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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166604029
感想・レビュー・書評
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めまいは生活習慣病であり、めまいをセルフコントロールするという視点から書かれた本。メニエール病・高齢者など加齢に伴うめまい・心因性に伴うめまいは生活習慣の影響が大きいので、食事・血圧・ストレスなど自らの生活習慣を自覚し改善していくことでめまいの発作を予防することができるというもの。
特に性格タイプとめまいの発症が関係しているというのは興味深い。目標の達成を重視し競争心も強いなどある面では意思が強いのに、自分の健康管理にはまったく無頓着な行動特性A型(血液型のA型とは無関係)が注目されているそうだ。そして、著者が定年するまで在籍していた慶応大学では耳鼻咽喉科に専門の臨床心理士をおいて、心理的アプローチによってめまいの症状を軽減することに成功させているという例は興味をひいた。カウンセリングでめまいに特化して専任の人をおいて取り組んでいるのは驚いたし、巻末に臨床テストの一部も載せてあって興味をひいた。
いかにして自立的な患者になるのか、患者自身は病気に対して具体的に何ができるのかという視点から書かれた本のように思われた。
ただ、本のタイトルから内容を推測しにくいというか、ちょっとずれているような気はする。副題で「めまいをセルフコントロールするために」とでもつけたほうがよかったのではないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4166604023 172p 2005・4・15 4刷
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