蝶を育てるアリ: わが昆虫フィールドノート (文春新書 232)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166602322

作品紹介・あらすじ

「昆虫園」を開設し、市民に向けた解説やNHKラジオの「子供科学電話相談」などに力を尽してきた元多摩動物公園園長の著者は、一方で、里山の昆虫の野外観察を50年以上積み重ねてきた。本書はそのフィールドワークの成果の中から、とっておきのエピソードを集めたものである。アリの巣で育てられる蝶、泥棒をする蜂、トンボの交尾の意外な仕掛け、タガメの子殺しなど、ここに紹介されている不思議な生態からは、昆虫たちの驚くべき"生きる知恵"がうかがえる。

感想・レビュー・書評

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  • 自身でのフィールドワークについてたくさん書かれているのが良い.特に数十年も昔の観察記録を示されているときに,長いキャリアを持つ方だということが実感できる.そして,昆虫が本当に好きな様子が文章からもにじみ出ている.

  • [ 内容 ]
    「昆虫園」を開設し、市民に向けた解説やNHKラジオの「子供科学電話相談」などに力を尽してきた元多摩動物公園園長の著者は、一方で、里山の昆虫の野外観察を50年以上積み重ねてきた。
    本書はそのフィールドワークの成果の中から、とっておきのエピソードを集めたものである。
    アリの巣で育てられる蝶、泥棒をする蜂、トンボの交尾の意外な仕掛け、タガメの子殺しなど、ここに紹介されている不思議な生態からは、昆虫たちの驚くべき“生きる知恵”がうかがえる。

    [ 目次 ]
    第1部 そもそも昆虫とは何か(いったいどのくらいいるものか;なぜ大きくなれないか;翅をもつようになった秘密;危ない橋を渡る「食」の戦略;生き残る確率と寿命)
    第2部 わが半世紀のフィールドノート(蝶を育てるアリ;冬を生き抜く翅のない蛾;狩り蜂は二度敵をだます―蜂やアリの高等戦術;カマキリの雌は雄を喰わない!?;優雅なトンボにひそむエゴ;タガメの子殺し;ホタルはなぜ光るのか;カンタンの音に聴きほれる;カムフラージュするってほんとうか)

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著者プロフィール

矢島稔

「1988年 『はじめてであうずかんセット(5冊)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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