グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1606
レビュー : 231
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605019

作品紹介・あらすじ

既存のビジネスとそれを支えた価値観が次々と「破壊」されているのをご存じか?その担い手は検索エンジンの怪物・グーグル。強大な権力を手中に収め、神のごとく君臨する日も近い。

感想・レビュー・書評

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  • インターネットを利用した、情報化された社会。反面、何者かによって私たちが、支配されることを意味する。情報の共有⇔集合知という、反面で自分の情報も出すことになる。
    近未来の視点が著者の考えと一致したので、大変興味を持った。出版から5年後のいま、多くが現実となっている。個人の販売情報が利用されるようになり、情報支配が始まる。
    グーグルの発展の過程と巨大化していく現状、さらに将来はどこまで大きくなるのか?情報検索から始まったグーグル、他のサーチエンジンとの違いはアルゴリズム(現在では公表されている)にあった。情報のハブが変わり、経済も変わる。検索により、広告手法が効果を上げることになる。ロングテール現象を引き起こす、データ解析によって、小資本でも販売が維持できる⇔パレートの法則。さらに考えを進めれば、検索後(結果表示)を決めることにより、目的に誘導することもできる⇒アテンション。

    ライフログという言葉はすでに出てきている。ノマド視点はまだない?

  • Studygift問題で、そういえば彼の著書読んでたなーと思いだして登録。

  • 2006年に刊行された本書は、『不機嫌な職場』で優良モデルとして紹介されていたグーグルを知りたくて購入したもの。既に刊行から10年以上が経過し、ICT環境はかなりの進化を遂げた。2004年に産声を上げたフェイスブックは本書では取り上げられていず、やはり時代を感じる。日本とアメリカでは、グーグルの戦略に対処する姿勢が違っていたが、グローバル化が進む現代ではどうか? などと考えながら読めた。グーグルは情報化社会の神になれるのか? その答えはまだ示されていない。

  • 260424 新

  • 副題が示すごとく著者は本書にてグーグルが新聞、テレビ、MS等の巨大企業のビジネスを破壊しつつあることを明らかにしようとしている。さらに、グーグル商法が地方の零細企業を再生し、あるいは新規ビジネスを創出する端緒にもなっていることも明らかにしようとしている。まず、自分の無知に赤面する思いだ。グーグルの利潤獲得手法を本書で始めて知った。キーワード広告がまさにそれだ。また、グーグル手法が著作権侵害をめぐる紛争を惹起している実態も興味深く、その他、ニッチ商売を成立させるロングテール現象等再読したくなる情報が満載だ。
    こういう書籍があるから、新書は侮れないのである。

  • グーグルの検索機能・キーワード広告が既存のビジネススタイルを変え、人々が企業や政府と同じ土俵に立つことを可能にした
    グーグル自体が通信インフラの司祭になると、通信が世界の全てになった時、グーグル(もしくはそれに変わるIT企業)が神となる
    2006年の本だけど、割と近いとこついてるなーって感じ
    今の本を読みたい!

  • 実に面白い。Googleの成り立ちと転機、経営者の理念、ビジネスモデル、社会に与える影響など、このNET巨人を理解する上で必要にして十分な事柄が網羅されている。Googleビジネスの本質(検索ワードによるニッチニーズの抽出と広告主へのピンポイント誘導+無料サービスによる広告場の拡張)を理解しているからこその分析である。おまけに文章も解りやすい。と思ったら著者は新聞記者出身だったのね。納得。
    この本が書かれた当時(2006)はまだAndroid以前だが、彼らのビジネスモデルを考えるとモバイルの世界にこう言う形で出てきたのは極めて自然に見える。自動運転にしてもそうだ。車の中も広告の場に変えようと言うのだ。次はAR(拡張現実)で朝起きてから寝るまでずっとGoogleの監視下で広告を流され続けるのだろうか?確かに恐ろしい世界である。

  • 検索アルゴリズムの優秀さ、ロングテール現象、広告収入の収益構造、など判りやすく解説。しかし、PC・インターネット未体験の人々、使って単に散財だけする人もいる。

  • うまくまとめてある。しかし、もう過去の話。今はもっと進化しているグーグル。

  • これまでGoogleについては何となくそれなりに走っているつもりでしたが、改めてその実態がわかった気がします。が、それよりも恐ろしいのは最後に出てきたユビキタスの世界というのは完全監視社会かということか?

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プロフィール

佐々木 俊尚(ささき としなお)
1961年生まれ、兵庫県出身。早稲田大学政治経済学部政治学科中退後、1988年毎日新聞社入社。記者として勤めたあと、1999年『月刊アスキー』の編集部デスクに転身。2003年退職後、主にIT分野やメディア業界に関わるフリージャーナリストとして活躍。大学非常勤講師なども担当している。
代表作として、2010年度大川出版賞を受賞した『電子書籍の衝撃 -本はいかに崩壊し、いかに復活するか?』、『キュレーションの時代』など。近年は『家めしこそ、最高のごちそうである。』といった自宅料理についての著作もある。

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