エシュロンと情報戦争 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2002年2月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784166602278

みんなの感想まとめ

情報戦争の現状とその影響を深く掘り下げた本書は、特にエシュロンという通信傍受システムを通じて、国際的な情報活動の複雑さを描いています。10年以上前に出版されたにもかかわらず、米国、英国、ロシアなどの国...

感想・レビュー・書評

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  • 10年以上前の本だが、「情報戦争」に関する日本と米国、英国、ロシアなどとの認識の隔たりは、今は少しは縮めることができているのか、気になる。

  • 米国政府はエシュロンの存在を認めていない。
    米国とEUでは2000年代に一触即発であった。
    あらゆる情報活動は、情報を集めるだけではなく、得た情報を自分たちに有利に、相手に不利に利用することによって初めて価値を持つ。エシュロンがどれだけ驚異的な能力を持っていても、それだkでは現在のような国際的問題に必ずしも発展があるわけではなかった。
    欧州がエシュロンに代表される米国主導の通信傍受、分析(SIGINT)網に対する警戒感を高めたのは、プライバシー侵害への不安や反発もさることながら、冷戦終結後、それまで共産主圏の政治、外交情報に振り向けられていた米国など英語圏諸国の諜報能力が、欧州、日本などとの経済戦争を勝ち抜くために使われていることへの懸念が高まったのが最大の要因。

    エシュロンを運営しているUKUSA協約の主要加盟国であると同時にEUの主要メンバーでもあるイギリスは複雑な事情がある。

    ネット上での情報収集も米国が優位に立っている。
    エシュロンのような世界的規模の通信傍受、分析(SIGINT)システムは超大国のアメリカといえども単独で運営するには物理的な困難が伴う。
    他の追随を許さないアメリカのSIGINT戦略の実行を可能にしているのは、地理的に世界の広範な地域を占める英語圏諸国の存在である。

  • 社会ニーズ概論の参考図書

  • [ 内容 ]
    エシュロンとは、アメリカが中心になって全世界にはりめぐらした通信傍受ネットワークをさす。
    電話やファックス、電子メールから通信衛星、海底ケーブルの盗聴などで暗躍。以前はターゲットを軍事機密に限っていたが、冷戦後の現在はアメリカ経済の利益をはかるために企業や民間情報を盗聴し、経済戦争の新兵器と化している。
    アジア通貨危機や様々な国際取引の裏で見え隠れしながらもベールに包まれていた怪物の正体に迫り、情報戦争の実態を暴く。

    [ 目次 ]
    第1章 通貨危機とエシュロン
    第2章 通信傍受のきわだった技術
    第3章 エシュロン誕生までのドラマ
    第4章 エシュロンをめぐる戦い
    第5章 狙われるアジア
    第6章 国家安全保障戦略
    第7章 各国の情報戦略

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    [ 参考となる書評 ]

  • 命を奪うことに対して世界の批判を浴びる現在となっては、情報戦争が次世代の戦争だろう。通信傍受というのは怖いものだ。どうするんだろう。。。

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