フランス7つの謎 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2005年2月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784166604272

みんなの感想まとめ

フランスの政治や外交に焦点を当てた本は、読みやすくコンパクトにまとめられており、興味深い内容が展開されています。特に、フランスと日本の考え方の違いや、ストライキについての考察が印象的で、読者に新たな視...

感想・レビュー・書評

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  • この本はフランスの政治関係や外交関係について書かれていて、読んでいると、なかなか面白かったです

  • フランスは、日本とは考え方が違うから面白い!
    私は日本で生まれ育ったので、日本の方が居心地良いけれど。
    興味あるのはストライキ。
    ストライキは嫌いだけど。
    それを日本も許容できるようになるのか。

  • フランス語の勉強頑張ります

  • とてもコンパクトにまとまっていて、文章も読みやすく、最初から最後まで興味深く読んだ。
    昔フランス社会や文化について少し学んだことがあり、知識を再確認・整理することができ、また当時疑問に思っていたのにほったらかしにしてしまった事項に気づくこともできた。
    フランスに興味がある人はもちろん、「欧米」とひとくくりにしてしまってアメリカもフランスも一緒くたになっている人にもおすすめしたい一冊だと思う。

  • 宗教分離、スト、地域主義、実力行使、アメリカとの関係。これらをフランスの歴史を紐解きながら解説。皆、歴史の産物なんですね。分かりやすくて楽しく拝読しました。皆にオススメしたい本でした。

  • ストライキ絡みの話がおもしろかった。

  • 7つの謎というテーマで、各問題点の社会的背景、歴史的事情を整理していく。さらに日本との比較文化的内容に話が進んでいく。フランス社会文化の入門書として、読みやすく、最適だと感じた。

  • 著者が、実際にフランスに滞在し、その中で抱いた疑問に対する答えを見出そうという本。どうでもいい内容ではあるけれど、豆知識、或いはフランスの歴史がほんの少しだけ見える。最後のまとめで、著者は、比較することが大事だと言っている。フランスに限った話ではない、どうでもいいことなのだが、いざ、フランスに行った時に、思い出してみると、面白いかもしれない。

  • フランスについて日本人が疑問の感じること(ストの多さなど)について解説しています。

  • 7つにテーマを絞り、著者の経験から文化をひも解く興味深いエッセイです。

  • 各お題とそれにまつわる話、そして、日本ならどう?という対比で書かれており(無論それらは史実に基づく話だけではなく著者の考えも含まれているが)、また、文体が適度に軽い感じで読みやすかった。
    「へぇ、フランスってそうなんだ」
    と思えること色々。

    7つの謎と題しているけど、フランスに疎い僕からすると、これが代表的な7つなのか?と思ったけど、どうやら著者が感覚で選んだようだ。

  •  著者が感じたフランスの7つの疑問を政治経済の面から答えを探っていき、日本との比較で読者に問題提起を訴えている本。

     全体的に素人臭い文章が続きます。内容も確信がないのか言い訳がましく、言い切ることはほとんどしません。著者の考えではなく他者から又聞きしたような内容も多いです。
     各章読書案内にやたら力が入っているのも、この本自体に自信がない証拠かと。

  • お仏蘭西の素敵ではない部分、というか、難しい問題を羅列してある本。国境線が絶え間なく変わりつづけた歴史をもち、かつ移民問題を抱えている国の本当の苦悩って、日本人にはなかなか理解するのが難しいだろう。
    彼らは常にフランス人とは何かを、言葉を尽くして議論し、定義し、修正したり補ったりしながら生きているように見える。ボーヴォワールではないけれど、「人はフランス人に生まれるのではない、フランス人になるのだ」という国なんだな、と思った。
    蛇足になるが、この本の内容はとっても考えさせられるものなのに、文体に迷いがあるというか、時折挟まれる「みなさんはどう思いますか?」みたいな一文はテンポ的にも説得力的にもいらないんじゃないかな、と思った。ああいうつぶやきが挟まるとエッセイぽくなってしまって、せっかく硬派なテーマを扱っているのにもったいないなぁ、などと生意気ながら思いましたです。

  • 大学の授業で扱いました

    フランスに関する7つの謎(なぜどこでもストに出会うのか、など)を歴史や政治の背景を説明しながら解いていきます
    フランスについてあんまり知識がなかったけど、とても分かりやすく説明してあるので問題ないし、むしろその方が楽しめそう

    勉強するってこういうことなんだなあとこの本を通して学んだので印象に残る一冊となりました

  • フランス革命の説明が分かりやすかった気がします。文体は読みやすいです。各章の最後についてる読書ガイドが便利。

  • 何気ない出来事にも歴史的経緯が絡んでいることを知った。パリで読んだのでなおさら面白かった。思考力がつきそう。
    面白かったので覚書。

    ・なぜ政教分離を巡って延々と議論が続くのか
    →政教分離の問題はフランス国民形成の原理そのものにかかわっているから。フランスではフランス領土で生まれた人間にはフランス国籍を得る権利が与えられる。国民はつくられるもの。そのためにはルールを共有することが大切。異質なものに対する同化の要求と、同化した者に対する対等性。→宗教は政治に口を出さない。「不寛容と対等性」
    ⇔日本
    国民はそこにあるもの
    政治は宗教に口を出さない。寛容。 「不干渉と差別」

    ・なぜいつでもどこでもストに出会うのか
    →自分のことは自分でやるという伝統、お互い様とう心性
    労働者の代表の意見は労働組合の許可によって政策に反映されるようになったが、結局労働組合の加入率は低く、個々の労働者の意見が意思決定に反映されることを保証しないので、他方では労働者の直接行動が存続。

    ・なぜ標識がバイリンガル表記なのか
    →旧体制期から続いてきた中央集権化政策に対するゆりもどしがようやく起こってきたから。

    ・なぜマクドナルドを解体すると拍手喝采されるのか
    →他社の経済活動や所有権に介入することを認める風潮が残っているから。

    ・なぜアメリカを目の敵にするのか
    →最近になって立場が逆転したので悔しいから。

    ・なぜ大学生がストライキをするのか
    →フランスはものすごい学歴主義で、普通の大学では出世できないから。

    ・なぜ美味しいフォーやクスクスが食べられるのか
    →インドシナ・マグレブは旧フランス植民地であり、独立後も関係が深いから。

  • フランス人にとってアメリカは常に気になる存在だった。独立戦争も支援したのに、今ではアメリカの方が上になっている。
    ミルフィーユは、ミルフイユというらしい。
    フランスのエリートの教養は、ラテン語、古代史、哲学。自然科学はない。

  • 各章末の<読書案内>が便利

  • 導入本というか、中高生向けっぽいけど、なかなか興味深い示唆も多くて面白かった。
    本書の趣旨とは離れるけれど、イギリスとフランスってやっぱり全然違うな、と思ったり。
    日本との比較よりもイギリス型民主主義との比較のほうが面白そうです。特に政教分離問題。

  • 「なぜストが多いか」、「なぜアメリカを目の敵にするのか」といったフランスにまつわる日常の素朴な疑問を歴史や思想をひもとくことで筆者なりの回答を導き出し、フランス社会の背景を面白く理解することができる。さらにすべての疑問について、日本はどうか、という観点から日本の場合と比較されているのも理解を深めるのに役立つ。どの章も議論が鮮明で分かりやすいが、個人的には「なぜ政教分離の議論が続くか」と「なぜ美味しいフォーやクスクスが食べられるか」の話が特に面白かった。また、フランス・イギリスと植民地の関係が「親子関係」と捉えられていたという部分は、過去のアメリカにおける白人と黒人の関係に似ていると思った。ちなみに戦時の日本と植民地は「兄弟関係」なのだそうだ。各章末には読書案内もついており、フランス社会や日本の社会を考える上で有益な1冊。(2007/08/31)

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著者プロフィール

1963年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科単位取得退学、博士(経済学、東京大学)。東京大学社会科学研究所助手などを経て、現在、東北大学大学院経済学研究科教授。専門はフランス社会経済史、歴史関連諸科学。著書に『フランス7つの謎』(文春新書)、『フランス現代史』(岩波新書)『歴史学ってなんだ?』(PHP新書) 『歴史学のアポリア――ヨーロッパ近代社会史再読』(山川出版社)などがある。

「2022年 『歴史学のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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