幻の終戦工作 ピース・フィーラーズ1945夏 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2005年7月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784166604548

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プレミアム

みんなの感想まとめ

終戦工作に焦点を当てた本書は、1945年の日本とスイスを舞台にした外交の舞台裏を描いています。特に、アレン・ダレスの関与を通じて、当時の日本の指導部が抱えていた情報のズレや集団心理の問題が浮き彫りにな...

感想・レビュー・書評

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  • TS6a

  • 図書館の除籍本

  • 8月が近づいてきていますからねぇ。
    この手の本を読んでしまいます。

    主に、スイスルートの終戦工作について記しています。
    スイスといえば、OSSのダレス。
    この終戦工作には、ダレスが関わっています。

    井の中の蛙大海を知らず。
    日本という枠に囚われた大日本帝国指導部が、
    この大海からの工作に乗れなかったのは、残念ですね。
    これで終戦に至っていれば、8/6、8/9は
    無かったんですけどね。

  • 1945/8/15の終戦間際、在欧の日本人、北村孝治郎氏(バーゼルの国際決済銀行理事)、吉村侃氏(同銀為替部長).ペル・ヤコブソン氏(同銀経済顧問スウェーデン人)らによる和平工作「ダレス工作」の様子を、現在残されているアレン・ダレス文書などの公文書から再構成したもの。日本側の資料は多くが敗戦後焼却処分されており、時間にそって幾つかの公文書から時間に沿ってまとめられているので非常に貴重で国内の状況と、国外での意識のズレがどれほどのものであったか良くわかる。1958年にヤコブソン夫妻が来日し天皇陛下、皇后様とお会いされた時慰労されたということからも、おそらくは当時の和平工作の中でも、最も有望であったルートであるに違いない。にも関わらず、好戦派の陸軍に押し切られ、状況は見えていたはずなのに、正しいと思われる情報を見て見ぬ振りし、最悪の事態に至ってようやく舵を切り直すという日本人の集団心理には、如何ともしがたい苛立たしさを覚える。大東亜戦争時の状況は、失敗の本質や日本の敗因二十一カ条などにも書かれてるし、この体質はいまだ持って治ってないことは、現在の政局や、企業における「カサンドラの声に耳を傾けない」状況からも良くわかる。まこと、日本とは歴史を学ばぬ民族だと悲しい気持ちになる。そしていまは歴史を、特に現在の日本のありように直接的につながってくる近代史、現代史をきちんと教えない。戦後の洗脳教育、ここに極まれり、という感が拭えない。これでは真面目に日本という国がなくなってしまってもおかしくない。現代の地球においては、国家という枠組みのみが、あらゆる基本的権利の拠り所となっていることをよく考えねばならない。国家の枠組みなしに、世界平和もなにもないのである。「世界市民」などというぼけた人々が増えていることは、なんとも嘆かわしい状況である。

  • 華竜の宮の着想とのことで。なるほど納得の濃さ。
    しかしこれはノンフィクション。
    スイスで行われていた民間人の終戦工作。
    結末を知っているのでもう「如何ともし難い」思いでいっぱい…。
    外国にいる日本人にはみえるのに、井の中の蛙東京…。
    楽観的見通しの甘さ。
    客観的視点がない。

    外交は情報とスピードと決断。
    落とされずにすんだ原爆。防げた侵攻。
    助かったかもしれない命を思うとつらい。

  • これは、楽しい。
    「無条件」降伏という、ルーズベルト大統領、そして、トルーマン大統領が、
    譲らない降伏「条件」。
    これに踊らされながらも、講和をしようと、
    両国の外交筋の奮闘を描く。

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