ナノテクノロジーの夢といま (文春新書 218)

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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166602186

作品紹介・あらすじ

ナノとは一ミクロンの千分の一、つまり一メートルの十億分の一の長さをあらわす単位だが、この極微の世界を対象にする技術がナノテクノロジーである。情報、医療、環境などの分野で革命的な成果をもたらすこの「夢の技術」の研究・開発で、日本はスタートダッシュに成功した。しかし、アメリカは国をあげて猛烈に追い上げる態勢を固め、EU諸国の力の入れ方も目を見張るものがある。二一世紀の日本の命運はナノテクにかかっていると言っても誇張ではない。

感想・レビュー・書評

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  • ナノテクと聞くと、直ぐにマイクロマシンを連想してしまうが、素材・バイオ・医療・IT・エレクトロデバイス・・・とその応用範囲は広い。それぞれの分野での研究成果の現状と将来性を、一般向けに解説している。また、日米の成果を比べ、日本の技術発展にエールを送ってもいる。広い範囲をカバーしているので、個々の記述の薄さは否めないが、ワクワクする内容だ。

  • [ 内容 ]
    ナノとは一ミクロンの千分の一、つまり一メートルの十億分の一の長さをあらわす単位だが、この極微の世界を対象にする技術がナノテクノロジーである。
    情報、医療、環境などの分野で革命的な成果をもたらすこの「夢の技術」の研究・開発で、日本はスタートダッシュに成功した。
    しかし、アメリカは国をあげて猛烈に追い上げる態勢を固め、EU諸国の力の入れ方も目を見張るものがある。
    二一世紀の日本の命運はナノテクにかかっていると言っても誇張ではない。

    [ 目次 ]
    第1章 ナノテクノロジーとは何か
    第2章 カーボンナノチューブ
    第3章 情報技術の壁を突破
    第4章 医療、環境への応用
    第5章 ナノテクノロジーの将来

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著者プロフィール

LCA大学院大学副学長。専攻は現代技術論。

「2009年 『比較技術でみる産業列国事情』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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