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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784166601783
みんなの感想まとめ
写真の技法や切り取り方を期待する読者にとって、少し異なる視点が広がる内容です。著者は、写真への深い愛情を持ちながら、その魅力をエッセイ風に語りかけており、読者は写真の楽しさや奥深さを再発見することがで...
感想・レビュー・書評
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具体的な写真の技術・知識というよりも、撮影法というソフト面に特化した指南書。単なる「心構え」的な論調ではなく、精神的なスキルとでもいうべきノウハウを語っている。
画像関連の作品はほとんどそうかもしれないが、それを作成するということは製作者の「モノの観方」を具現化することを意味する。著者は、写真を見ると撮影者の「目のつけどころ」がわかる、と言う。今自分が見ているビジョンをなんとかして他人に伝えたいということは多くの人が持つ願望だろう。それを比較的厳密な形で伝えることができるのが「写真」というものである。現実以上のビジョンを表現する手段の位置づけとしては絵画や文章がある。もっとも今や写真でもそうした加工は可能となっているが。
かつて露出・絞りを自ら選択するのが当然であり、そうした行為を繰り返すことによってある種のスキルが身についた。ピント合わせもスポーツ的な感覚がとても好きだったのだが、今やピントも自動が当たり前。こうしたカメラのメカニズムとそれを取り扱う経験が物事を観る「目」を創ってくれたように思う。もちろんその手間を他の方面に廻すことによって得るものもあるのだろうが。
デジカメが普及したことによって、多くの人達が手軽に写真を撮れるようになり、それを公開することによって撮影者本人も評価され、作品を見た人達も多くの示唆を受ける。特に現像が不要なことは躊躇なく「失敗」することが可能となり、それもまた経験の豊富さを生み出して技術の向上が望める。しかし本書でも触れているが、カメラの導入から準備、撮影そして現像という一連の過程から学べることも多いはずである。今からフィルム中心で写真を手掛けるというのはなかなか難しいことではあるが、写真の製造過程とでもいうことを頭の片隅に置きながら作品を創造していくのもとても有効なことだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう少々技法っぽいものや、切取り方を期待していたのでそれほどでもなかった。
エッセイに近いかねえ。 -
写真好きのオジさんが、好きで好きで仕方ない写真についての本を幸せそうに執筆してる姿が浮かぶ本でした。
著者プロフィール
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