドについて知識をえることができた。
    これを読むと、一般人の手の届かないところで、
    巨額のマネーが一部の富裕者層のエゴで動きまわって
    いるという印象を受けた。他の見方もあるのかもしれないが、
    現在の原油高、穀物高を考えると、一面の真実なのかもしれない。
    世界の見方が変わる本だと思う。

  • 除籍本

  • 面白い!これのおかげでサブプラ暴落時のMKT乱高下の水面下の動きが少し理解出来た。

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