臆病者のための株入門 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
3.72
  • (157)
  • (254)
  • (274)
  • (32)
  • (6)
本棚登録 : 1892
レビュー : 234
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605149

作品紹介・あらすじ

ふつうの人でも、あらゆる株必勝法のインチキを見破り、カモられずにお金を増やせる方法がある!株をやらないつもりの人でも思わずやりたくなる、クールで知的な株入門。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • デイトレ、長期優良株投資、インデックス投資についてバランス良く意見が述べられている。

    この通りにするのがリスクとリターンを考えたときに効率的ということはよくわかる。

    ただ最後のあとがきで著者も書いてる通り、じゃあ自分がそうしているかと言うとしていないらしい。それは人には正しくないことをする自由があるからだ、と。

    まさにこれだなー、と思った。

    正しいことは頭ではわかってる。
    でもいろんな誘惑や情報に踊らされて極端な投資をしてしまう。その度にこの基本に立ち返ってやっぱり王道が一番と思う。でまてしばらくしたら余計なことに手を出したくなる…この繰り返し。

    この本は手元に置いておいて定期的に読み直そうと思った。

  • どこまでも合理的で正しい投資手法が書かれていて大変勉強になった。

    読み終わってほぼ全員が思うこと。

    「私自身はこのような「合理的な投資法」は実践していない。ひとには、正しくないことをする自由もあるからだ」

    お前はやっておらんのかい!

    教えてくれて感謝。

  • 竹田和兵さんという存在をこの本で初めてしりました。

  • 投資はゼロサムゲーム。
    勝つ人の裏には負ける人がいる。個人投資家は、多くが負ける。
    手数料を稼ぐ証券会社は、必ず得をする。
    手数料安く、長期で運用するように。

  • 株投資はインデックス投資をせよ。この一文に要約できてしまうというある意味恐ろしい新書。
    知識をえるという意味では有用。個別株の投資方を勉強したいひとはさようなら。
    ターゲットを選びます。

  • 後に小説家となられる著者だけあって小説を読むように楽しめましたかね…ただ、時々株のこと何も知らない身にとってはわけわからん用語が出てくるのが困りましたが…それ以外は割かし読みやすかったかと思います…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    これ一冊では何とも心許ないところですけれどもアレですね、株の世界って儲けている人・損している人両者で成り立っているんだなー…というのが何となく想像できましたかね。得する人の陰で多くの人が涙を飲んでいる…

    ↑そんな光景が垣間見えた本でした。おしまい…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 少し古いけど,まさに初心者向け。

    銀行の変なパッケージ商品は買うな,世界市場ポートフォリオへぶち込め,ということ。

    なお,2012年末時点の日本の株式時価総額の世界に対する割合は,6.6%らしい。
    http://www.world401.com/data_yougo/jikasougaku_world.html
    そうすると,国内株式6.6%,海外株式93.4%で配分するのが最適ということなのかな。
    2013年はここか。
    http://www.globalnote.jp/post-3751.html

    投資方法としては,①トレーディング,②個別株長期投資,③インデックス投資に分けて説明する。

  • ・ギャンブルがうさんくさくない理由=わたしたちの人生がうさんくさくない理由
    だれも未来を知ることはできない。そんな不確実な世界のなかで、わたしたちはみんなすこしでも成功の可能性が高い道を選ぼうと努力している。生きるということが、そもそも偶然の積み重ねなのだ。
    ギャンブルがうさんくさく見えるのは、イカサマがからんで、おうおうにして一部のひとだけが得をするようになっているから
    ・資本主義は差異(価格の歪み)から利潤を生み出す原理
    ・P170 リテラシーがない=⑴議論の前提となる知識の欠如 ⑵知識の欠如に無自覚
    金融リテラシー=「おいしい話」の背後に潜む罠を、常識と合理的な推論で読み解く技術(べつに高度な知識・特別な情報は要らない)
    ・P196 どれほど戦術的に正しくても、その前提となる戦略が間違っていれば、最初から勝負に負けているのだ
    ・P200 人生の前半では人的資本が、後半では金融資産の運用能力が大きな影響を持つようになる
    ・P202 経済成長率の高い新興諸国への投資…理屈(ファイナンス理論によれば、株価は長期的に経済成長率に収斂する)としては正しいが、新興国の市場規模は大きくないので、みなが同じこと考えると投資資金が殺到し、すぐにバブルがはじけてしまう
    ・P221 S&P500インデックスに連動するスパイダーズ(SPY)と、米国以外の主要マーケットのインデックスであるEAFE(EFA)を50:50で組み合わせる

  • 「株式とは何?」と言われても、ぼんやりとイメージがありながら答えれない人は多いと思います。また「株について教えて」と問われると、大概は言葉の定義、ファンド、金融商品やテクニカル指標の説明から始まると思います。

    本書はそれらの知識やテクニックなどを学ぶ前段階で知っておきたい、「株の本質」について鋭く書かれている1冊です。

    株式の世界とはどういうものなのか。巷で言われている「必勝法」とはどういうものなのか。
    今から市場に乗り出そうと考えている人にとっては、ありふれているインチキに騙されず、カモにされないようにする心得を学ぶことができます。

    また、序盤では数年で数万から数億稼いだ人の実情や、Livedoorと共に一躍有名になったホリエモンがこの市場でおこなったこと、世間にいるデイトレーダーと言われている人々のライフスタイルについて紹介されており、これらの人たちを冷静に分析することで、新しく見えることが非常に多いことを実感できるようになります。

    そして後半では、金融商品と言われているものは実際どのようにして儲けを出しているものなのか解説していますが、ここで説明されていることは条件反射で「これは儲かる気がする!」と考え投資してしまう人には必読の内容です。

    株式セミナーや、株雑誌、株式投資入門書などを読む前に一度手にとって欲しい1冊と言えます。


    【私的読書メモ】
    ・株式投資はギャンブルである
    ・株式投資はすべてのギャンブルのなかでももっとも有利なもの
    ・お金の価値は未来になるほど小さくなっていく
    ・銀行預金は債権の一種
    ・株式投資は1株の利益を予想するゲーム
    ・投資の王道は財務分析を学び、起業の財務諸表を読み格安だと確信できるタイミングを待つこと
    ・経済学的に正しい投資法はインデックスファンド
    ・「プロの投資家」と言われている人は殆どインデックス以下の成果
    ・本当に大事なことは金融機関は教えてくれない
    ・確実に儲かる方法はないが、確実に損をする方法はいくらでもある

  • 普通の株入門書とは違い、エンターテイメント作品としても楽しめた。特に7章の「金融リテラシーが不自由な人たち」は目からウロコ。難しい用語もほとんど出てこないので、株投資をするしないに関わらずオススメできる。

全234件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ベストセラーに。著書に『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』 (以上ダイヤモンド社)など多数。『言ってはいけない ~残酷すぎる真実』(新潮新書)が50万部超のベストセラーに。

「2019年 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

臆病者のための株入門 (文春新書)のその他の作品

橘玲の作品

臆病者のための株入門 (文春新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする