英国大蔵省から見た日本 (文春新書)

著者 : 木原誠二
  • 文藝春秋 (2002年2月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166602261

作品紹介・あらすじ

「日本の公務員の実力を思う存分、見せつけてこよう!」日本財務省と英国大蔵省の若手職員交換制度の第一期生に選ばれ、志を抱いて単身英国に渡った著者。名刺はない、昼食はとらない、ネクタイはしない…。習慣の違いから、政治・経済・思想の違いまで、赴任初日から戸惑いつつも見えてきた、日本の欠点と美点。外国を「研究」はしても「学ぶ」ことは考えない英国と、無闇に欧米の真似ばかりしたがる日本。真の「改革」へ向けて一体何が必要なのか。

英国大蔵省から見た日本 (文春新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2002年刊。著者は財務省大臣官房勤務、英国大蔵省派遣歴あり。◆途中で精読中止→流し読み。◆英国関連エッセイ書。◇例えば「進歩する保守」といった勝手な概念設定や、「保守」の独自の定義付けに?と懐疑。しかも、テーマは大蔵省権限と乖離したサッチャー政権下英の一般論に終始。◇主計、主税、関税、理財、銀行・証券監督という日本の権限分配毎に英国大蔵省の特徴・異同の比較検討なら、自身のキャリアに即した分析評価を展開できたはず。◆なお著者の論法なら、日本は、官僚制など歴史・人事・運用の違う英国を参考にできなさそう。
    ◆抽象論が殆どの本書。著者が大蔵省官僚の経歴を持つ以上は、政治学者が書くようなものは要らない。先の権限毎の分析のうち、特に予算の内容決定過程の舞台裏を具体的に書けば、それなりのものになったろうに、との感。

  • 自民党の元衆院議員木原誠二氏が財務省時代に英国財務省出向経験を振り返った著書。一昨年の政権交代時には、同じく英国財務省に出向していた財務省の高田英樹氏の論文が話題になったが、木原誠二氏はその初代。本書は英国の政治体制、政と官の役割の違いをわかりやすく説明している。政治風土、国民性、文化が違うため、他国の制度を導入するのは慎重になるべきとの意見がある。一方で、その違いは前提の上で、他国を学ぶことにより、日本の問題を少しでも前進させることができるかもしれない。ある国の大使の方曰く、「日本はまだまだ他国から学ぶべき事はたくさんある。小学生や中学生が学校で教えを請うというような形ではなく、一流商社が他の会社からビジネスモデルを参考にして自社を発展させるような形で。」なるほど、非常にわかりやすい一言である。

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