三遊亭圓朝の明治 (文春新書 53)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166600533

作品紹介・あらすじ

『真景累ヶ淵』『怪談牡丹灯籠』『塩原多助一代記』等で知られる三遊亭円朝(天保10〜明治33)は、江戸落語を集大成し、近代落語隆盛の道を拓いた名人として名高い。また、参禅し「無舌」の悟りを得たという逸話は、鏑木清方作の肖像画と相俟って清雅高潔の印象を残している。しかし、それは実際の円朝なのだろうか。江戸から東京へ、「御一新」に同化していく芸人の、したたかな生き方と、その裏の家庭の悲哀、そして新時代に舌耕の芸が果した役割を活写する。

感想・レビュー・書評

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  • 「言文一致」を流布させた明治の名人(と言われる)の評伝。
    噺家というより文化人なところが「名人」なんでしょうかね?
    固いテーマですが、やわらかく読ませてくれます。

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著者プロフィール

1935年東京生まれ、文化学院卒。藝能評論家。都民劇場理事、早川清文学振興財団理事。菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞選考委員。第10回大衆文学研究賞(1996年)、第14回スポニチ文化芸術大賞優秀賞(2006年)。

「2023年 『芝居のある風景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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