随筆 本が崩れる (文春新書)

  • 文藝春秋 (2005年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784166604722

みんなの感想まとめ

日常の中での本との格闘や、著者のユーモア溢れる体験が描かれたエッセイは、思わず共感を呼び起こします。特に「本が崩れる」というテーマから始まる物語は、著者の本に対する愛情や処分しない姿勢が強く伝わり、読...

感想・レビュー・書評

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  • 題名に惹かれて読む。

    「本が崩れる話」がまさかこんな展開の話だったとは・・驚

    我が家も相当数書棚に入りきらない本が、床に平積みになっているが、当然ここまでの状態ではない。ただ自分の性格と嗜好からして、妻がいなければかなり似たような状態になっていると思う。

    「崩れる」話以上に激しく同感だと思ったのは「喫煙夜話」。今でこそ禁煙しているが、まだ20年前は草森さんと同じ愛煙家。もっともピースでなく、ショートホープ等だったが。

    当時は嫌煙家の横暴にかなり腹を立てたのを覚えている。今でも、嫌煙家の振る舞いは時に行き過ぎでないのかと思うこともある。タバコ飲みのマナーも悪い時はあるが、まぁあまりギスギスしたくないものだ。

  • 浴室のドア近くの本の山が崩れ、風呂場に閉じこめられたという話から始まるエッセイ。
    日頃増え続ける本と格闘している身としては、著者の本を処分しない姿勢に感服せざるを得ない。
    実際本の山の写真が何枚か載っているが、山という表現が生ぬるいと感じる程の迫力。とにかくすごい。
    机から移動するのも大変なようで、「まず片足を手前のはじっこにのせて固定し、残りの足も…」などと読んでいるとすごいを通り越して妙におかしい。
    私が悩まされている本の数なんてまだまだ問題ないななんて気になってくる。いいんだか悪いんだか分からないが心強い。

    他に野球少年時代の話やタバコの話等も書かれていてそのどれもが面白い。
    著者にどんどん興味が出てくる。
    他の本も読んでみたい。

    • 円軌道の外さん

      こんばんは!

      お気に入りポチありがとうございました(^O^)


      あはは(笑)
      てか、心強いって書いてるところで
      笑って...

      こんばんは!

      お気に入りポチありがとうございました(^O^)


      あはは(笑)
      てか、心強いって書いてるところで
      笑ってしまいました(^_^)

      自分んちも
      足の踏み場がないくらい
      本やCDや楽器が常に散乱しているので
      こういう本を読むと
      同士を見つけたような気分で
      なんかワクワクします(笑)

      紙の匂いや質感が好きな自分は
      本に囲まれてるだけで落ち着くし、
      逆に本がない部屋では
      禁断症状が出ちゃうので(笑)
      1日も生きてられへんのとちゃうかなぁ〜(^_^;)


      これ、本屋でチェックしてみますね♪


      2012/05/25
    • takanatsuさん
      こんばんは
      コメントありがとうございます!

      ワクワクですか(笑)
      見習いたいです。

      ちょっとでも手が空くと本を触っているので...
      こんばんは
      コメントありがとうございます!

      ワクワクですか(笑)
      見習いたいです。

      ちょっとでも手が空くと本を触っているので、私も本のない環境では生きていけない気がします。
      新しい本も欲しいし、今ある本も手放したくない。
      でも本棚には収まっていてほしい‥!と、日々葛藤しています。わがままなのでしょうか?

      とにかくこの方のお部屋はすごいです。是非読んでみてください!
      2012/05/25
  • そんなにおもしろくなかった。

  • 煙草に関するエッセイだけは著者の人となりが見えて面白く読んだが、、。毛筆?で書いてる原稿は如何なる文章かを読んでみたい気もする。

  • 話題となった表題作ほかエッセイ3篇収録。3篇めの愛煙家エッセイは今時からすると違和感感じる人も多いかもしれないが、そこは時代のなせるわざ。巻末のエピソードがかなり衝撃的なので、皆さん最後まで読み通してほしい。

  • 著者近影、マジで書庫で発見された仙人て感じだ…

  • 岡崎武志さんの何らかの本で取り上げられていた一代蔵書家のエッセイ集。
    タイトル並びにその状況の紹介が魅力的だったから読み始めたのだけれど、3編ある中の最初の1編、「本が崩れる」のみ読了。ユーモアと句点のタイミングが合わないので断念しました…。

  •  たぶん寄せ集めのエッセイなのだろうが、独特の文体が最初とっつきにくいのだけれど、慣れてくると面白くなってきた。新書なのにタイトルに「随筆」と入れているのは、本の整理法みたいなハウツー本と間違われると困るからじゃないか。そういうことは一切書いてないので注意。

  •  
    ── 草森 紳一《随筆 本が崩れる 20051020 文春新書 201811‥ 中公文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4166604724
     
     草森 紳一 評論 19380223 帯広 東京 20080320 70 /
    /長男の渡部 幻は映画批評家で編集者。長女の東海 笑子は翻訳家。
     
    …… 月に少なくとも百五十冊は買うから一年で二千冊、この部屋に越
    して二十年経つのでたぶん四万冊は下らないというのが草森の計算(実
    際は約三万二千冊)。(Wikipedia)
     
    …… 「崩れた本の山の中から」というタイトルのこのブログが、
    円満字 二郎さんの発案でスタートしたのは20081211。
     目録の入力を進めながら、円満字さんとLIVING YELLOWさんがふと手
    にとった一冊一冊の本の魅力を語り、草森蔵書の存在とその多様さを
    発信する――それが、このブログのコンセプトでした。
     写真入りで紹介された本たちは、今、一生懸命に数えてみたら117冊。
    20090426 に全3万1618冊の目録入力が終了して蔵書紹介も終わり、ま
    もなく本たちは北海道へ旅立つわけです。(20110325)
    http://d.hatena.ne.jp/kusamori_lib/
     崩れた本の山の中から 草森蔵書(31618冊)整理プロジェクト
     
    (20181121)
     

  • 【ノート】
    ・散らかってる部屋での移動の苦労は感情移入できたが、自分のはペットボトルとマンガだったので随分とレベルが違う。

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  • 2005年10月20日、初、並、帯無2015年5月2日、新潟寺尾前通BF

  • 床から天井まで、うず高く積み上げられた本の山。
    ふとした拍子に崩落し、洗面所から出られなくなるエピソードから始まる。
    旅行、野球、愛してやまないタバコ‥。色んな話が出てくる。どれもが飄々としてて面白い。
    にしても、旅行に行く時まで、リュックに漢籍を6冊いれて行くのは凄まじい。
    枯れてしまっているのかと思わせておいて、その実じつにアクティブなじいちゃんのエッセイ。

  • 題名は、比喩ではなく、まさしく「本が崩れる」現象を指す。

    著者の草森紳一(1938年-2008年)は自称「物書き」。しかし、半端な物書きではなく、約50冊の著作があり、未完、未刊のものも膨大にある。蔵書家としても知られ、終の棲家となった2DKのマンションには、遺された蔵書、推定で3万冊。部屋は言うに及ばず、玄関、トイレ、洗面所、風呂場にも本が積まれている。

    草森氏が風呂に入っている間に、本が文字通り崩れ、風呂場に閉じ込められてしまう。本書は、脱出までの顛末を、本と自分に関わるエピソードを挿入しながら描いたもの。我々凡人には、理解しがたい現象であるが、挿入された写真を見ると、戦慄をもって納得できる。
    「『かりに資料3千』といえば、ただの数字であるが、それを量として考えるとおそろしき『物塊』と化す。『塊』の漢字には『鬼』が入っている」
    写真を見ると、本のおそろしさが良くわかる。

    本書は3本の随筆からなる。題名となった「本が崩れる」。中学校で所属した野球部でのグローブの自己流の改造を描いた「素手とグローブ」。1日60本のタバコを吸う筆者が、喫煙の快楽、嫌煙権論者との関わり、マンションで遭遇した、とんでもない事件を描いた「喫煙夜話」。どれも面白い。

    なお、この本は5月に一時帰国した際に、立川の書店で購入。最近はもっぱら電子書籍しか、読んでいないが、こういう随筆は「本」で読みたい。電子書籍では著者に対し、失礼なような気もする。

  • 草森さんの本は読みたい読みたいと思いつつ、
    興味がリンクするモノが少ないので読めない、という本が多い。
    歴史ものとか、国内のみならず中国方面とか。
    難しいだけでなく、内容が読めそうでも厚くて重くて持ち運べないとか。
    初めて読んだのは大学時代。
    学内の図書館にあった『衣装を垂れて天下収まる』
    風俗文化サブカル系の内容だが被服の棚にひそっと置かれていた。
    タイトルの書かれた背には、女の長い足が描かれていて
    興味を惹かれて手に取ったら表紙も裏表紙もまたスゴイ。
    74年発刊でありながらこういうもの(昼のメロドラマ、服のジッパー)を論じるのか、
    と思うような内容と文体。
    今でも読みかえしたい本のひとつ。
    とにかくこの人の文体が好き。
    ひょうひょうとしてカッコいい。崩れてないのにおかしみがある。
    今こういう文体でサブカルについて書ける人なんていないんじゃないの。
    この本は、
    自宅を埋め尽くす本の山、野球少年だった時代の話、両切ピース愛煙家の日常、
    といったとっつきやすい内容でしかも新書だったので読みやすかった。

  • 本が崩れる日常。事実は小説より奇なり。

  • 本に囲まれた生活は憧れるけどこれが現実。
    自分は「読書家」でなく「物書き」だという主張には甚く納得した。
    途中予想外に旅行記になっておりなかなかページが進まなかった。

  • 好きになってしまった。私は煙草が苦手だけれど、嫌煙者を「悪鬼」とののしる「喫煙夜話」もどこか愛嬌があって腹が立たない。基礎文献約200冊、関連資料数千冊!で書くと言う「資料もの」の著作も読んでみなくっちゃ、だ。しかし、★評価はなんだかえらそうだなあ。もうやめよかなあ。

  • [ 内容 ]
    とつぜん、崩れる。
    地震で崩れる。
    何万冊もの蔵書が、凶器となって、ふりかかる。
    これは読書の快楽への罰なのか。
    崩れた瞬間からはじまる抱腹、超絶、悪夢の本との格闘技。

    [ 目次 ]
    本が崩れる
    素手もグローブ―戦後の野球少年時代
    喫煙夜話「この夜に思残すこと無からしめむ」

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ポッドキャスト『情熱大陸+P』で知った一冊。

    本の山、野球のグローブ、タバコ…。
    著者の草森さんの
    それらのアイテムに対する意味や思い入れが、
    時に大きく脱線をしながら飄々と語られます。

    中でも、表題にもなっている
    本の山の強烈さは筆舌に尽くしがたく…。
    これに比べたら、わが家の本などまだ全然問題ないなと
    大いに心強く感じました(笑)。
    まあ、あそこまでの本の山は、できる以前に
    その乱雑さに僕が耐えられなくなるでしょうが(^^;。

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著者プロフィール

1938(昭和13)年、北海道生まれ。2008(平成20)年歿。物書き。慶應義塾大学中国文学科卒。著書に『ナンセンスの練習』、『江戸のデザイン』(毎日出版文化賞)、『歳三の写真』、『ナチス・プロパガンダ 絶対の宣伝』(全四巻、現在は文遊社)、『荷風の永代橋』、『随筆 本が崩れる』(現在は中公文庫)など多数。歿後に刊行された著書に『「穴」を探る――老荘思想から世界を覗く』(河出書房新社)、『中国文化大革命の大宣伝』(上下、芸術新聞社)、『フランク・ロイド・ライトの呪術空間――有機建築の魔法の謎』(フィルムアート社)、『本の読み方――墓場の書斎に閉じこもる』(河出書房新社)、『文字の大陸 汚穢の都――明治人清国見聞録』(大修館書店)、『勝海舟の真実――剣、誠、書』(河出書房新社)、『記憶のちぎれ雲――我が半自伝』(本の雑誌社)、『李賀――垂翅の客』(芸術新聞社)、『その先は永代橋』(幻戯書房)など多数がある。最新刊は『本に狂う――草森紳一ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)。

「2026年 『大正天皇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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