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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784166600335
みんなの感想まとめ
テーマは松本清張のミステリ作品と昭和三十年代の日本社会の関係性であり、作品を通じて当時の社会背景や文化が浮き彫りにされています。高度成長期の日本における男女関係や社会の視線が、清張の作品の舞台としてど...
感想・レビュー・書評
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ふむ
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松本清張のミステリ作品の舞台となった昭和三十年代の日本社会のすがたをえがいた本です。
高度成長期の日本において、映画館や通勤電車などの舞台装置が登場し、男女の関係に対する社会の視線にもさまざまな問題が存在していたことが指摘されるとともに、そうした社会のありようが清張のミステリ作品に恰好の舞台を提供していたことが論じられています。
同様の観点から江戸川乱歩の作品世界にせまった評論として、松山巌の『乱歩と東京』(1994年、ちくま学芸文庫)があるのですが、本書では『砂の器』『点と線』のほかは、比較的マイナーな作品がとりあげられているのですが、作品中にえがかれた風物にかんする考証にとどまっており、「社会派」ミステリとされる清張の作品世界との関係にいま一歩踏み込みきれていないような印象もあります。もっとも著者は、清張といえば「社会派」というレッテルを貼ってかたづけてしまうような論調に対する不満を述べており、それとは異なるしかたで清張の作品世界の魅力を示したいという意図があるのかもしれませんが。 -
20170506
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松本清張と、昭和の繋がりを紐解く作品。非常にツボにはまる。それぞれ松本清張の作品がカテゴライズされているので、把握しやすく、読み易い。
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平成11年3月20日、初、並、帯無
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11月27日読了。松本清張作品の舞台となる昭和三十年代の日本。それがどのような時代であったのか・そして作品にてどのように描かれているかを知ることでより清張作品を楽しめるとする本。「社会派」の肩書きは伊達ではない!(むしろ社会派を超えて面白く読めるところに清張のすごさがあるわけだが)清張作品の背景が見事に時代にリンクしており、その時代を知ることで殺人者の動機についてより深く理解・共感できるということが分かる。戦中の日本を引きずる人々と、戦後の繁栄を謳歌する人々。この軋轢・摩擦から生み出される事象が、清張ミステリにおける「事件」となっているのだなあ・・・現代とは明らかに異なる時代だったのか。
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