めまいの正体 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2004年9月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784166604029

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  • めまいは生活習慣病であり、めまいをセルフコントロールするという視点から書かれた本。メニエール病・高齢者など加齢に伴うめまい・心因性に伴うめまいは生活習慣の影響が大きいので、食事・血圧・ストレスなど自らの生活習慣を自覚し改善していくことでめまいの発作を予防することができるというもの。
    特に性格タイプとめまいの発症が関係しているというのは興味深い。目標の達成を重視し競争心も強いなどある面では意思が強いのに、自分の健康管理にはまったく無頓着な行動特性A型(血液型のA型とは無関係)が注目されているそうだ。そして、著者が定年するまで在籍していた慶応大学では耳鼻咽喉科に専門の臨床心理士をおいて、心理的アプローチによってめまいの症状を軽減することに成功させているという例は興味をひいた。カウンセリングでめまいに特化して専任の人をおいて取り組んでいるのは驚いたし、巻末に臨床テストの一部も載せてあって興味をひいた。
    いかにして自立的な患者になるのか、患者自身は病気に対して具体的に何ができるのかという視点から書かれた本のように思われた。
    ただ、本のタイトルから内容を推測しにくいというか、ちょっとずれているような気はする。副題で「めまいをセルフコントロールするために」とでもつけたほうがよかったのではないだろうか。

  • 4166604023  172p 2005・4・15 4刷

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著者プロフィール

1961年3月 慶應義塾大学医学部卒業
1964年~65年 東京医科歯科大学生理学教室(勝木保次教授)
1966年3月 慶應義塾大学大学院(耳鼻咽喉科)修了
1966年~68年 ドイツミュンヘン大学耳鼻咽喉科留学
1972年   米国ベイラー大学耳鼻咽喉科訪問研究員
1987年4月 慶應義塾大学医学部教授
1995年10月 慶應義塾大学病院長
2001年4月 慶應義塾大学名誉教授、国際医療福祉大学教授
2001年7月 国際医療福祉大学附属熱海病院長

現在:日本聴覚医学会顧問、日本めまい平衡医学会参与、日本耳科学会参与、日本聴神経腫瘍研究会世話人、東京メニエール病カンファレンス代表、耳鼻咽喉科心身医学研究会顧問。

日本耳鼻咽喉科学会副理事長・総会会長、日本聴覚医学会理事長・総会会長、国際聴覚医学会会長、日本めまい平衡医学会理事・総会会長、日本耳科学会理事・総会会長等を歴任。

専門領域:耳科学、神経耳科学。

著書:『めまいを治す 改訂版』(慶應義塾大学出版会)、『めまいの医学』(南山堂)、『めまいの正体』(文春新書)、『耳鳴りの克服とその指導』(金原出版)、『難聴の病理生理と診断治療』(真興交易)、『耳鳴りを治す』(慶應義塾大学出版会)、『おまかせしない医療』(慶應義塾大学出版会)、『元気感』(WAC BUNKO)、『50歳からのみる、きく、歩く』(真興交易)、『補聴器の必要な人 不要な人』(医学と看護社)。

「2015年 『認知症にならないための生活習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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