グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501) (文春新書 501)
- 文藝春秋 (2006年4月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166605019
作品紹介・あらすじ
既存のビジネスとそれを支えた価値観が次々と「破壊」されているのをご存じか?その担い手は検索エンジンの怪物・グーグル。強大な権力を手中に収め、神のごとく君臨する日も近い。
感想・レビュー・書評
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恥ずかしながらこの本でグーグルのビジネスモデルを知った。バナー広告ではなく、キーワード広告から収入を得ている。
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インターネットを利用した、情報化された社会。反面、何者かによって私たちが、支配されることを意味する。情報の共有⇔集合知という、反面で自分の情報も出すことになる。
近未来の視点が著者の考えと一致したので、大変興味を持った。出版から5年後のいま、多くが現実となっている。個人の販売情報が利用されるようになり、情報支配が始まる。
グーグルの発展の過程と巨大化していく現状、さらに将来はどこまで大きくなるのか?情報検索から始まったグーグル、他のサーチエンジンとの違いはアルゴリズム(現在では公表されている)にあった。情報のハブが変わり、経済も変わる。検索により、広告手法が効果を上げることになる。ロングテール現象を引き起こす、データ解析によって、小資本でも販売が維持できる⇔パレートの法則。さらに考えを進めれば、検索後(結果表示)を決めることにより、目的に誘導することもできる⇒アテンション。
ライフログという言葉はすでに出てきている。ノマド視点はまだない? -
Studygift問題で、そういえば彼の著書読んでたなーと思いだして登録。
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検索エンジンがアルゴリズムクラッカーによって役立たずにされたとき、グーグルはクラスタリングとページランクテクノロジーによって的確な検索結果を可能にした。同じ頃、キーワード広告が検索キーワードに重要な価値があると気づくことによって発表された。今では、グーグルは神。グーグルから排除されれば、インターネット社会の中で存在しないことと同一となってしまう。
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2006年刊行の本だから、
情報が古かったりする。
でも、この当時の著者の予想は
大方当たっているのではないか。
検証するつもりで読んだ。
「2020年米国大統領選挙」
では、ネットが世の中を大きく動かしたし。 -
情報化社会という言葉をもはや聞かなくなるくらい、情報が身の回りに溢れているのが当然になった現代社会。
その中心となる情報端末であるPCを支配するのはかつてはマイクロソフトだったが、21世紀に入って覇権は変わった…覇権を握ったのはマイクロソフトとは違うアプローチ法で参入したGoogleだ。
世界のあらゆる業界を平準化し、人々に情報を提供するGoogleは、希望の存在なのか?
または既存システムを破壊し、人々の情報を勝手に集積する悪魔の存在なのか?
Googleのこれまで、現在、そしてこれからを主軸に論じた新書。
Googleがインターネットを支配すると言われる時代、その良し悪しを一概に言うことはできないにしても
社会システムの重要なカギを握るGoogleを知るにはぴったりの一冊だと思う。 -
購入日、開始日、終了日失念。
まったく記憶に無いため、コメント記入には読み返しが必要。 -
googleとはなんぞやってのを語った本
目次
<blockquote>第1章 世界を震撼させた「破壊戦略」
第2章 小さな駐車場の「サーチエコノミー」
第3章 一本の針を探す「キーワード広告」
第4章 メッキ工場が見つけた「ロングテール」
第5章 最大の価値基準となる「アテンション」
第6章 ネット社会に出現した「巨大な権力」
</blockquote>
うぉぉ、googleすげぇぞ、なんだべさこれーって言われた頃の本。
今じゃデファクトスタンダードのようにみんなgmailを使ってるんで、それほど大騒ぎする話じゃないんですけどね。
googleが起こしたネットの進化を、駐車場のケースと、メッキ工場のケースで語っている。
もっとも、たったそれだけなので、それほど大事な本じゃない。
今ではネットの常識だから。
googleは検索に連動した広告を売っている会社だ。
さらにgmailなどのwebアプリケーションでアクセス数を増やすことで価値を上げてきた。
今はtwitterやfacebookなどが出てきてて、真っ向から対立している。
最後に語られている裏の顔、中国の検閲の問題なども大きい。
ただ、当時としてはよくまとまったレポートぐらいの価値はあるんじゃないだろうか。