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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784166601271
みんなの感想まとめ
江戸時代の裁判に焦点を当てた本書は、歴史的な資料を基に、さまざまな裁判例を考察しています。犯罪の動機は時代を超えて変わらない一方で、量刑や倫理観には大きな違いがあることが強調されています。特に、大岡裁...
感想・レビュー・書評
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『御仕置裁許帖』等の史料を基に、江戸時代の裁判例を考察する。人間というものは、たかだか二、三百年の時間の経過では、犯罪の切っ掛けは変わらないものなのだな~。しかし、その犯罪に対する量刑は大きく変わった。生命の軽重と、誤認逮捕や拷問による冤罪の発生という負の面があった江戸。しかし、武士は武士らしくあれという倫理観や、大岡裁きに象徴されるお上の慈悲が、現代の裁判には欠けているかもしれないと思える読後感だった。
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第1話 お上の慈悲
第2話 捕物帳の真実
第3話 吉原の無法な客たち
第4話 息子の密通と母親
第5話 哀しい御徒
第6話 不倫の始末
第7話 遊女あがりの女房
第8話 売られた妻
第9話 町人恋愛事情
第10話 女三人連れて出奔
第11話 江戸には来たものの
第12話 主従の恋
第13話 司法の原則
第14話 辻番の掟
第15話 稀代の悪法の真実
第16話 悲惨な自業自得
第17話 下半身接待
第18話 怖い母娘
第19話 将軍の裁判見学
第20話 奉公人の倫理
第21話 夫殺し
第22話 いじめの果て
第23話 武士の身分は重い
第24話 唐人がらみ
第25話 人買船
あとがき -
【蔵書案内・絵本】坂東市の図書館:実際の判例を25件紹介。コラム的に書いてあるので読みやすいです。江戸も現代も同じようなことをしてしまっていたのだなぁ。と思う反面、その罪のつぐなわせ方には思った以上に厳しくて、読んでいて少しこわかったです。
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お奉行様の判例集から、当時の価値観や倫理観を垣間見られる内容をピックアップして解説したもの。有名な事件は掲載されていないが、市中の雰囲気や人間味を味わえる事件がチョイスされている。週刊誌連載の新書化なので、個々の事案は読みやすい長さにまとめられている。
不倫にセクハラにパワハラにDVと、人間の犯す罪とは、あまり時代に関係ないのかもしれない。ただし、その刑罰となると話は別で、今では考えらない程度の罪で、市中引き回しの上磔の刑etc が執行されてしまう。しかも、同じ罪でも刑の重さが異なるケースが多々あったようだ。戦国の世が終わり太平の世になったとはいえ、まだまだ当時の人の命は軽かったともいえるが、当時、一義的に重んじられたのは「主従の忠誠心」にあるという解説を読めば、ある程度の納得もいく。
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