グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 239
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605019

感想・レビュー・書評

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  • グーグルの検索機能・キーワード広告が既存のビジネススタイルを変え、人々が企業や政府と同じ土俵に立つことを可能にした
    グーグル自体が通信インフラの司祭になると、通信が世界の全てになった時、グーグル(もしくはそれに変わるIT企業)が神となる
    2006年の本だけど、割と近いとこついてるなーって感じ
    今の本を読みたい!

  • 実に面白い。Googleの成り立ちと転機、経営者の理念、ビジネスモデル、社会に与える影響など、このNET巨人を理解する上で必要にして十分な事柄が網羅されている。Googleビジネスの本質(検索ワードによるニッチニーズの抽出と広告主へのピンポイント誘導+無料サービスによる広告場の拡張)を理解しているからこその分析である。おまけに文章も解りやすい。と思ったら著者は新聞記者出身だったのね。納得。
    この本が書かれた当時(2006)はまだAndroid以前だが、彼らのビジネスモデルを考えるとモバイルの世界にこう言う形で出てきたのは極めて自然に見える。自動運転にしてもそうだ。車の中も広告の場に変えようと言うのだ。次はAR(拡張現実)で朝起きてから寝るまでずっとGoogleの監視下で広告を流され続けるのだろうか?確かに恐ろしい世界である。

  • うまくまとめてある。しかし、もう過去の話。今はもっと進化しているグーグル。

  • これまでGoogleについては何となくそれなりに走っているつもりでしたが、改めてその実態がわかった気がします。が、それよりも恐ろしいのは最後に出てきたユビキタスの世界というのは完全監視社会かということか?

  •  ITが世の中を騒がしたのは秋葉原での1995年のWindows95発売が最初だったようにに記憶している。また自宅にパソコンが入ったのが2000年だった。
     本書は、パソコン黎明期から1990年までマイクロソフトがデファクトスタンダードを確率するまでの奮闘の歴史を描いている。デファクトスタンダートを得ることが決して容易いものではなかったビジネス戦記は興味深い。
     しかし、この覇権も現在では後発の企業に脅かされているのだから、この業界の時間の速さに驚く。
     マイクロソフトの歩みがよくわかるが、あまり感銘は感じられない点がちょっと不満かなとも思えた。

  • ネット社会の未成熟さを再認識した。
    一私企業の影響力がどこまで大きくなり、そしてまた消えていくのか。
    「グーグル八分」という問題、笑えるけれども考えて見ると非常に恐ろしいことでもある。

  • 2006年の少し古い本ながら、内容はとても興味深い。グーグルは「すべての知識を体系的に纏める」ことをミッションとしているように述べられることが多いが、この本では、そんなことは後付けでしかなく、一民間企業としてビジネスを成功されるために「すべての知識を欲している」という位置づけになっている。■ネットの世界がグーグルに支配され、グーグルを介してしか情報が得られなくなるという将来的な恐怖。上記のようなビジネスを超えた理想を掲げているならともかく、中国やアメリカ政府にはわりとあっさり屈していることからも、所詮は利益>理想の普通の企業。政府やグーグル自身の不利益にならないことが大前提の検索結果であることを知っておかないといけない。■確かに既存メディア<ネットの世界というように、得られる情報の質や量は劇的に増えたけども、「それらの情報から自分で考える」ことができている人がどのくらいいるのか。自分が共感できる意見を探し回り、他人の言葉を自分の言葉と思い込んでいるだけではないのか。そろそろネットから離れ、自分の五感を使って物事を考えないといけない時期に入っていると思う。グーグルに支配されないためにも。

  • 〈メモ〉
    ・できるだけ多くのサービスを提供し、そのサービス上で広告を掲載する
    その広告収入によって、良質で無料のサービスを展開する
    ・Googleから削除される=社会から抹殺される
    ・検索がインターネットの玄関口になった
    ・権威による囲い込みは不可能になり、流通の仲介が最大の戦略

  • 少し古い本ですが、なるほどGoogleさんのすごさと怖さ(企業経営上の)がわかります。

    この本執筆から8年。

    「検索エンジン経由で直接ショッピングサイトに行って買い物するようになっていくと、楽天市場のようなショッピングモールは存在意義がなくなってしまうことになる」

    今のところ、現実にはなっていないと思うけど、これを考えると、単なるモールではなく、プラットフォーム化することで、ネット通販の基盤を提供できれば、直接サイトに行っても買い物しにくかったり、あるいはその企業の直接サイトまで取り込んでしまえば、負けることはなくなりそうですね。

  • 2013.11.22読み終わり。「情報のハブ(中心地)」の変動が起きていることは感じ取っていたことでした。テレビからインターネットへの転換による情報の力による世の中の変化。これは本当に時代の変化の波だと思っています。グーグルの存在が偉大であり強大すぎることはわたしも感じていましたが、それが悪いことだとは思っていません。インターネットの力で個人個人がさらに力を発揮できる社会だと思っています。インターネットの力での具体的な社会の変化の例を知る事ができてよかったです。

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著者プロフィール

佐々木 俊尚(ささき としなお)
1961年生まれ、兵庫県出身。早稲田大学政治経済学部政治学科中退後、1988年毎日新聞社入社。記者として勤めたあと、1999年『月刊アスキー』の編集部デスクに転身。2003年退職後、主にIT分野やメディア業界に関わるフリージャーナリストとして活躍。大学非常勤講師なども担当している。
代表作として、2010年度大川出版賞を受賞した『電子書籍の衝撃 -本はいかに崩壊し、いかに復活するか?』、『キュレーションの時代』など。近年は『家めしこそ、最高のごちそうである。』といった自宅料理についての著作もある。

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