私のエネルギー論 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2000年11月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784166601417

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙論の専門家である著者が、みずからの生活の中での取り組みについて触れながら、エネルギー問題を考えるための視点を示しています。

    本書の前半は、生活の中でエネルギー問題に取り組んできた著者の体験談が紹介されています。一方後半に入ると、マクロな観点から地球環境ないしは宇宙論的なレヴェルにおけるエネルギーの形態と変化が論じられています。

    むろん本書のように、エネルギー問題を考える上でミクロな視点とマクロな視点を踏まえておくことは大切なのだと思います。ただ、その中間のレヴェルである、国家のエネルギー政策の観点がすっぽり抜け落ちていることが多少気がかりです。本書の議論は、「環境問題は社会問題である」というソーシャル・エコロジー的な観点から補足ないし修正されるべきところがあるのではないでしょうか。もっとも、「私のエネルギー論」というタイトルは、そうしたレヴェルを意図的に排して、エネルギー政策を語る上での「前提」となる問題に焦点を絞ったのだと解することもできると考えることもできるでしょう。

  • 後半はエネルギー論の教科書としてよくできている。今さらながら、原発の「めんどくささ」を知るには格好の書。前半は学者さん特有の拘りが見えて、これもまたなかなか「めんどくさい」のである。「昔ながら」を推奨していくしかないのだけれど。

  • 【東日本大震災関連・その⑱】
    (2011.08.03読了)

    ☆池内了の本(既読)
    「宇宙はどこまでわかっているか」池内了著、日本放送出版協会、1993.07.01
    「禁断の科学 軍事・遺伝子・コンピューター」池内了著、日本放送出版協会、2005.12.01

  • エネルギー問題を考えるための入門編として後半を読んでもよいし、省エネルギーを考慮した家造りの顛末を書いた読み物として前半を読んでもよいと思う。

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著者プロフィール

池内 了(いけうち・さとる):1944年生まれ。宇宙物理学者。京都大学理学部物理学科卒業。同大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士(物理学)。名古屋大学名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。主な著書に、『なぜ科学を学ぶのか』(ちくまプリマー新書)、『物理学と神』、『物理学の原理と法則』(いずれも講談社学術文庫)、『疑似科学入門』(岩波新書)、『科学者心得帳』(みすず書房)、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書)、『科学メガネ読本』(アノニマ・スタジオ)などがある。

「2026年 『時間とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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