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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784166604562
みんなの感想まとめ
紅茶を通して歴史や食文化、経済の変遷を知ることができる一冊です。イギリス人が紅茶と出会い、どのようにその文化が形成されてきたのかが丁寧に描かれており、特に紅茶の栽培や消費に関するドラマが魅力的です。植...
感想・レビュー・書評
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イギリス人がいかにして紅茶と出会い、いまに至るまで紅茶を飲み続けてきたかわかる一冊。
ラプサンスーチョンをはじめ、それぞれのお茶がどのように飲まれてきたか知ると、どうしてそのような香りや味なのかもわかりやすい。
嗜好品の歴史は、ヨーロッパによる搾取の歴史。もっとつらい話が多いかと思っていましたが、楽しく読めました。植民地での紅茶の栽培についても、現地の人たちだけでなく、ともに尽力したイギリスの人々(スコットランド出身が多かった印象)のドラマがある。立場は違えど、きっと簡単に支配・被支配の関係とも分けられないのだと感じます。
紅茶(もちろんそれだけじゃないだろうし、広くとって経済といったほうがいいかもしれないが)によって、アヘン戦争やスリランカでの民族対立も始まっていたとは知らなかった。それだけイギリスにとって、紅茶は重要なものなんだなぁ。
それにしても、イギリスでのおいしい紅茶の淹れ方として載っている話、「カップはなんでもいい」「マグカップが冷めなくていい」が衝撃的でした。水色と香りのため、ティーカップにこだわるべきだとばかり…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中国の緑茶が神秘の薬としてヨーロッパ人が興味を持ち、どのようにヨーロッパへ伝わったのかが解説してあります。
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何気なく飲んでいる一杯の紅茶から歴史や世界が見えてきます。
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紅茶を通して歴史、食文化、経済を知れるのが面白いです。 -
タイトル通り、紅茶の来歴をたどる読み物。
先日読んだ『砂糖の世界史』(川北稔)は、砂糖を通して世界史を読み解くスタイルの本だったが、本書は純粋にただひたすら紅茶の生産と受容の歴史を丁寧に辿った本。
つまり、世界史ファンより純粋な紅茶ファン向けの本。
茶の原産地の中国南部だけでなく、近代以降の主要生産地のスリランカ、紅茶文化が芽生えたイギリスと、話をひいてくるだけでなく、殆どの地に著者自身が訪問して取材しているところがすごい。
淡々と記述しているものの、著者自身の紅茶愛と気迫を感じる一冊。 -
タイトルどおり紅茶の歴史が書いてある本。中国福建省あたりから話が始まり、雲南、アッサム(インド)、セイロン(スリランカ)、アフリカへと話は続く。主に産地の歴史と現在の様子。本全体を通して消費地であるイギリスが登場し、世界を掻き回す。紅茶だけが原因ではないだろうが、近現代の社会問題の発端も垣間見ることができる。
まずは一回通して読んで固有名詞をおさえた上で身の回りの紅茶のパッケージや喫茶店のメニューなどに注目して、その後もう一度読むとより面白く読めると思う。再読したい本。
前半は少し読みにくかったが後半にかけてスピードアップしていった。読みにくかった原因は漢字。読み仮名はふってあるが中国読み?に慣れてないのでなかなか頭に入らない。
ともあれ著者が紅茶にかけた時間と労力には頭が下がる思いだった。 -
紅茶がどのようにして生まれ、どのようにして世界へ広まっていったかが分かる本。
たかが嗜好品、されど嗜好品。
紅茶のために、国が動いたり、戦争が起きたり・・・
紅茶だけでなく、チョコレート、コーヒー、スパイスでも同じようなことが怒ってきたんだろうなと、なんともいえない気持ちになる。
でも紅茶もコーヒーもチョコレートもカレーも好きなので、そういう歴史を知った上で、ありがたくいただこうと思う。
個人的には、リプトン氏についてもっと知りたいと思った。 -
来月行くアフタヌーンティーに備えて、紅茶についての見聞を広めるべく読んだ。おもしろかった〜。世界史にも紅茶にも詳しくないからどの話も興味深かった。特にラプサンスーチョンの話は、紅茶をめぐる外交を象徴するようでおもしろかった。「生産者と商人は儲けることだけを考え、消費者は何も知らず、気取って飲んだ。本当の事情を知らされないまま、これが百数十年間続けられてきたのだ。」
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イギリスからの視点を中心に紅茶の歴史についてまとめている。筆者のフィールドワークに基づく知見もあり、今慣れ親しんでいる紅茶以外にも興味を持たせてくれる。
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紅茶の歴史をひとつずつ丁寧に読み解ける。
紅茶が好きだから、ちょっとした紅茶ネタが増えた。
・アールグレイの由来
・茶税をめぐる歴史 -
世界史、特にイギリスを中心とした近代史がわかる。もちろんイギリス近代史を紅茶のみで説明することはできないため、ここに書かれている歴史はあくまで紅茶から見た世界史になる。紅茶以外にもさまざまな思惑があったことは間違いない。けれどそのうえでイギリスやその他の国の人々がいかに紅茶を愛し、一途に向き合ってきたか。そしてそれゆえにと言っていいのか、紅茶をめぐって起きた歴史的(一部現代にもつながる)問題を知ると切なくなる内容だった。
筆者に、紅茶へ生涯を捧げた人への敬意があることは間違いないだろうと思う。 -
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リプトンに関する歴史が面白かった!彼の紅茶に対する工夫が今の歴史に通じているんだなぁと思いました。
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紅茶の世界史というタイトルだが、イギリスの紅茶文化がいかにして出来上がったのか、という話がつづられている。トワイニングやリプトンなど、よく目にする会社がどのように成り立ち、どんな商売をしてきたのかが簡単に分かり、飲み物売り場や紅茶売り場で少しお得な気分になれる。
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王政復古のチャールズ2世に嫁いだポルトガル王妃・キャサリン・ブラガンザの持参金(金?)には、7隻の船に満載した砂糖があったそう。きゃー姫サマ、糖質摂り過ぎですぞっ!
でも実際のところ、人間が一生の間に摂取する砂糖の量って普通どれ位なんだろう??
一杯4円のチャイが飲める環境も羨ましいが、安いものだから、安いものでも買えない貧しい人に誰でもご馳走してあげる風潮が何よりステキ。
逸話でいくと、トワイニング よりリプトンに軍配が上がりますな。 -
茶の起源の話は純粋に面白く、紅茶の普及は大英帝国の植民地時代に虐げられた人々の悲しい犠牲の上に成り立っています。
たった一杯の紅茶の、そんな歴史の奥深さがわかる本です。 -
アジアは暑さのためか砂糖と牛乳の入った甘い紅茶を飲むらしいので一度は飲んでみたい。
(レモンティーは苦いと思っていたけれど、やはり日本の水に会わないことが分かったので、一度イギリスで飲むべきだと感じました。) -
一次資料にあたるわけでもなく、Amazonで買えるような一般書を参考にして書いた歴史と、生産現地を訪れた筆者の感想によって構成される、歴史・文化研究者ではない紅茶好きの素人による私的感想文。アッサム、セイロン、リプトンなどそれぞれの歴史の記述はあるが、素人らしい予断が多く信頼できるものではない。紅茶系の本は多数出版されているので、別のを読んだ方がマシ。
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紅茶を中心とした茶の歴史。
紅茶メーカー成り立ちを記した部分は興味深く読めた。 -
珍しく新書で知識を得たよ‐
タイトルそのまま、英国での紅茶の広まりを中心とした歴史の流れがかかれています。
紅茶といえば英国!と思ってたけど、ポルトガルやオランダが先だったのね‐改めて言われてみればナルホドなんだけど。
お茶を英国へ輸送する際に船上で醗酵したのが紅茶の起源だって信じてたのに‐
フォートナム&メイソンのアールグレイが独特な理由もわかってでも私は飲みやすいトワイニングのが好みだけど。
ダージリンの扱いが別格な理由も中国種信仰からなんだね。
アフリカの紅茶もフェアトレード商品でみたことがあるような?
知らぬうちに身近になってるんだね。
後半のレモンティー、フレーバーティーのお話やMIF・MIA論争、おいしいいれ方は雑学的にも実用的にも面白くお役立ちかと。
最近は県内の大学銘柄の紅茶が出てきたり、国内産も目にする機会が増えたと思うし‐
ちょっと今年は紅茶飲む率upさせたいな、と思いました。 -
茶を勉強する上での入門編としては、的当ではないだろうか。そんなことより、オレの従兄弟が磯淵さんと知り合いなんだよね。
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