危うし! 小学校英語 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2006年6月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784166605095

感想・レビュー・書評

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  • 昔はALTって少なかったんだ、そりゃ全国の学校にたいして121人は厳しい。しかも保険料等の負担もかかるってなると、数を増やすにも増やしづらい。いまはどうなんだろう?

    あと、留学は高校生にって書いてあったけど、確かに一つの選択肢としてあるけど、ハードルは高いと思う。だいいち、大学は専門分野を極めるから厳しいみたいなこと書いてあったけど、はたしてそんな志が高い人は多いのだろうか。

  • 小学校3年生の子がいます。英語塾に通う友達も多い中、親として子どもにいつから英語を学ばせればよいのか迷い手に取りました。
    母語が確立してから英語の勉強をする方が効率がよいという意見に同感です。
    英語が苦手な日本人、英会話重視の世論、学校英語のあり方、、、なるほどと思わされる内容でした。
    多くの親が一度読んでみてほしい。英語を学ぶ意義を冷静に見つめ直した方が良い。

  • 英語に関する多くの偏見を気持ち良く吹き飛ばしてくれます。肌感覚なんかじゃなく、データで語るとこがいい。ファクトフルネス。

  • 日本の学生のテスト結果がアジアの中で二番目にひどいと書いてあったから、勉強頑張ろうと思った。

  • 小学校での英語教育の是非を論じたもの。著者は、少なくても今のあり方には反対の立場。導入には産業界からの要請と、親の英語コンプレックスが文部科学省の思惑と一致(あるいは後押し)したと分析する。ATL(英語アシスタント)の実態も紹介しているが、あれでは税金の無駄使いだ。TOEICが日本だけのものというのも初めて知った。私も、小学校での英語教育は無駄どころか、マイナスの方が多いと思っているし、筆者の主張―中学校の英語教育の抜本的改革―に全面的に賛成だ。

  • 勉強になりました。

  •  2006年3月、中央教育審議会が「小学校英語」の必修化を提言。
     「英語は早いうちから身に付けないと、上達しない」
     英語の授業の導入に合わせ、混乱する現場、期待と不安の混じる保護者。しかし、ちょっと待って!同時通訳者を経て、大学で英語教育に携わる著者からの「小学校英語」必修化への提言。

     小学校の英語の授業(正確には「外国語活動」)は、すでに昨年度よりスタートしましたが、「ニュースで英会話」でおなじみの鳥飼先生の「ご意見」が知りたくて読んでみました。
     ・親の期待と授業の実際
     ・ALTの資質の問題
     ・外国語活動が始まってからの子どもの変化
     なるほどと感じることが多かったです。

  • 小学校での英語教育義務化に反対します。

    自分も反対派なので、勉強するためによみました。

    よくまとまっているし、説得力もそれなりにあるんじゃないかと。

  • 迷走する日本英語教育には、企業志向が大きな影響を及ぼしていた。
    いたずらに現場を混乱せしめ、都合のいいデータを鵜呑みにし、企業や世論が教育現場に恣意的な圧力をかけた結果が今の現状だという事態に、憤りながらも決して他人事ではないという実感が沸く。
    表に出にくいデータや、体験談経験談を羅列し、現代の英語教育の誤認を指摘する著者の鳥飼氏の説得力ある言説に読者は目を洗われる思いを感じるはず。

  • 小学校英語反対派の鳥飼玖美子さんの著書.

    新書なので読みやすく,小学校英語導入の危険性がまとめられている.

    根拠としてでてくる考え方は英語教育や言語学の中ではメジャーなので,自分としては特に目新しいことというのは無かったが,「うんうん.そうだよな.」と思いながら読んだ.

    「英語は小さい頃からやらせた方が身に付く」という勘違いをしている親や大人に読んでほしい本.

  • 「中高の英語の授業が文法中心で面白くなかった」という話を聞く度に、どうして私は楽しくてしょうがなかったんだろうといつも思う・・・以前知り合いに話したら 「あんたは変わってるから」と言われたっけ。

  • なんか…あ、英語勉強しなきゃなって思わされた。別にそういう内容なのではないと思うのだけど…。

    タイトル通り、この筆者は小学校での英語教育の必修化・教科化には反対の立場。
    小学校で必修化される「外国語活動」について考えられる不安を述べてます。
    なるほどな、と思う部分はある。
    だけど、もし賛成の側に立って考えてみたら反論の余地はありそうだなとも読んでいて思った。

    私個人としては小学生のうちから英語を必修化することに不安を抱いている方なので、うんうんと頷きながら読みましたけどね。
    小学校で英語が教科化されたら大変だろうなと思います。
    小学生のうちから英語への苦手意識が根付いちゃったら引っこ抜くのは大変だと思いますよ~。

    「小学生」に適切に「英語」を教えられる人材もまだほとんどいないでしょうしね。まだ条件整ってないと思うのですけど。どうなんでしょうか。

    私自身小6から塾で中1程度の英語を勉強した身ですけど、今全然英語できませんしねー。他のみんなより1年多く英語に触れてるけど、中1の頃くらいはやっぱり他人よりも出来ましたが、結局みんなに追いつかれ、今じゃ敵いませんから(笑)
    語学上達の道は、早く英語に触れていたか、学び始めていたかどうかじゃなくて、意欲を持って取り組めるかどうかだと思いますよ、個人的には。

  • この本では、小学校での英語の必修化に対する議論の少なさ、メディアで言われている情報の根拠のなさを指摘し、その問題点とあるべき日本の英語教育について書いてあります。
    確かに「小学校で英語を教える」と聞いても、良いかどうかはわからないけど悪いことではないのかもしれないと思いがちです。
    だけど、その良いか悪いかわからないことに貴重な時間をさき、教員に負担をあたえ、更にはその方針の転換によって子供の英語能力が悪化しているとしたら、それは間違っているのではないのか、そんなことをこまかくわかりやすく書いてあり、思わず「なるほど~」とうなずいてしまった。問題はそれだけじゃなくて、けっこう深刻な問題もはらんでいて「大丈夫か、日本の教育」って不安にかられますが、詳しくは本書で読んでください。
    私も英語コンプレックスの塊で「私が英語苦手なのは社会人になってから真剣に勉強したから」と言い訳っぽく思ってましたが、それは単なる勉強不足者の言い訳だということは福沢諭吉さんなどの偉人達を見たらわかることです。要は言い訳せずにちゃんと誠実に勉強しなさいってことなんだね。

  • [ 内容 ]
    小学校での英語必修が目前に。
    同時通訳者として本物の英語力を知るからこそ、あえて問う。
    「お父さんお母さん、それでも我が子に早くから習わせたいですか?」

    [ 目次 ]
    第1章 「早ければ早いほど」幻想を打ち砕く!
    第2章 「親の過剰な期待」が英語必修化への道を開いた
    第3章 誰が英語を教えるのか
    第4章 日本の英語教育はどうあるべきか
    おわりに 子どもの「芽」を摘まないで

    [ POP ]


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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 母国語がある程度身についた段階で英語を勉強し始める重要性を詳細に解説しており,非常に共感が持てる.私自身英語はかなりできるが,日頃の努力の賜物だと感じている.NHKの英語講座を25年継続中.先日のセンター試験に挑戦.読解で189点,リスニングでは40点.満点を狙っているのだが..

  • 小学校英語の必修化が報道され、賛否両論が議論される中、文部科学省がどのような施策を提言し、どのような英語教育が実行されているか、また世論の動向がどうなっているのかを、新聞や雑誌の記事やデータを豊富に紹介し、小学校から大学までの英語教育がどうあるべきか、著者自身の構想について述べている。
     未だに文法重視の英語教育批判をし、「英語が使える日本人」と言って騒いでいる人たちには、上記の斎藤先生の本と併せて、いかにその認識が軽薄なものかを知るためにもぜひ読む必要があるだろう。そのほか、ALTの現状などを知れたのが良かった。小学校英語をめぐる議論をその経緯と合わせて手っ取り早く知るのにはとても役立つ

  • あたしも筆者と同じ意見。

  • 小学校段階からの英語教育必修化についての懸念が書かれている。根拠や論理にとても優れていて、説得力がある。問題点を棚上げにして、机上の空論を正当化するのがいかに危険であるかを感じます。なんとなく「小学校から英語したほうがいいんじゃない?」とぼやいている人、とりわけ保護者、は必見でしょう。

  • 小学校英語必修化って国民の英語力を上げる効果があるんだろうか?といぶかしんできたけれど、この本を読んで、著しい逆効果が上がることがよくわかりました。

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著者プロフィール

立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授(研究科委員長2002-2005、2008-2010)を経て立教大学特任教授、立教・異文化コミュニケーション学会(RICS)会長(2009-2011)。著書『通訳者と戦後日米外交』(みすず書房2007)(単著)Voices of the Invisible Presence: Diplomatic Interpreters in Post-World War II Japan(John Benjamins, 2009)(単著)『通訳者たちの見た戦後史――月面着陸から大学入試まで』(新潮社2021)(単著)。

「2021年 『異文化コミュニケーション学への招待【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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