グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)

著者 :
  • 文藝春秋
3.41
  • (95)
  • (202)
  • (512)
  • (35)
  • (6)
本棚登録 : 1685
レビュー : 239
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605019

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 当時の感想(笑)
    ===
    題名通りのGoogleっていう企業に対してのお話。

    今年の初めに
    NHKでgoogle革命の衝撃
    ってグーグルが題材のテレビ番組を見てから、
    グーグルっていう企業に興味津々。

    今まで検索エンジンを作っている企業
    位にしか思っていなかったんだけど

    最近の超急成長ぶりは
    マイクロソフトを抜くのも時間の問題では?
    とまで思ってしまうほど。


    この本では主に
    グーグルについての説明が多いんだけど


    『ロングテール』
    『サーチエコノミー』
    『アテンション』
    を説明するために

    『羽田空港の駐車場ビジネス』の話や
    『メッキ工場』の話で

    具体的に例を挙げてくれるのが
    理解しやすくできている。

    ただし例の話に盛り上がりすぎて
    話が脱線したり、例が長すぎて本題を忘れそうになるのが
    少し目立ったかな・・・・。



    自分は9年位前までは
    目的のウェブにたどり着くまでは
    ヤフーのディレクトリを順々にリンクしたり

    URLを直接叩いて
    ウェブを表示させるのが主な方法だった。

    検索ももちろん使ったけど
    当時自分の中で検索でつかったポータルとしては

    1位ヤフージャパン
    2位goo
    3位infoseek

    とかじゃなかったかなぁ。


    検索する目的にもよって
    ディレクトリ型検索のヤフーを使ったり
    ロボット検索のinfoseekを使ったり
    使い分けていたと思うんだけど。。。

    でも
    この本にも書かれている通り

    ロボット検索の場合は

    検索キーワードに少しでも引っかかったページを
    全てヒットしていたので
    何億もの検索ヒットが。。。。

    しかも
    検索用にテキストを羅列させてる様な
    エロサイトとか
    アングラサイトとか
    が上位にヒットしたりと
    中々、目的のウェブにたどり着く事ができなかった。。。
    なつかしーw

    多分6年位前に
    職場の同僚に
    検索にはgoogleが便利だよー。

    って聞いて
    それからは検索するにはgoogleのみしか使っていない。


    検索ヒットを決定する
    ページランクシステムのアルゴリズムは企業秘密だけど
    確かにこのアルゴリズムが全て自動的に
    的確に見つけたいウェブを上位に表示させてくれる
    のでやっぱり便利!!

    今やグーグルに表示されない
    ウェブはウェブの意味を成さない位までの
    ネットの世界での絶対的な政権まで握っている。



    ラストの章で
    『グーグルは神になる』
    という話が夢物語ではないのかも・・・。
    と面白かったのでちょっとピックアップ。




    ●「グーグルは神になる」

    2008年
    ・ケーブルテレビのネットワークを30億ドルで買収し、「グーグルテレビ」に改称する。
    グーグルテレビの利用者は、Gメールやその他のサービスと同じようにグーグルにIDを登録しなければならず、これによって視聴者がどのようなメールをやりとりし、どのような買い物をインターネットショッピングで行っているか---そうした個人情報が全てグーグルのデータベースに蓄積されていく。

    2009年
    ・「グーグルモバイル」が登場

    2011年
    ・大手電機メーカーによって電子ペーパーが大量生産されるようになる

    2018年
    ・電子ペーパーのコストが紙に近づき、グーグルは携帯電話サービスを経由して、自宅の居間の壁にかかっている電子ペーパーに自動的にコンテンツを配信するサービスを始める

    2020年
    ・グーグル上で活躍しているジャーナリストや作家が報道記事や小説などで栄誉ある賞を受賞し、グーグルがスポンサーについているバンドがグラミー賞を受賞~<省略>

    2060年
    ・人間やペットを含む、全ての生き物のDNAに超小型チップが組み込まれるようになり、グーグルによって地球上のすべてのチップのIPアドレスとGPSによる現在位置を検索できるようになる。
    全ての瞬間における人間の行動や欲望についての完璧なデータベースが完成する。



    後半はさすがに
    SF映画の世界になりつつあるものの、

    グーグルテレビ、グーグルモバイルとかは
    今後すぐにでもサービスが開始されてもおかしくない。

    双方向でのやり取り等の
    いわゆるweb2.0的なビジネスに長けている
    グーグルだったら全ての個人をデータベース化して
    便利なシステムを作ってくれそう。

    DNAにIPアドレスを持たせるって事は
    無いにしても

    ペースメーカーにIPを割り当てて
    無線経由で、患者の体調が悪くなる前に
    医者へデータを転送し

    『これから体調が悪くなるでしょうから
    今すぐ病院へ来てくださいー!!』って
    電話で知らせてくれたりするサービスとかも
    技術的にはそんなに難しくないかも。

    近い将来実現できるレベルなんじゃないかなぁ。

    まぁ
    その前に道徳的な法律が壁になりそうな気もするけどね。。。。



    ユビキタスって言葉も
    元々は宗教的な言葉だし

    この
    グーグルは神になる。

    ってのも
    宗教じみた言葉だけど

    個人的にはロマンがあって
    ワクワクする。


    近い未来グーグルを始め
    ITな世界からは目が離せませんわなー。

  • この本はWEB進化論の後に読んだ。進化論の方では、グーグルの良さや偉大さについて多くかかれていたが、こちらでは、グーグルを筆頭として、インターネットの可能性について書かれており、またグーグルに対して批判的な視点からも書かれていた。
    今後のグーグルの破壊者としての可能性を知り、グーグルという企業が、ヤフーなどの企業と一線を画した企業であると感じた。

  • この本はグーグルについて光と影の両方の側面を冷静に分析している。

    インターネットにより、グローバル化が進み、世界中でコミュニケーションが取れるようになった。
    しかし、これは極端に言えば、インターネットを牛耳ることは、世界をコントロールする権力を手にするという事になるのである。

    その第一候補が、グーグルなのである。
    これまでのマイクロソフトなどの戦略とは大きく異なり、アドセンスという巨大な広告収入により、無償のサービスを提供している。

    この巨大な牙城は、MSとヤフーが手を組んだところでそう簡単には崩れそうに無い。パックス・グーグルの世界はしばらく続く事になるだろう。

  • 2006年出版なのでこの分野の本としては相当に古いことになるが結構楽しめた。グーグルが単なる無料検索サービスではないこと。そしてその収益性の秘密がよく分かる。特にパレートの法則(80:20の法則)の逆をいく、売れていない商品群をかき集めて売れるようにする「ロングテール戦略」が面白い。但、こういう本を読んでいると二人の創業者が根っからの利益追求型の経営者のように見えるが、グーグルの始まりは利益を度外視した若き天才二人の知的探求から始まったことを忘れてはいけない。これは一世代上のマイクロソフトも同じだと思う。

  • この本は知っている内容だからといって途中で読むのをやめないで最後まで必ず読んでほしい本です。構成としては1章から5章までで具体的に今現在にいたるまでのGoogleが簡単に書かれており、最後にこれらの特徴を支えているGoogleはもはや民間企業ではなく、公権力であり便利すぎるデータベース、監視社会でのツールとなる可能性や一端を示しています。正直はじめのほうは割と知っている内容も多かったですが、最後の章のような考え方はGoogleのメリットにしか今まで目が向いていなかった私にとっては新鮮でした。

  • グーグルの過去から未来を時系列や具体例によって説明している。グーグルと他の企業との関わりやグーグルの狙いを大まかに知ることができる。

  • グーグルの戦略とそのあまりにも大きな影響がよく分かる一冊。しかし、最後が若干陰謀論めいた非現実的な終わり方になっているのが残念。

  • Googleって一体なにが凄いの?にバシッと答えてくれる本。ビジネスに興味ある人は読んでて面白い。グローバル化とIT革命で世界が急速に変化していく中ではGoogleみたいな破壊者的な企業が成功していくと思うし、自分もまたそういう文化・スタイルをもった企業に入って虎視眈々と起業のイメージを膨らませたい。

  • 私たちはもうGoogle先生の手の中だ。

  • 会社の課題図書。
    Googleのビジネスモデルがよく分った一冊。
    確かにGoogleはDBビジネスだよね。
    そのGoogleがGoogle今日の司祭だというたとえ話は興味深く、また非常に恐ろしい状況なんだということも理解した。
    では自分はどうする?
    司祭を恐れて過ごすか、Googleを信じてついていくか?はたまた自分がこのモデルを凌駕するようなトレンドを造ることができるのか?
    新しいトレンドをうまく使って何かできないものだろうか?
    今がチャンス到来という気がしてきた。

全239件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

佐々木 俊尚(ささき としなお)
1961年生まれ、兵庫県出身。早稲田大学政治経済学部政治学科中退後、1988年毎日新聞社入社。記者として勤めたあと、1999年『月刊アスキー』の編集部デスクに転身。2003年退職後、主にIT分野やメディア業界に関わるフリージャーナリストとして活躍。大学非常勤講師なども担当している。
代表作として、2010年度大川出版賞を受賞した『電子書籍の衝撃 -本はいかに崩壊し、いかに復活するか?』、『キュレーションの時代』など。近年は『家めしこそ、最高のごちそうである。』といった自宅料理についての著作もある。

佐々木俊尚の作品

ツイートする