追憶の作家たち (文春新書)

  • 文藝春秋 (2004年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784166603725

みんなの感想まとめ

文学界の光と影を描いた作品で、著名な作家たちの複雑な人間関係や評価を通じて、文芸誌の黄金期とその陰りを浮き彫りにしています。松本清張や三島由紀夫、大岡昇平といった作家たちの多様な視点が交差し、特に清張...

感想・レビュー・書評

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  • <土曜訪問>出版の仕事 人生かけ 日本で初の女性文芸誌編集長を務めた 宮田毬栄(みやた・まりえ)さん(元編集者・文筆家):東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/321054

    宮田 毬栄 Marie Miyata | 学術文庫&選書メチエ
    https://gendai.media/list/author/mariemiyata

    文春新書『追憶の作家たち』宮田毬栄 | 新書 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166603725

  • 松本清張「人生を知らない者に人間が描けるはずはないよ」三島由紀夫と川端康成が清張を純文学作家と認めなかった。三島が自殺した時清張は書けなくなったから自殺したんだと言い張った。

  • 20180504

  •  ここに出ている作家は、松本清張と大岡昇平しか知りませんでしたが、何気に面白かったです。やはり、老舗の出版社は作家の紹介がないと入社できないんですね。
     穏やかな内容のなかで、一人痛烈に批判されてる、Y氏と言うのは村上春樹の原稿を勝手に古本屋に売った方でしょうか。こんなこともすぐに調べられるインターネッツはすごい。

  • 文芸誌の黄金期とその陰り、という観点で興味深い内容。父性原理を目いっぱい利用した才媛、という紋切り型の記録、とも。島尾敏雄の章で、ヤスケンをお上品かつ目一杯罵倒する様に、この人の本領をみた気がする。

  • [ 内容 ]
    小説のなかに、作品の背景に、作家自身の顔を想像することはないだろうか。
    作家はあらゆる人間を描くことが可能であるが、それでは、人間とは何かを考え、創作する人間、つまり作家とはどんな人間なのだろうか。
    ―わが国で初めて文芸誌の女性編集長になった筆者が、親しく仕事をつづけた多くの作家のうち、とりわけ思い出深い七人の作家、松本清張、西条八十、埴谷雄高、島尾敏雄、石川淳、大岡昇平、日野啓三それぞれの実像を、あざやかに描出する。

    [ 目次 ]
    第1章 松本清張
    第2章 西条八十
    第3章 埴谷雄高
    第4章 島尾敏雄
    第5章 石川淳
    第6章 大岡昇平
    第7章 日野啓三

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 同じゼミの院生の方にお借りした本。埴谷雄高の章でうるっときた。あと江藤淳がちょっと嫌いになった。

  • 2009/
    2009/

    江藤淳関連で登録。

  • 特に興味深いのは石川淳、松本清張。

  • 中央公論社で編集をされていた著者が担当した作家たちの想い出を綴っています。その作家たちがすごいんです。松本清張 埴谷雄高 石川淳 島尾敏雄大岡昇平 西條八十 日野啓三どの作家も文学史からうけるイメージよりもず〜っと人間的でおもしろい!興味深くさくさく読めました♪

  • 宮田毬栄が担当した作家のなかから、とくに思い出に残る7人、松本清張、西條八十、埴谷雄高、島尾敏雄、石川淳、大岡正平、日野啓三について語る。
    1959年、早稲田の仏文を卒業、中央公論社に入社。配属された「週刊コウロン」で、最初に担当したのがなんと松本清張。清張50歳、脂の乗りかかった頃、宮田は23歳。清張は、遅刻した宮田を、なにも言わずに近くの和光に連れてゆき、時計を買ってくれた。まるで親子のよう。連載を何本も抱えている清張。原稿が半分組みあがっているのに、間に合わず、今回は休載させてくれ。それに怒って、電話で「来週先生が大日本印刷にきて活字を拾ってね!」とタメ口をきく。5時間ほどして、清張から電話。「あと1時間で書き上がるから、取りにきてください。マドモアゼール!」
    亡くなる1年前、清張はヨーロッパを舞台にした長編ミステリを構想。宮田に取材を依頼する。行先はグルノーブル、リヨン、パリ、ブリュッセル。宮田をまだ見ぬフランスに行かせてあげたかったらしい。その矢先、清張は逝ってしまった。
    石川淳の章には、早稲田の政経のフランス語教師、山内義雄が登場する。宮田は、もぐりで授業に出たことがあった。「山内先生が茶色の大きな鞄をさげて教室に入って来られると、午後の半地下室はいっぺんに明るさをました。(……)鞄からテキストを取り出すしなやかな手つき、フランス語のエレガントな響き。仏文の授業よりも濃厚なフランス文学の空気が室内にはみちていた。私は山内先生の講義に聴き惚れていた。先生はもう相当の年齢だったと思うけれど、少し疲れた姿がかえって魅力になるひとなのだろう。終わればまた鞄にテキストをしまい、コートを脇に抱え、鞄をさげてにこやかに出て行かれた。私は憧れをこめてその後ろ姿を見つめたものだ。私の『センセイの鞄』なのである。」石川淳の章なのに、山内義雄のほうが詳しく、しかも鮮烈。『センセイの鞄』は川上弘美の作品。そういえば、川上の最初の担当編集者は宮田毬栄だった。

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