ビルはなぜ建っているかなぜ壊れるか 現代人のための建築構造入門 (文春新書)
- 文藝春秋 (2003年8月20日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784166603350
みんなの感想まとめ
建築の構造やその背後にある美学を多角的に探求する本書は、初心者から専門家を目指す人まで幅広く楽しめる内容です。前半では、建築構造の基本を分かりやすく解説し、一般の読者でも理解しやすいよう配慮されていま...
感想・レビュー・書評
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https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB00069708詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サルバドリーの「建築の構造」の翻訳者でもある、早稲田大学の先生が執筆された本。まえがきで、建築に関係のない一般の人に向けたガイドブックであると紹介してますが、どっこい、相当に中身の濃い「専門家を目指す人の入門書」ではないでしょうか。
その内容は多岐に渡り、様々な視点から建築の構造のについて語られています。第1章、第2章あたりまでは、建築構造の紹介なので、先生の指す「一般の人」に向けて書かれているように思います。第3章以降は、材料力学、部材(骨組)力学、地盤・基礎構造と話が進みます。この辺りは、様々な材料や構造を次々と紹介したり、中には数式を使って説明を試みたりと、「理科系」でないと読み進めるのが難しくなっています。
中盤を読み進めた人(座学をこらえた人)へのご褒美でしょうか、第6章で、構造の意図が単純明快で、現存し、建築的に優れている、美しい建物をイラストを使って(フィールドワーク)紹介しています。また、第7章で、総論として地震災害の教訓、慢心への戒め、免震、制震(振)といった比較的新しい技術を紹介しています。
本書が単なる「難しい技術を噛み砕いて紹介する本」ではないと感じさせるのは、筆者の建築に対する美学であったり、建築を通した社会への警鐘であったりが散りばめられているからではないでしょうか。いま、行政に関わっている私に感じるセンテンスを抜き出して紹介します。
「何事も画一化した制度がそうであるように、技術の底辺を高める役割を果たすと同時に、技術の頭を押さえる結果となりました。構造設計はその本来の目的を離れ、役所の構造審査を通ることが第一と解されるようになってしまったのです。」
「こう考えると、わが国の建築基準法をはじめとする諸規定が、如何に後追いの規定であったか、単に規定を遵守するだけでは、安全の保証が得られないかが分かるでしょう。」 -
建築初心者にも非常にわかりやすくまとめられている。おそらく理系出身でなくても読めるのではないかと思う。
地震によって発生する災害である、液状化についてや、それによりどういった力が働くかなども取り上げられており、阪神淡路大震災、東日本大震災と続き、南海トラフも危ないと言われている今、とりあえず知っておけば何かの役に立つような気がしている。 -
建築物の構造設計についてのイロハを、素人向けに書き下したもの。
巨大な建築物がなぜ倒れたり潰れたりしないのか。そのためにどんな工夫や計算が為されているかが解るようになっている。本当の構造設計は、本書に記されたほど簡単で単純ではないだろうが、現代のビルやタワーの「構造美」を鑑賞する眼が肥えるかもしれない。
新書の場合、理工系でも縦書きの本が多いが、これは横書きなので読みやすい。 -
難しい分野を、図解を多用して説明。
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●<A HREF="http://endinear.way-nifty.com/blog/2005/09/post_9dcd.html">ものづくりを応援!技術士やまさんの『えんぢに屋本舗』【05/09/07号】</A>
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