精神免疫学の世界 こころと体の対話 (文春新書)

  • 文藝春秋 (1999年5月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784166600410

みんなの感想まとめ

心と身体の深い関係を探求する本書では、心身相関の医学史から始まり、情動が生まれるメカニズムや「がん性格」と呼ばれる病因論、脳と免疫系の対話までを解説しています。著者は、心の問題がいかに医療において重要...

感想・レビュー・書評

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  • 心と体は繋がっている。その事実を統計的な数字を示すことで納得の行く説明がなされている。
    今までとかくないがしろにされていた心の問題。心療内科という形で少しずつ日本の医療にも取り入れられてはいるが、心の問題はまだまだ未知の領域だ。心と脳の関係・免疫学・東洋医学・・・興味は尽きない。

  • [ 内容 ]
    私たちの生命は、さまざまな意味で、社会、文化、世界、宇宙へとつながり、また下位のレベルでは、臓器、細胞、遺伝子、分子と、すべて連鎖のなかでその営みが進む。
    こころと体の対話も、こうした多様な全体のなかで営まれているのである。
    それだけに、この分野には、人の性格やこころの状態を安易に身体の健康に結びつける、一見もっともらしい教義、俗信が入り込みやすい。
    こうした傾向については、これを厳しく排斥する姿勢を貫いたつもりである。

    [ 目次 ]
    第1章 医学は「こころ」をどう扱ってきたか―心身相関の医学史と精神免疫学の誕生
    第2章 怒りや悲しみはどこで生まれるのか―情動ストレスと脳の科学
    第3章 「がん性格」をどう考えるか―病因論としての気質、性格
    第4章 こころと体はこうして対話する―脳と免疫系の情報ネットワーク
    第5章 癒しのテクネー―臨床医学と精神免疫学

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 東洋医学には、心と体を一体としてとらえ、全体のバランスを取り戻すことで病を癒すという心身一如の思想が古くからあった。しかも気が五臓を傷つけるといった現代のストレス学説に通じる疾病概念も持っていた。
    「怒りは動物の情、笑いは人の情」という。たしかに笑ったり泣いたりするのは人だけのようである。いったいどのようにして笑いは生まれるのだろう。そもそも人はなぜ笑うようになったのだろうか。

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著者プロフィール

九州大学名誉教授。精神科医,医学博士
福岡県出身。1980年慶應義塾大学医学部卒,米国メイヨー・クリニックで精神薬理学フェローと精神科レジデントとして精神医学を学び,同講師,帰国後慶應義塾大学医学部講師をへて,1996年山梨大学教授(精神神経医学)。2004年九州大学大学院医学研究院教授(精神病態医学)。2019年より九州大学名誉教授。
単著に,『うつ病の論理と臨床』(弘文堂,2014年),『思索と想い─精神医学の小径で』(慶應義塾大学出版会,2014年),『思量と願い―精神医学の風景』(九州大学出版会,2019),『こころと体の対話――精神免疫学の世界』(文春新書,1999年)ほか編著多数。

「2020年 『精神疾患とその治療』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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