[ 内容 ]
西欧のように、「神」の定めた秩序のない「混沌」の世界に生まれた中国人は、群生して共存するために、自前の秩序を築かねばならなかった。
そして、その秩序を維持するために「権力」が生まれた。
中国人にとって権力とは、すなわち秩序であった。
秩序なくしては、国家を含めた一切の集団は成り立たないことを知っていた。
そこで中国人は、春秋戦国五百五十年に及ぶ長い時間をかけて政治権力とは何かを探究し、七つの兵書を生み出した。
戦争が生んだ兵書の言葉から「権力とは何か」を探り出す。
[ 目次 ]
第1章 権衡と軽重
第2章 権威と魔性
第3章 権軸と流通
第4章 権度と覇王
第5章 権制と勢節
第6章 兵権と節制
第7章 軍権と推轂
第8章 君権と法制
第9章 権謀と術数
第10章 権柄と賞罰
第11章 権力と繆行
第12章 権力と制度
第13章 権力とは何か?
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